2012年6月17日~6月23日入荷分
■ 今週のおすすめ ■
♪ 絵本 ♪ 14点
『おひげ おひげ』鈴木出版
『どうぶつしょうぼうたいだいかつやく』岩崎書店
『ぽっつん とととはあめのおと』PHP研究所
『おしえておしえて』講談社
『ハナビドーン』童心社
『ツリーハウス』西村書店ー新潟ー
『パンやのコナコナ』ブロンズ新社
『しげるのかあちゃん』岩崎書店
『105にんのすてきなしごと』あすなろ書房
『水の話』地方小出版流通センタ
『ぼくはここで、大きくなった』西村書店ー新潟ー
『ぼくのこえがきこえますか』童心社
『よしこがもえた』新日本出版社
『ロスト・シング』河出書房新社
♪ フィクション ♪ 12点
『ごんぎつね』岩崎書店
『ねこの手かします たこやきやのまき』文研出版
『お父さんのVサイン』小峰書店
『キリンちゃん』学習研究社
『ニルスが出会った物語2 風の魔女カイサ』福音館書店
『八月の光』偕成社
『りっぱな兵士になりたかった男の話』講談社
『まぼろしの薬売り』あかね書房
『川の光 外伝』中央公論新社
『歌え! 多摩川高校合唱部』河出書房新社
『シャインロード』講談社
『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』集英社
♪ ノンフィクション ♪ 18点
『じゅえきレストラン』ポプラ社
『大接近! 妖怪図鑑』あかね書房
『かがくあそび』フレーベル館
『クジラ・イルカのなぞ99』偕成社
『星と星座』小学館
『365日出会う大自然 海の生き物』誠文堂新光社
『朝鮮半島の歴史 古代から朝鮮王朝まで 入門編』いかだ社
『五輪記録のひかりとかげ』ベースボールマガジン社
『グローバリゼーションの中の江戸』岩波書店
『日本人は植物をどう利用してきたか』岩波書店
『恐竜時代1 起源から巨大化へ』岩波書店
『星のかけらを採りにいく』岩波書店
『しあわせに働ける社会へ』岩波書店
『鳥の足型・足跡ハンドブック 原寸大』文一総合出版
『野山の樹木』山と渓谷社
『リスベート・ツヴェルガーの世界』BL出版
『ワンチュク国王から教わったこと』PHP研究所
『古代エジプト三千年史』新人物往来社
♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 2点
『しっぽとおっぽ』岩崎書店
『萩原朔太郎・室生犀星』あすなろ書房
■ 今週のおすすめ ■
♪♪ 絵本 ♪♪
=幼児以上=
『おひげ おひげ』 内田 麟太郎(文)西村 敏雄(絵)
鈴木出版 1200 円 12/06発行(チューリップえほんシリーズ)
→ねこにもひげがありました。おじいさんにもひげがありました。
ぼくも欲しいなあと言ったら、ゆうくんにもひげがはえてきて
…。
『どうぶつしょうぼうたいだいかつやく』 シャロン・レンタ(文・
絵)まえざわ あきえ(訳) 岩崎書店 1200 円 12/06発行
→ぼくは、ツノメドリ。動物消防隊の隊長だ。今日からヘラジカく
んが新しく入隊。早速道具の使い方を練習だ…。
『ぽっつん とととはあめのおと』 戸田 和代(文)おかだ
ちあき(絵) PHP研究所 1200 円 12/07発行
(PHPにこにこえほん)
→ぽっつんととと雨ばかり。あーちゃんが遊びにいけずにいると、
カエルが誘いに来ました。ねこのミーミやおもちゃたちも一緒に
出かけます…。
『おしえておしえて』 マーカス・フィスター(文・絵)谷川
俊太郎(訳) 講談社 1500 円 12/06発行(講談社の翻訳絵本)
→おしえてなにがいのちをそだてるの、なにがおがっをうみへつな
ぐの?…『にじいろのさかな』の作家による絵本。
『ハナビドーン』 カズコ・G・ストーン(文・絵) 童心社
950 円 12/06発行(とことこえほん)
→暗い夜空にシュー…。何かな? パンッ、ドーン。花火…。
『ツリーハウス』 ロナルド・トルマン(絵) 西村書店ー新潟ー
1600 円 12/06発行
→ツリーハウスに住み着いたシロクマ。やがて別のクマがやってき
て一緒に住み始める…。字のない絵本。共著:マライヤ・トルマ
ン/文字なし絵本
『パンやのコナコナ』 どい かや(文)にき まゆ(絵)
ブロンズ新社 1300 円 12/06発行
→パン屋のコナコナとコネコネ奥さんが作るパンは動物たちにも大
評判。だって、コナコナさんは、小麦からパンを作るのです…。
『しげるのかあちゃん』 城ノ内 まつ子(文)大畑 いくの(絵)
岩崎書店 1300 円 12/07発行(えほんのぼうけん)
→しげるのかあちゃん、茶髪にストパー、台風が来てもインパクト
ドライバーであっという間に犬小屋も直しちゃう。2トントラッ
クでしげるのお迎え。しげるのかあちゃん、かっこいい。
=小学校低学年以上=
『105にんのすてきなしごと』 カーラ・カスキン(文)マーク・
シーモント(絵)なかがわ ちひろ(訳) あすなろ書房 1300 円
12/06発行
→金曜の夕方、105人の人たちが仕事に出かける用意をします。向
かった先は音楽ホール。それぞれの楽器を手に舞台の席に…。
85年ジーシープレス刊『オーケストラの105人』の新訳復刊。
『水の話』 近藤 等則(文)黒田 征太郎(絵) 地方小出版流通
センタ 1300 円 12/07発行
→宇宙から見ると、地球は青く光っています。それは地球が水にお
おわれた命の惑星だからです…。『火の話』続編。
発行:石風社
『ぼくはここで、大きくなった』 アンヌ・クロザ(文)こだま
しおり(訳) 西村書店ー新潟ー 1300 円 12/06発行
→ぼくはここで大きくなった。秋になると落ち葉がぼくを包み、
冬は眠り、春がきて目がさめた。そしてぼくはぐんぐん伸びて…。
=小学校中学年以上=
『ぼくのこえがきこえますか』 田島 征三(文・絵) 童心社
1650 円 12/06発行(日・中・韓平和絵本)
→ぼくたちの姿はもう誰にも見えないけれど、あなたに伝えたい。
人が人を殺す戦争のこと、あなたと同じように生きていたぼくた
ちのこと…。日中韓の絵本作家による平和絵本。
『よしこがもえた』 たかとう匡子(文)たじま ゆきひこ(絵)
新日本出版社 1400 円 12/06発行
→妹のよしこは3歳、私は小学1年生。1945年7月3日の夜、空襲警報
が鳴り響き、わたしはよしこと手をつないで逃げた…。
=小学校高学年以上=
『ロスト・シング』 ショーン・タン(文・絵)岸本 佐知子(訳)
河出書房新社 1600 円 12/06発行
→ある夏の日、ぼくは海辺に行ったんだ。その時、あいつを見つけ
た。赤くて図体が大きい生き物。あいつは迷子だった…。
♪♪ フィクション ♪♪
=小学校低学年以上=
『ごんぎつね』 新美 南吉(文)南 伸坊(絵) 岩崎書店
1000 円 12/06発行(1年生からよめる日本の名作どうわ)
→新美南吉の『ごんぎつね』。旧かなづかいは新かなづかいに、
また低学年向きに漢字よりもひらがなを多くして編集。難しい言
葉には、下の欄に脚注付き。編:宮川健郎
『ねこの手かします たこやきやのまき』 内田 麟太郎(文)
川端 理絵(絵) 文研出版 1200 円 12/06発行
(わくわくえどうわ)
→夏祭り。カオリさんのたこやき屋さんも、忙しくなりそうです。
カオリさんの代わりにタカシが助っ人を探していると、「ねこの
手かします」と書かれたチラシを握らされていました。
『お父さんのVサイン』 そうま こうへい(文)福田 岩緒(絵)
小峰書店 1100 円 12/06発行(おはなしだいすき)
→あいのお父さん体重は96キロもあります。走るのは苦手だけど、
運動会のリレーにでることになりました。特訓のはじまりです
…。
=小学校中学年以上=
『キリンちゃん』 花形 みつる(文)久本 直子(絵)
学習研究社 1300 円 12/06発行(ジュニア文学館)
→ボクがおじいちゃんの古い本を虫干ししていたら、本の上に毛糸
玉みたいな、黄色いヘンなものを見つけた。おじいちゃんは「麒
麟」だというのだけれど…?
『ニルスが出会った物語2 風の魔女カイサ』 セルマ・ラーゲルレ
ーヴ原作(文)平澤 朋子(絵)菱木 晃子(訳) 福音館書店
1400 円 12/06発行(世界傑作童話シリーズ)
→家畜の大市が開かれる前日ひどい雨が降り、動物たちは雨をよけ
るものもなく繋がれていました。ニルスのもとへ一頭の年老いた
馬が助けを求めにやってきて…。
=小学校高学年以上=
『八月の光』 朽木 祥(文) 偕成社 1000 円 12/07発行
→広島に原爆が落ちた朝を舞台にした短編3作。「物語のなかの少
年少女たちは過去の亡霊ではない。未来のあなたでもあり、私で
もある。」とは著者あとがきの言葉。しっかりと受けとめたい。
『りっぱな兵士になりたかった男の話』 グイード・スガルドリ
(文)シゲタ サヤカ(絵)杉本 あり(訳) 講談社 1300 円
12/06発行
→上官の命令で風車小屋の監視を命じられた兵士ガスパール。何が
起こっても、命令を守り続けるガスパールと奇妙な老人のユーモ
ラスなやりとりを通して、戦争の愚かさを伝える作品。
『まぼろしの薬売り』 楠 章子(文)トミイ マサコ(絵)
あかね書房 1300 円 12/06発行
→明治のはじめ、薬売りの時雨とお供の元気な男の子・小雨は旅を
続けていた。訪れた土地で出会った不思議な出来事。
=中学以上=
『川の光 外伝』 松浦 寿輝(文) 中央公論新社 1500 円
12/06発行
→川のほとりに住む、猫や犬、ねずみたちを主人公にした7つの物
語が収められた短編集。2007年出版の『川の光』に出てくる動
物たちも登場する。
『歌え! 多摩川高校合唱部』 本田 有明(文) 河出書房新社
1500 円 12/06発行
→先輩が作曲した課題曲を全国大会で歌うために奮闘する多摩川合
唱部員の姿を描く。実話をベースに作られた作品。
『シャインロード』 升井 純子(文) 講談社 1400 円
12/06発行
→北海道の高校に通う平凡な女子高生三冬(みふゆ)。母子家庭の
母の負担を減らすべく、就活に臨むがことごとく不採用。そんな
ある日、小さな印刷屋のアルバイトを始めるが…。
『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』 マーギー・プロイス
(文)金原 瑞人(訳) 集英社 1800 円 12/06発行
→土佐の14歳の万次郎は嵐に遭い、仲間と共に漂流する。そして米
国の捕鯨船に助けられ航海をし、米国に渡った…。意外と知られ
ていない万次郎の少年期に光を当てた壮大で力強い物語。
11年ニューベリー賞オナーブック。
♪♪ ノンフィクション ♪♪
=幼児以上=
『じゅえきレストラン』 新開 孝(文)新開 孝(写真)ポプラ社
1200 円 12/06発行(ふしぎいっぱい写真絵本)
→ミヤマクワガタがやってきたのは、クヌギの木の樹液レストラ
ン。次々虫たちがやってきて…。樹液の集まる虫たちを写真に収
めた写真絵本。
=小学校低学年以上=
『大接近! 妖怪図鑑』 軽部 武宏(文・絵) あかね書房
1500 円 12/06発行
→様々な妖怪を見開き2ページ、4ページの大きな絵で紹介。各妖怪
の大きさと出現場所、特徴も掲載。
『かがくあそび』 高柳 雄一監修(文) フレーベル館 1900 円
12/06発行(フレーベル館の図鑑ナチュラ)
→光、水、空気、目と耳、磁石、動きや温度などの科学遊びをカラ
ー写真で紹介する。準備ややり方、作り方と一緒にそれぞれの実
験や遊びのひとくち解説も掲載。
=小学校中学年以上=
『クジラ・イルカのなぞ99』 水口 博也(文)水口 博也(写真)
偕成社 1800 円 12/07発行
→イルカはクジラの仲間なの? 川にもイルカはいるの? クジラ
は何故潮ふきするの? …クジラとイルカについての99の質問に
世界中の海を駆け巡ってクジラやイルカの写真を撮影している著
者が答える。
『星と星座』 渡部 潤一監修(文) 小学館 950 円 12/06発行
(小学館の図鑑ネオぽけっと)
→NEOポケット版図鑑。全天に見られる88星座を紹介。春、夏、
秋、冬の季節ごとに各星座の見つけ方も掲載。
『365日出会う大自然 海の生き物』 小林 安雅(文)
誠文堂新光社 2400 円 12/06発行
→1月から12月まで、月のカレンダー毎に主に伊豆半島で撮影した
海の生き物たちの姿を掲載。著者のコメント付で生き物たちの生
態も紹介。
=小学校高学年以上=
『朝鮮半島の歴史 古代から朝鮮王朝まで 入門編』 カンヒボン
(文) いかだ社 1400 円 12/07発行
(となりの国がよくわかるなるほど韓国おもしろBOOK)
→写真とイラストで韓国の歴史と文化を知るシリーズ。本書では朝
鮮半島の歴史を古代から朝鮮王朝まで分かりやすく解説する。
『五輪記録のひかりとかげ』 マイケル・ハーレー(文)稲葉 茂勝
(訳) ベースボールマガジン社 2500 円 12/06発行
(しらべよう! かんがえよう! オリンピック2)
→4巻に渡って、オリンピックを様々な角度から紹介するシリーズ。
本書では、過去オリンピックの有名な選手の活躍、薬物使用、ボ
イコットの歴史など知られざる姿を紹介。
=中学以上=
『グローバリゼーションの中の江戸』 田中 優子(文) 岩波書店
820 円 12/06発行(岩波ジュニア新書<知の航海>シリーズ)
→独自の発展を遂げた江戸時代の文化を考察。昨今“グローバル”
という言葉が飛び交うが、本当の意味でのそれを江戸時代の具体
例を挙げながら説く。図版も多く、読みやすく、おもしろい。
『日本人は植物をどう利用してきたか』 中西 弘樹(文)
岩波書店 820 円 12/06発行(岩波ジュニア新書)
→食材として、箸や下駄など日常の道具として、染料や漆、研磨剤
など成分を利用して、萱葺き屋根など家の構成要素として多岐に
わたって日本人の生活と関わってきた植物たちを紹介する。
『恐竜時代1 起源から巨大化へ』 小林 快次(文) 岩波書店
940 円 12/06発行(岩波ジュニア新書)
→著者は、フィールドを中心に恐竜研究をしている。その経験をい
かした最新の研究事情をまとめたもの。知的好奇心をくすぐる、
刺激的な内容だ。カラー口絵あり。
『星のかけらを採りにいく』 矢野 創(文) 岩波書店 840 円
12/06発行(岩波ジュニア新書)
→「はやぶさ」の開発・運用メンバーである著者が宇宙探査の歴史
などを語る。著者がどのようにして科学者の道を選んだかが分か
るコラムが面白い。科学の用語は少々難しい。
『しあわせに働ける社会へ』 竹信 三恵子(文) 岩波書店
820 円 12/06発行(岩波ジュニア新書)
→若者たちの就職難、過酷な労働に心身ともに疲弊し退職する者が
後を絶たない現状。誰もが幸せに働くためには何が必要かを様々
な事例を元に提言する。
『鳥の足型・足跡ハンドブック 原寸大』 小宮 輝之(文)
文一総合出版 1600 円 12/07発行
→日本の野鳥318種類の足型、足跡をすべて原寸大で掲載。足の形
からそれぞれの鳥たちの生態をたどる。共著:杉田平三
『野山の樹木』 姉崎 一馬(文)姉崎 一馬(写真)山と渓谷社
1200 円 12/07発行(新ヤマケイポケットガイド15)
→約220種類の野山で見られる樹木を掲載。葉の大きさや樹皮の形
状で検索もできる。共著:姉崎エミリー
『リスベート・ツヴェルガーの世界』 リスベート・ツヴェルガー
(文・絵) BL出版 2300 円 12/07発行
→ツヴェルガーの未発表作品の中からデビュー作や最近の作品ま
で、絵本24作品、100点以上の絵を収めた図録。エッセイや
スケッチも掲載。
『ワンチュク国王から教わったこと』 ペマ・ギャルポ(文)
PHP研究所 1200 円 12/05発行
→ブータン国王来日の時に通訳を務めた著者が来日時の国王夫妻の
活動や様子を綴った本。衆議院本会議場での国会演説も掲載。
『古代エジプト三千年史』 吉成 薫(文) 新人物往来社 1800 円
12/06発行(ビジュアル選書)
→古代エジプト3000年の歴史を建造物、死生観、文化、ファラオた
ちの姿を通し、豊富な写真や図版で紹介する。
♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪
=小学校低学年以上=
『しっぽとおっぽ』 内田 麟太郎(文)うちだ りんたろう(絵)
岩崎書店 1200 円 12/05発行
→表題作の他、内田麟太郎の詩を40編収録。
=小学校高学年以上=
『萩原朔太郎・室生犀星』 萩原 昌好編(文)長崎 訓子(絵)
あすなろ書房 1500 円 12/06発行(日本語を味わう名詩入門9)
→共に北原白秋の門下生だった萩原朔太郎と室生犀星の代表的な詩
を集めた詩集。
■ 今週の一冊 ■
今週は文句なく、この2冊です!
まずは『八月の光』。
冒頭の文章から、スッと引き込まれてしまいました。
広島に原爆投下された日を舞台にした、3作を収録しています。
声高に何かを叫ぶわけではないけれど、作者の気持ちが心に残る
1冊です。あとがきに書かれいる「物語の中の少年少女たちは過去
の亡霊ではない。」の言葉に強くひかれます。
このような人々の“生”があったから、“今”私たちはここにいる
のでしょう。作中の人物が、すぐそこにいるかのような錯覚を覚え
ます。
著者の朽木さんはコンスタントに良作を書かれています。
その中でも、本書はご自身のルーツに強く関わった力のこもった作
品だと思いました。今後の作品にも期待したい作家の1人です。
もう1冊は、翻訳作品『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』。
読んでみて思ったのですが、案外“ジョン万次郎”って名前は知っ
ていてもその生涯は知られてないのでは? と。
14歳で海を渡り、アメリカの大地を踏みしめた夢と勇気にあふれた
万次郎に出会ってほしいです。
身近に中高生男子がいる方は、ぜひとも薦めて欲しいです。
世界は驚きと発見に満ち満ちている…と実感し、元気の出る1冊で
す。万次郎が描いた図版も収録されていて、それもまた興味深い
ところです。 (す)