2012年3月4日~3月10日入荷分
■ 今週のおすすめ ■
♪ 絵本 ♪ 11点
『恐竜ABC』小峰書店
『東北んめえもんのうた』佼成出版
『たんぽぽのおくりもの』ひかりのくに
『かにのしょうばい』鈴木出版
『ネビルってよんでみた』BL出版
『たんけんケンタくん』佼成出版
『ようちえんがばけますよ』くもん出版
『ふくしまからきた子』岩崎書店
『名画で遊ぶ あそびじゅつ! いろんなれきしのものがたり』
長崎出版
『レ・ミゼラブル ファンティーヌとコゼット』小峰書店
『こころの家』岩波書店
♪ フィクション ♪ 6点
『ゾンビの肉』偕成社
『骸骨の頭』偕成社
『狼男の爪』偕成社
『悪夢の目撃者』ポプラ社
『ぼくとおじちゃんとハルの森』くもん出版
『トーベ・ヤンソン短篇集 黒と白』筑摩書房
♪ ノンフィクション ♪ 24点
『フェリーターミナルのいちにち』福音館書店
『中をそうぞうしてみよ』福音館書店
『かこさとし こどもの行事しぜんと生活 4月のまき』小峰書店
『めくってたんけん!いつでもあえる作品たちの巻』岩崎書店
『桜守のはなし』講談社
『ティラノサウルスと巨大肉食恐竜』岩崎書店
『ぱんだ』クレヴィス
『原子力発電を考える』岩崎書店
『朝日ジュニア学習年鑑2012』朝日新聞出版
『地震・津波・火山噴火 増補改訂版』岩崎書店
『省エネの大研究』PHP研究所
『コンバイン』農山漁村文化協会
『震災が教えてくれたこと』朝日学生新聞社
『海のくらし』岩崎書店
『58の用語でわかる! 防災なるほど解説 下巻』フレーベル館
『わたしが子どもだったころ2』ポプラ社
『わたしが子どもだったころ3』ポプラ社
『首都圏近郊版 親子で楽しむ!歴史体験ミュージアム』
朝日新聞出版
『避難生活』かもがわ出版
『ざっくりわかる宇宙論』筑摩書房
『きのこの話』筑摩書房
『高校生のための批評入門』筑摩書房
『「赤毛のアン」ノート』筑摩書房
『恒星・銀河系内』大日本図書
♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 4点
『ききみみずきん』岩崎書店
『世界を変えた! スティーブ・ジョブス』小学館
『祝魂歌』朝日新聞出版
『記憶のつくり方』朝日新聞出版
■ 今週のおすすめ ■
♪♪ 絵本 ♪♪
=幼児以上=
『恐竜ABC』 黒川 みつひろ(文・絵) 小峰書店 1000 円
12/03発行(たたかう恐竜たち別巻)
→AからZまで、頭文字にそれぞれのアルファベットがつく恐竜
を絵本で紹介。
『東北んめえもんのうた』 長谷川 義史(文・絵) 佼成出版
1300 円 12/03発行(クローバーえほんシリーズ)
→牛タン、笹かま、はらこめし、ずんだもち、喜多方ラーメン、
あんぽがき、こづゆ、薄皮饅頭、盛岡冷麺、わんこそば、じゃ
じゃ麺。東北の「んめえもん」をリズミカルな言葉と絵で紹介。
『たんぽぽのおくりもの』 片山 令子(文)大島 妙子(絵)
ひかりのくに 1280 円 12/03発行
→冬ごもりから目を覚ましたくまのコロンくんは、待ちきれなく
て春をさがしに出かけます。春の匂いをたどっていくと…。
『かにのしょうばい』 新美 南吉(文)山口 マオ(絵)
鈴木出版 1200 円 12/03発行(ひまわりえほんシリーズ)
→かにが床屋を始めました。でも誰もお客が来ません。ようやく
タヌキの毛を刈れることになりますが…。新美南吉の童話「か
にのとこや」を絵本にしたもの。
『ネビルってよんでみた』 ノートン・ジャスター(文)G・ブラ
イアン・カラス(絵)石津 ちひろ(訳) BL出版 1400 円
12/03発行
→引っ越してきたばかりのぼく。友だちも知り合いも誰もいない
。ひとりで町に出たぼくは、「ネビル」って叫んでみた…。
『たんけんケンタくん』 石津 ちひろ(文)石井 聖岳(絵)
佼成出版 1300 円 12/03発行(クローバーえほんシリーズ)
→夏休み、ケンタくんの元にタカおじさんから南の島への招待状
が届いた。その島は、実は”回文”の島だった…。
『ようちえんがばけますよ』 内田 麟太郎(文)西村 繁男
(絵) くもん出版 1200 円 12/03発行
→キツネがじゅ文を唱えます。「ばけますよ。ばけますよ。よう
ちえんがばけますよ」すると幼稚園がどんどん化けていき…。
=小学校低学年以上=
『ふくしまからきた子』 松本 猛(文)松本 春野(絵)
岩崎書店 1300 円 12/04発行
→広島に住むだいじゅは、サッカーが大好き。ある日、福島から
引っ越してきたまやに出会う。だいじゅは、まやをサッカーに
誘うが…。絵本の物語を通して原発について考える本。
共著:松本春野
『名画で遊ぶ あそびじゅつ! いろんなれきしのものがたり』
エリザベート・ド・ランビリー(文)おおさわ ちか(訳)
長崎出版 2000 円 12/03発行
→古代エジプトのヒエログリフからルーベンス、ブリューゲル、
ダリ、現代絵画まで、作品のディテールを絵の中から見つけて
楽しむ本。
=小学校高学年以上=
『レ・ミゼラブル ファンティーヌとコゼット』 リュック・ルフ
ォール(文)ジェラール・デュボワ(絵)河野 万里子(訳)
小峰書店 2400 円 12/03発行(愛蔵版 世界の名作絵本)
→5部からなる『レ・ミゼラブル』の物語の1部フォンティーヌ、
2部コデットを再話した作品。原作:ヴィクトル・ユゴー
『こころの家』 キム・ヒギョン(文)イヴォナ・フミエレフスカ
(絵)かみや にじ(訳) 岩波書店 1600 円 12/03発行
→目には見えないけれど、だれにでも心はある。でも心ってなん
だろう…。ボローニャ・ラガッツィ賞受賞作。
♪♪ フィクション ♪♪
=小学校中学年以上=
『ゾンビの肉』 トミー・ドンババンド(文)ヒョーゴノスケ
(絵)伏見 操(訳) 偕成社 900 円 12/03発行
(ホラー横丁13番地4)
→ゾンビのロックフェスティバルがホラー横丁に。熱狂するゾン
ビが溢れる中、人気バンドメンバーが消える。ルーク達3人は
彼らを追って、〈地の国〉へ向かう。
『骸骨の頭』 トミー・ドンババンド(文)ヒョーゴノスケ(絵)
伏見 操(訳) 偕成社 900 円 12/03発行
(ホラー横丁13番地5)
→「首なしの騎士」の愛称でホラー横丁の女性に大人気、デュー
ク・スケルトンの頭が盗まれた。オットー・ハラグロ卿が最強
の人造モンスターを完成させようとしたのだが…。
『狼男の爪』 トミー・ドンババンド(文)ヒョーゴノスケ(絵)
伏見 操(訳) 偕成社 900 円 12/03発行
(ホラー横丁13番地6)
→ルークが元の世界に戻るために必要な聖遺物。最後のひとつは
、ある犠牲を払わなければならないことがわかり…。ルークは
決断を迫られる。
=小学校高学年以上=
『悪夢の目撃者』 クリス・プリーストリー(文)佐竹 美保
(絵)堀川 志野舞(訳) ポプラ社 1480 円 12/03発行
(トム・マーロウの奇妙な事件簿2)
→18世紀初期のロンドン。あちこちの街角で【白い騎士】が出
没。相手を指差すだけで呪い殺すという噂が飛び交っていた。
『ぼくとおじちゃんとハルの森』 山末 やすえ(文)大野 八生
(絵) くもん出版 1200 円 12/03発行
→引っ込み思案の輝矢は、モリおじちゃんが買った山小屋で夏の
間過ごすことになった。そんな2人のところに、みすぼらしい
犬が迷い込み、2人と一匹の山小屋での生活が始まる。
=中学以上=
『トーベ・ヤンソン短篇集 黒と白』 トーベ・ヤンソン(文)
冨原 眞弓(訳) 筑摩書房 880 円 12/03発行(ちくま文庫)
→表題作他、17編の短編が収録。編・解説:冨原眞弓
♪♪ ノンフィクション ♪♪
=幼児以上=
『フェリーターミナルのいちにち』 石橋 真樹子(文・絵)
福音館書店 900 円 12/03発行(かがくのとも絵本)
→フェリーターミナルの一日を紹介した絵本。08年刊「かがくの
とも」のハードカバー化。
『中をそうぞうしてみよ』 佐藤 雅彦(文) 福音館書店
900 円 12/03発行(かがくのとも絵本)
→このいすには何本の釘が使われているか?中を想像してみて
…。X線写真を使って、身近な様々なものを透かしてみる。
共著:ユーフラテス/08年刊「かがくのとも」のハードカバー
化。
=小学校低学年以上=
『かこさとし こどもの行事 しぜんと生活 4月のまき』 かこ
さとし(文・絵) 小峰書店 1400 円 12/03発行
→4月の日本の行事をイラストで紹介。エイプリルフール、復活
祭、草花の遊びなども。
=小学校中学年以上=
『めくってたんけん!いつでもあえる作品たちの巻』 福永 信
(文) 岩崎書店 3000 円 12/03発行(こんにちは美術3)
→全国の美術館、公園などに展示されている作品をカラーの見開
きの写真で紹介。
『桜守のはなし』 佐野 藤右衛門(文) 講談社 1500 円
12/03発行
→京都の造園当主であり、また日本の名桜を守る「桜守」でもあ
る16代目佐野藤右衛門さん。その仕事を美しいカラー写真で紹
介。
『ティラノサウルスと巨大肉食恐竜』 ロニー・ランドール(文)
デイヴィッド・ウェスト(絵)池田 比佐子(訳) 岩崎書店
2200 円 12/03発行
(ビジュアル版生きている!?恐竜の世界1)
→恐竜の生態をコンピューターグラフィックスでリアルに描いた
シリーズ。本書では肉食恐竜12種類を紹介。
『ぱんだ』 岩合 光昭(文)岩合 光昭(写真)クレヴィス
1000 円 12/03発行
→上野、和歌山、中国のパンダを岩合光昭が撮影。100点が掲載
された写真集。
=小学校高学年以上=
『原子力発電を考える』 田中 優(文)山田 玲司(絵)
岩崎書店 3000 円 12/03発行
(いますぐ考えよう!未来につなぐ資源・環境・エネルギー1)
→脱原発、環境問題に携わる著者の視点から、「資源」「エネル
ギー」を考えるシリーズ。本書では原発を取り上げる。論点が
非常に分かりやすく、疑問点を整理してくれる。
写真:豊田直巳
『朝日ジュニア学習年鑑2012』 朝日新聞出版編(文) 朝日新聞
出版 2300 円 12/03発行
→巻頭特集は東日本大震災、原発問題、欧州危機などを取り上げ
ている。ニュースや統計を知るのに便利な一冊。
『地震・津波・火山噴火 増補改訂版』 佐藤 隆雄監修(文)
岩崎書店 3000 円 12/03発行(知ろう!防ごう!自然災害1)
→昨年2月に出された『地震・津波・火山噴火』の増補改訂版。
東日本大震災についての部分が加えられている。
『省エネの大研究』 山川 文子(文) PHP研究所 2800 円
12/03発行
→家庭の中でできる省エネから、社会全体、世界規模で取り組む
省エネをイラストや写真で紹介。
『コンバイン』 高井 宗宏監修(文) 農山漁村文化協会
2200 円 12/03発行(シリーズはたらく農業機械5)
→はたらく農業機械シリーズ。コンバインの特徴や働きをカラー
写真で紹介。
『震災が教えてくれたこと』 今野 公美子(文)
朝日学生新聞社 1000 円 12/02発行
→東日本大震災の津波で、仙台に住んでいた父母、妹を亡くした
新聞記者が、当時の様子と思いを綴る。
『海のくらし』 井田 仁康監修(文) 岩崎書店 3000 円
12/03発行(調べよう!日本の自然と人びとのくらし4)
→日本各地の海岸の地形の様子や海に生きる人々の暮らし、水産
業について、写真やイラストなどを使い解説。リアス式海岸の
記述には東日本大震災後の記述が添えられている。
『58の用語でわかる! 防災なるほど解説 下巻』 安全・安心な
社会創造研究所監修(文) フレーベル館 4500 円 12/02発行
→上巻に続き、防災に関する用語を解説する。本書では災害応急
対策、災害復旧、復興、災害対策に関する法律の用語を解説。
『わたしが子どもだったころ2』 NHK「わたしが子どもだった
ころ」制作グループ編(文) ポプラ社 1100 円 12/03発行
→野口健、いっこく堂、みうらじゅん、佐野史郎、毛利衛ら様々
なジャンルで活躍する13人が自らの子ども時代を語る。
『わたしが子どもだったころ3』 NHK「わたしが子どもだった
ころ」制作グループ編(文) ポプラ社 1100 円 12/03発行
→武田双雲、辻口博啓、あさのあつこ、立川志の輔、ピーター・
フランクル、松本零士ら13人が自らの子ども時代を語る。
『首都圏近郊版 親子で楽しむ!歴史体験ミュージアム』 盛田
真史(文) 朝日新聞出版 1400 円 12/03発行
→関東圏内、新潟、福島、長野などにある歴史を体感できる博物
館、公園、歴史館などをカラー写真で紹介。
『避難生活』 片田 敏孝監修(文) かもがわ出版 2500 円
12/03発行(3.11が教えてくれた防災の本4)
→避難所での生活や直面する問題、いつまで避難生活が続くのか
? など避難後のことについて注意すべきこと、行うべきこと
などを紹介。
=中学以上=
『ざっくりわかる宇宙論』 竹内 薫(文) 筑摩書房 720 円
12/03発行(ちくま新書)
→「アマチュア科学者」である「サイエンス作家」が、宇宙論を
「ざっくり」とまとめた一冊。
『きのこの話』 新井 文彦(文) 筑摩書房 980 円 12/03発行
(ちくまプリマー新書)
→きのこ・粘菌の写真家が、「きのこ」の魅力を存分に語ってい
る。写真もふんだんに収められている。
『高校生のための批評入門』 梅田 卓夫編(文) 筑摩書房
1600 円 12/03発行(ちくま文庫)
→編:清水良典、服部左右一、松川由博/87年刊の文庫化。子安
美知子、ケストナー、山下洋輔などの文章を編んだアンソロジ
ー。読解力を得るだけでなく、考え方を鍛えられるヒントが豊
富。
『「赤毛のアン」ノート』 高柳 佐知子(文) 筑摩書房
880 円 12/03発行(ちくま文庫)
『恒星・銀河系内』 渡部 潤一(文) 大日本図書 2500 円
12/02発行(天文・宇宙の科学)
→銀河系とは何か?銀河系の様々な天体、恒星の詳細を写真や図
版で解説。
♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪
=幼児以上=
『ききみみずきん』 広松 由希子(文)降矢 なな(絵)
岩崎書店 1400 円 12/03発行(いまむかしえほん)
→いまはむかし。ある時、こぎつねを助けた男は母ぎつねから赤
いずきんをもらいました。生きものたちの話が分かる”ききみ
みずきん”…。
=小学校高学年以上=
『世界を変えた! スティーブ・ジョブス』 アマンダ・ジラー
(文)星野 真理(訳) 小学館 1300 円 12/03発行
→ジョブズの生涯をその誕生から、おいたち、学校時代、アップ
ルコンピューター立ち上げから生涯を閉じるまでを描く。巻末
に年譜とオバマ大統領始め著名人からのコメントを掲載。
=中学以上=
『祝魂歌』 谷川 俊太郎編(文) 朝日新聞出版 600 円
12/03発行(朝日文庫)
→解説:伊藤比呂美/03年ミッドナイトプレス刊の文庫化。
『記憶のつくり方』 長田 弘(文) 朝日新聞出版 680 円
12/03発行(朝日文庫)
→98年晶文社刊の文庫化。
■ 今週の一冊 ■
今週の1冊は残念ながらありませんでしたが、変わりに今週の
「おまけの一冊」のご紹介。(す)と(く)認定の”カッコいい
おじいちゃん”のお話、 『桜守のはなし』(講談社)。
1928年生まれの佐野藤右衛門(さの とうえもん)さんは、代々
その名前を受け継いだ16代目の造園当主です。籐右衛門さんは、
日本各地の名桜と言われる桜の保存を務める”桜守”の仕事をし
ています。
わたしたちは、春のお花見のほんの数日だけ桜をちやほやしてあ
とはすっかり忘れてしまいますが、籐右衛門さん曰く「わたしら
のしごとは、桜が散って芽が出てからが、1年のはじまりになり
ますわ」。
京都弁でとつとつと語る籐右衛門さんの話からは、桜への温かな
思いと自分の仕事への誇りがにじみ出ます。
今年の桜に会えるのが、いつにも増して楽しみになりました。
皆さまも良き春をお迎えください。 (く)