2012年6月24日~6月30日入荷分
■ 今週のおすすめ ■
♪ 絵本 ♪ 7点
『あかべこのおはなし』こぐま社
『ふたごのしろくま くるくるぱっちんのまき』講談社
『れいぞうこにマンモス』光村教育図書
『でるでるでるぞ』佼成出版
『おーなみこなみざぶん!』佼成出版
『リスと青い星からのおきゃくさん』コンセル
『大渦巻』架空社
♪ フィクション ♪ 11点
『ラモーナは豆台風』学習研究社
『オバケの長七郎』福音館書店
『グッバイマイフレンド』講談社
『トム・ソーヤーの冒険』新潮社
『真夜中の動物園』主婦の友社
『魔性の子 十二国記』新潮社
『月の影影の海(上) 十二国記』新潮社
『月の影影の海(下) 十二国記』新潮社
『ハリー・ポッターと賢者の石1-1』静山社
『ハリー・ポッターと賢者の石1‐2』静山社
『こころ 三十一番目の生徒』角川書店
♪ ノンフィクション ♪ 8点
『うみのかくれんぼ』ひさかたチャイルド
『世界の危険生物』学習研究社
『夏をあそぼう』新日本出版社
『夜の海の生きものたち』新日本出版社
『絵図解 動く地球のなぞ(天空のふしぎ)』絵本塾出版
『ヒマラヤを越える子供たち』小学館
『タマゾン川 多摩川でいのちを考える』旬報社
『悪のしくみ』あすなろ書房
♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 1点
『たべちゃうぞ』リーブル
■ 今週のおすすめ ■
♪♪ 絵本 ♪♪
=幼児以上=
『あかべこのおはなし』 わだ よしおみ(文)わかやま けん
(絵) こぐま社 2000 円 12/07発行
→会津の民芸店であかべこが、赤い山を見つめます。それは紅葉し
た磐梯山でした。あかべこは、磐梯山へ行きたくなり、猫の背中
に乗ります…。80年刊の復刊。
『ふたごのしろくま くるくるぱっちんのまき』 あべ 弘士(文・
絵) 講談社 1200 円 12/06発行(講談社の創作絵本)
→母さんグマはアザラシを捕まえるため氷の上でじっとしています
。たいくつな双子のシロクマは散歩に出かけます…。
『れいぞうこにマンモス』 ミカエル・エスコフィエ(文)マチュー
・モデ(絵)ふしみ みさを(訳) 光村教育図書 1300 円
12/06発行
→冷蔵庫を開けたらマンモスがいた。消防車も来て大さわぎ。木の
上に登ったきりのマンモスの所に、夜中にこっそり男の子がやっ
てきて…。
『でるでるでるぞ』 高谷 まちこ(文・絵) 佼成出版 1300 円
12/06発行(クローバーえほんシリーズ)
→おじいさんとおばあさんとネコのまつが住んでいる古い屋敷。
実は夜になると化け物屋敷になる。ところがある夜、三人の泥棒
が忍び込み…。
『おーなみこなみざぶん!』 長野 ヒデ子(文)西村 繁男(絵)
佼成出版 1300 円 12/06発行(ヒデ子さんのうたあそび♪えほん)
→おーなみこなみ かーぜがふいたらまわりましょ…長野ヒデ子
のうた遊び絵本。
=小学校低学年以上=
『リスと青い星からのおきゃくさん』 ゼバスティアン・メッシェン
モーザー(文・絵)松永 美穂(訳) コンセル 1800 円
12/06発行
→ある朝クマが目をさますと、頭の上に見たこともない青い生き物
(鳥)がいました。どこまでもクマの後をついてくる鳥。クマは
宇宙から誘拐に来たに違いないと思い込み…。
=小学校中学年以上=
『大渦巻』 堀越 千秋(文・絵) 架空社 1700 円 12/06発行
→エドガー・アラン・ポーにひとりの漁師が語る大渦巻きの恐ろし
くも、美しい体験。同名の短編を絵本にしたもの。
原作:E・A・ポー
♪♪ フィクション ♪♪
=小学校中学年以上=
『ラモーナは豆台風』 ベバリイ・クリアリー(文)ルイス・ダーリ
ング(絵)松岡 享子(訳) 学習研究社 1300 円 12/07発行
(ゆかいなヘンリーくんシリーズ)
→待ちに待った幼稚園に通うことになったラモーナ。自由奔放のラ
モーナでしたが、初日から思い通りにならないことを痛感します
…。70年刊の新装版。久々のシリーズ新装版の登場です。
『オバケの長七郎』 ななもり さちこ(文)きむら なおよ(絵)
福音館書店 1400 円 12/06発行(福音館創作童話シリーズ)
→やなぎした商店街にある古道具屋、「へなもんや」のおやじ源ジ
イは、ある夏の夜、お寺でオバケを拾いました。「長七郎」と名
乗ったそのオバケは、源ジイと暮すことになりました…。
=小学校高学年以上=
『グッバイマイフレンド』 福田 隆浩(文) 講談社 1300 円
12/06発行
→海の事故で突然亡くなってしまったクラスメートのタクヤ。タク
ヤの死をそれぞれに受け止める子どもたちの姿を描く。
=中学以上=
『トム・ソーヤーの冒険』 マーク・トウェイン(文)柴田 元幸
(訳) 新潮社 590 円 12/07発行(新潮文庫)
『真夜中の動物園』 ソーニャ・ハートネット(文)野沢 佳織
(訳) 主婦の友社 1500 円 12/07発行
→父母を失った兄弟がたどり着いたのは、廃墟となった動物園だっ
た…。12年カーネギー賞候補作。
『魔性の子 十二国記』 小野 不由美(文)山田 章博(絵)
新潮社 670 円 12/07発行(新潮文庫)
→解説:菊地秀行。91年刊の新装版。
『月の影影の海(上) 十二国記』 小野 不由美(文)山田 章博
(絵) 新潮社 520 円 12/07発行(新潮文庫)
→92年講談社刊の新装版。
『月の影影の海(下) 十二国記』 小野 不由美(文)山田
章博(絵) 新潮社 520 円 12/07発行(新潮文庫)
→解説:北上次郎。92年講談社刊の新装版。
『ハリー・ポッターと賢者の石1-1』 J・K・ローリング(文)松岡
佑子(訳) 静山社 580 円 12/07発行(静山社文庫)
→03年刊携帯版を2分冊にしたもの。
『ハリー・ポッターと賢者の石1‐2』 J・K・ローロング(文)松岡
佑子(訳) 静山社 580 円 12/07発行(静山社文庫)
→03年刊携帯版を2分冊にしたもの。
『こころ 三十一番目の生徒』 七瀬 晶(文) 角川書店
1600 円 12/06発行(銀のさじ)
→母校の高校に教師として赴任した双葉絆。緊張の日々を過ごし
ていたが、ある日仰天する。他のクラスにいたはずの生徒が自分
のクラスにいたのだった…。
♪♪ ノンフィクション ♪♪
=幼児以上=
『うみのかくれんぼ』 サンシャイン水族館監修(文)
ひさかたチャイルド 1200 円 12/06発行(しぜんにタッチ!)
→さかなが1ぴきかくれているよ。どこかな? どこかな? 写真
の中から、海の生き物を見つける絵さがし写真絵本。
=小学校低学年以上=
『世界の危険生物』 今泉 忠明監修(文) 学習研究社 2000 円
12/07発行(ニューワイド学研の図鑑)
→哺乳類、鳥類、両生類、爬虫類、魚類、水の生き物、昆虫、節足
動物、植物、キノコの分類ごとに、危険生物を500種以上紹介。
監修:大場達之、岡島秀治、武田正倫
『夏をあそぼう』 海野 和男(文)海野 和男(写真)
新日本出版社 2200 円 12/06発行
(海野和男のみぢかなしぜんのふしぎ)
→夏に咲く花、夏の雨、樹液に来る虫、ナミアゲハの一生、アリや
ダンゴムシの観察など夏の自然の観察を美しい写真で紹介。後半
にデジカメで水の動きを撮影する方法も掲載。
=小学校中学年以上=
『夜の海の生きものたち』 中村 征夫(文)中村 征夫(写真)
新日本出版社 2500 円 12/06発行
(さかなクンと中村征夫の海のおさかな大百科6)
→夜の海の様子を昼行性、夜行性に分けて写真で紹介。
共著:さかなクン
『絵図解 動く地球のなぞ(天空のふしぎ)』 田中 幸(文)角
愼作(絵) 絵本塾出版 1800 円 12/06発行
(科学の絵図解シリーズ)
→「空はどうして青いの?」「なぜ遠くの山は緑色にみえないの
?」「太陽はどうして昇ってくるの?」空を見上げて子どもたち
が感じる素朴な疑問を絵と写真を使い、わかりやすく解説。
=中学以上=
『ヒマラヤを越える子供たち』 マリア・ブルーメンクローン(文)
堀込-ゲッテ 由子(訳) 小学館 1900 円 12/06発行
→中国政府の圧制に耐えかねて、ヒマラヤを越えインドに亡命する
子どもたち。ドキュメンタリー映画「ヒマラヤを越える子供たち
」の製作者が自ら、ヒマラヤを越えた子どもたちの姿を綴る。
『タマゾン川 多摩川でいのちを考える』 山崎 充哲(文)
旬報社 1500 円 12/07発行
→人口が密集する東京、神奈川を流れる多摩川。この流域で59年に
生まれ、育った著者が“多摩川”の過去・現在・未来を語る。主
に外来種にまつわる問題についての考察。カラー口絵あり。
『悪のしくみ』 松田 哲夫編(文) あすなろ書房 1800 円
12/07発行(中学生までに読んでおきたい哲学2)
→「悪とは何か?」を考える作品を集めたアンソロジー。井上ひさ
し、遠藤周作、中野好夫、星新一、江戸川乱歩らの作品18編を収
録。
♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪
=幼児以上=
『たべちゃうぞ』 山中 利子(文)早川 純子(絵) リーブル
1200 円 12/05発行
→「たべちゃうぞ」「あんぱん」「ぶどう」など、「食べる」をテ
ーマにした詩を集めた詩集絵本。
■ 今週の一冊 ■
今週は…まずようやく刊行されました『ラモーナは豆台風』です。
ヘンリーくんの友だち、ビーザスの妹として登場したラモーナの初
主役(!)本です。はねっかえりな元気100%の女の子、ラモーナの
気持ちがよ~く伝わってきます。
自分の小さかった頃を思い出すんじゃないかなぁ、と思います。
もう1冊。『タマゾン川 多摩川でいのちを考える』を。
浅川、多摩川流域で暮らし、育った私にはとても身近に感じる1冊
でした。タイトルを見たときには、正直少しふざけた内容? とも
思いましたが、いやはや…極めて真っ当です!
外来魚の問題も、ここまで深刻とは思わなかった…。
生きものを飼うことには責任が伴う、ということがまっすぐに伝わ
ってきます。考えさせられることの多い1冊でした。(す)