2012年2月19日~2月25日入荷分

■ 今週のおすすめ ■

♪ 絵本 ♪ 8点

『どうだ!まいったか』大日本図書
『みにくいことりの子』あすなろ書房
『のぞいてみたら』講談社
『としょかんねこデューイ』文化出版局
『ともだちはどこ?』文渓堂
『はるになると』文渓堂
『ぶたのモモコはバレリーナ』小峰書店
『ぶたのモモコとフルーツパーラー』小峰書店

♪ フィクション ♪ 8点

『くまのごろりん あまやどり』岩崎書店
『もぐらのせんせい』講談社
『あけちゃダメ!』新日本出版社
『かなと花ちゃん』アリス館
『月までサイクリング』文研出版
『ユゴーの不思議な発明』アスペクト
『銀の森のパット』角川書店
『ラン』角川書店

♪ ノンフィクション ♪ 30点

『そだてておいしい!ピーナッツ』大日本図書
『わたしもパズルのひとかけら』偕成社
『パニックダイジテン』偕成社
『完全版 こども歴史新聞』世界文化社
『カラフル&ポップ バルーンミニ飾り・遊び』いかだ社
『カラフル&ポップ バルーン ミニ飾り・遊び』いかだ社
『どうする?どうする?ほうしゃせん』大月書店
『いのちのバトンを受けとって』農山漁村文化協会
『藤井旭の日食観測ガイド』誠文堂新光社
『昆虫の探し方・飼い方大図鑑』PHP研究所
『大図解 日本のタワー タワーの役割と通信のしくみ』国土社
『ニュース年鑑2012』ポプラ社
『スポーツ年鑑2012』ポプラ社
『ハードカバーの本をつくってみよう!』岩崎書店
『食料と環境問題』文研出版
『宇宙・銀河系外』大日本図書
『空襲、疎開、日本の敗戦』新日本出版社
『名探偵コナン推理ファイル 音楽の謎』小学館
『草の葉のいろいろ12か月』アリス館
『3/11 キッズフォトジャーナル 岩手、宮城、福島の小中学生
 33人が撮影した「希望」』講談社
『戦争と子どものくらし』大月書店
『益川博士のロマンあふれる特別授業』朝日学生新聞社
『環境技術で働く』ぺりかん社
『マンガのあなた SFのわたし』河出書房新社
『古事記』平凡社
『ご近所のムシがおもしろい』岩波書店
『解釈につよくなるための英文50』岩波書店
『だけど、くじけない 子どもたちからの元気便』
                      日本放送出版協会
『新版 早わかり世界の国ぐに』平凡社
『鈴木悦郎 詩と音楽の童画家』河出書房新社

■ 今週のおすすめ ■

♪♪ 絵本 ♪♪

=幼児以上=

『どうだ!まいったか』 田島 征三(文・絵) 大日本図書
 1400 円 12/02発行
 (かまきりのカマーくんといなごのオヤツちゃん)
 →いなごのオヤツちゃんは、川下にハンモックをつって、かまき
  りのカマーくんに休んでもらおうとしました。ちょうどそのと
  き、カマーくんが葉っぱの舟に乗ってきて…。

『みにくいことりの子』 イザベル・ボナモー(文・絵)ふしみ 
 みさを(訳) あすなろ書房 1400 円 12/02発行
 →ある風の強い日、小鳥の夫婦の巣に大きな卵がすっぽり入って
  いました。卵からかえったのは、小鳥ではなく小さなワニ。ロ
  ジェと名付けられ、小鳥の夫婦はロジェをかわいがりますが…。

『のぞいてみたら』 ささき みお(文・絵) 講談社 1400 円 
 12/02発行(講談社の創作絵本)
 →はなちゃんは今日もお母さんに叱られてしまいました。怒って
  飛び出したはなちゃん。見知らぬ崖の穴をのぞいて見ると、不
  思議な光景が見え…。

=小学校低学年以上=

『としょかんねこデューイ』 ヴィッキー・マイロン(文)スティ
 ーヴ・ジェイムズ(絵)三木 卓(訳) 文化出版局 1500 円 
 12/03発行
 →ある日、図書館の返却ポストに子猫が捨てられていました。デ
  ューイと名付けられたネコは、図書館で暮らすことになります
  …。共著:ブレット・ウィター

『ともだちはどこ?』 J・W・アングランド(文・絵)小川 糸
 (訳) 文渓堂 1000 円 12/03発行
 →ともだちとは、あなたを大切に想ってくれる、すべて…。
  1958年の最初の本の出版以来、アメリカでベストセラーとなっ
  た作家の作品。

『はるになると』 J・W・アングランド(文・絵)小川 糸(訳)
 文渓堂 1000 円 12/03発行
 →春になると、いたるところに命が芽吹く…。春が訪れる喜びを
  綴った絵本。

=小学校中学年以上=

『ぶたのモモコはバレリーナ』 森山 京(文)黒井 健(絵)
 小峰書店 1100 円 12/02発行(ぶたのモモコシリーズ)
 →ぶたのモモコは、幼い時の夢を叶えてバレリーナになります。
  不器用なモモコでしたが練習を重ね、主役のひとりに抜擢され
  …。86年刊の新装版。

『ぶたのモモコとフルーツパーラー』 森山 京(文)黒井 健
 (絵) 小峰書店 1100 円 12/02発行(ぶたのモモコシリーズ)
 →ぶたのモモコは新進のバレリーナ。練習帰りのある日、フルー
  ツパーラーに立ち寄りました。そこで知らぬ間に絵のモデルに
  なり…。93年刊の新装版。

♪♪ フィクション ♪♪

=小学校低学年以上=

『くまのごろりん あまやどり』 やえがし なおこ(文)ミヤハ
 ラ ヨウコ(絵) 岩崎書店 1000 円 12/02発行
 (おはなしトントン)
 →くまのごろりんは山の水車小屋にすんでいます。水車のごっと
  んとは、大の仲良し。ところがある時、ごろりんとごっとんが
  ケンカをしてしまいます…。

『もぐらのせんせい』 斉藤 洋(文)たかい よしかず(絵)
 講談社 1200 円 12/02発行(どうわがいっぱい)
 →もぐらの学校の1年2組。トイレにオバケが出るとドンコイ君が
  言い出して…。

=小学校中学年以上=

『あけちゃダメ!』 小川 英子(文)奈知 未佐子(絵)
 新日本出版社 1400 円 12/02発行
 →ある日ぼくが冷蔵庫を開けたら、牛がいた。牛がすすめる「特
  上の牛乳」を飲みに冷蔵庫の中に入ると突然牧場が現れ…。

『かなと花ちゃん』 富安 陽子(文)平澤 朋子(絵) アリス
 館 1400 円 12/02発行
 →原っぱに忘れられたお人形の花代。お母さんの茉莉ちゃんが来
  るのを歌を歌って待っていました。すると花代の声が聞こえる
  、加奈ちゃんという女の子が現れて…。

=小学校高学年以上=

『月までサイクリング』 ティモ・パルヴェラ(文)矢島 眞澄
 (絵)末延 弘子(訳) 文研出版 1400 円 12/02発行
 (文研じゅべにーる)
 →ロマンチストのネコのマウと現実的で働き者のイヌのバウ。正
  反対な2人ですが、互いを大切に思いながら一緒に暮していま
  す。ある日、マウは自転車で月までサイクリングに行くと言い
  出し…。

=中学以上=

『ユゴーの不思議な発明』 ブライアン・セルズニック(文・絵)
 金原 瑞人(訳) アスペクト 952 円 12/02発行
 (アスペクト文庫)
 →舞台は1930年代のパリ。主人公は、大きな駅に住み着く時計係
  の孤児のユゴー。駅のおもちゃ屋で盗みを働こうとし、店主に
  捕まるところから始まる謎が謎を呼ぶ物語。08年刊の文庫化。

『銀の森のパット』 ルーシー・モード・モンゴメリ(文)谷口 
 由美子(訳) 角川書店 952 円 12/02発行(角川文庫)
 →白樺の森に囲まれた古く美しい家に、愛する家族とばあやのジ
  ュディと幸せに暮す少女パット。プリンスエドワード島の四季
  を背景に、11年間のパットの成長を丹念に描く。

『ラン』 森 絵都(文) 角川書店 590 円 12/02発行
 (角川文庫)
 →08年理論社刊の文庫化。

♪♪ ノンフィクション ♪♪

=小学校低学年以上=

『そだてておいしい!ピーナッツ』 平田 昌広(文)平田 景
 (絵) 大日本図書 1500 円 12/02発行
 (大日本図書の生活科えほん)
 →1年生のいくみと2年生のはるとは、学校でピーナツの種をまき
  ます。ピーナツがどんな風に育つのか、美味しい食べ方などを
  紹介する絵本。

=小学校中学年以上=

『わたしもパズルのひとかけら』 フワリ(文) 偕成社
 1200 円 12/03発行(アスペルガーの心1)
 →小学校3年生の時にアスペルガー症候群であることの本人告知
  を受けた少女がフワリちゃんという主人公で自らのことを表現
  した絵本。

『パニックダイジテン』 フワリ(文) 偕成社 1200 円 
 12/03発行(アスペルガーの心2)
 →小学校高学年になったフワリちゃんが、自らのアスペルガー症
  候群のこと、周りの人に理解して欲しいことを絵と言葉で綴る。

『完全版 こども歴史新聞』 小林 隆監修(文) 世界文化社
 2000 円 12/03発行
 →古代から現代までの日本の歴史を、見開き1ページずつで紹介。
  ロングセラーの『こども歴史新聞』上・中・下が1冊にまとま
  ったもの。

『カラフル&ポップ バルーンミニ飾り・遊び』 大石 亜由美
 (文) いかだ社 1200 円 12/02発行(ぷち工作クラブ)
 →様々なバルーン飾りの作り方をカラー写真で紹介する。ルビな
  し。

『カラフル&ポップ バルーン ミニ飾り・遊び』 大石 亜由美
 (文) いかだ社 1800 円 12/02発行
 (図書館版 ぷち工作クラブ)

『どうする?どうする?ほうしゃせん』 山田 ふしぎ(文・絵)
 大月書店 900 円 12/02発行
 →幼稚園児や小学校低学年の子どもたち向けに書かれた放射線・
  放射能についての本。どんなことに気をつければいいか? イ
  ラスト付きで解説する。総ルビ。

『いのちのバトンを受けとって』 國森 康弘(文)國森 康弘
 (写真)農山漁村文化協会 1800 円 12/02発行
 (いのちつぐ「みとりびと」4)
 →滋賀の農村で静かに看取られ、いのちのバトンを渡していく老
  人たちを写真で綴る。

『藤井旭の日食観測ガイド』 藤井 旭(文) 誠文堂新光社
 950 円 12/02発行
 →2012年5月21日の金冠日食に合わせ、当日の観察について写真
  やイラストで解説。日食メガネ付。

『昆虫の探し方・飼い方大図鑑』 藤丸 篤夫(文) PHP研究
 所 2800 円 12/03発行
 →カブトムシ、クワガタムシ、モンシロチョウなどの昆虫の見つ
  け方と探し方を写真でわかりやすく解説。

=小学校高学年以上=

『大図解 日本のタワー タワーの役割と通信のしくみ』 国土社
 編集部編(文) 国土社 3000 円 12/02発行
 →日本全国にある観光用、展望用、通信用様々なタワーを写真と
  イラストで紹介。

『ニュース年鑑2012』 池上 彰監修(文) ポプラ社 3500 円 
 12/02発行
 →巻頭特集は東日本大震災。他、2011年に起きたニュース88本を
  解説している。コラムも充実。

『スポーツ年鑑2012』  ポプラ社 3500 円 12/02発行
 →2011年にあったスポーツにまつわるできごと140本以上と、関
  連の記録やエピソードを紹介。サッカーの長友佑郁選手、テニ
  スのクルム伊達公子選手のインタビューも収録。

『ハードカバーの本をつくってみよう!』 水野 真帆(文)
 岩崎書店 3000 円 12/02発行(かんたん楽しい手づくり本3)
 →手持ちの文庫をハードカバーにしたり、ハードカバーの本や豆
  本を作ったり、その作り方をカラー写真で紹介する。

『食料と環境問題』 山崎 亮一監修(文) 文研出版 2500 円 
 11/11発行(世界と日本の食料問題)
 →世界的規模で問題となっている食料問題を解き明かすシリーズ
  。本書では環境と食糧問題について解説。

『宇宙・銀河系外』 渡部 潤一(文) 大日本図書 2500 円 
 12/02発行(天文・宇宙の科学)
 →宇宙の誕生から終わり、銀河団、銀河群などを最新の話題と写
  真で解説。

『空襲、疎開、日本の敗戦』 吉田 裕(文) 新日本出版社
 2200 円 12/02発行
 (ビジュアルブック 語り伝えるアジア・太平洋戦争4)
 →語り伝えるシリーズ第4巻。戦争末期の本土空襲、疎開、そし
  て敗戦を写真と資料で解説。

『名探偵コナン推理ファイル 音楽の謎』 川井 學監修(文)
 小学館 900 円 12/02発行(小学館学習まんがシリーズ)
 →名探偵コナンのマンガを楽しみながら、西洋と日本の音楽史や
  オーケストラ、日本の楽器などの知識を学ぶ。

『草の葉のいろいろ12か月』 平野 隆久(文)すがわら 
 けいこ(絵) アリス館 1600 円 12/02発行
 (生きものカレンダー5)
 →身近な場所で見られる草の葉を、4月から3月まで美しいカラー
  写真で紹介。

『3/11 キッズフォトジャーナル 岩手、宮城、福島の小中学生
 33人が撮影した「希望」』 3/11キッズフォトジャーナル編
 (文) 講談社 952 円 12/02発行
 →岩手、宮城、福島の小中学生33人が撮影した写真と文章を綴っ
  た作品集。東北被災地の子どもたちのまっすぐな思いが伝わる。

『戦争と子どものくらし』 野上 暁(文)石井 勉(絵)
 大月書店 2400 円 12/02発行(絵本子どもたちの日本史4)
 →物語形式で、それぞれの時代を解説するシリーズ4巻目。第二
  次大戦中の子どもの暮らしと苦労を描く。

『益川博士のロマンあふれる特別授業』 益川 敏英(文)
 朝日学生新聞社 1000 円 12/02発行
 →ノーベル物理学賞受賞の益川敏英が幼少時を振り返りながら、
  子どもたちに向かって勉強や科学、生き方を熱く語る。
  「朝日小学生新聞」11年4月~8月の連載に加筆修正したもの。

=中学以上=

『環境技術で働く』 藤井 久子(文) ぺりかん社 1200 円 
 12/02発行(なるにはBOOKS)
 →太陽光発電技術者、風力発電技術者、燃料電池技術者、バイオ
  燃料技術者、LED照明技術者、振動発電技術者など第一線で
  働く人たちを取材し、その仕事を紹介。

『マンガのあなた SFのわたし』 萩尾 望都(文) 河出書房
 新社 1400 円 12/02発行
 →手塚治虫、石ノ森章太郎、美内すずえ、寺山修司、小松左京ら
  との1970年代に行った対談をまとめたもの。マンガへの想いが
  伝わる。

『古事記』 千田 稔監修(文) 平凡社 2400 円 12/03発行
 (別冊太陽)
 →古事記の物語を縁の地の美しい写真と様々な作家たちの文章で
  綴る。

『ご近所のムシがおもしろい』 谷本 雄治(文) 岩波書店
 880 円 12/02発行(岩波ジュニア新書)
 →「プチ生物研究家」を名乗る著者が案内する、ムシの世界。庭
  や畑、川、公園など身近にいるムシ(昆虫に限らず、小さい生
  き物を含む)の魅力を語る。

『解釈につよくなるための英文50』 行方 昭夫(文) 岩波書店
 820 円 12/02発行(岩波ジュニア新書)
 →先生と生徒の対話形式で、入試問題によく出る英文50をこなれ
  た日本語に翻訳していく。同社刊『英語の発想がよくわかる表
  現50』の姉妹書。

『だけど、くじけない 子どもたちからの元気便』 長倉 洋海
 (文)長倉 洋海(写真)日本放送出版協会 1600 円 
 12/02発行
 →写真家の長倉洋海が南相馬、宮古、仙台、いわきを回り撮った
  子どもたちの写真。写真に添えられた子どもたちのメッセージ
  が心を打つ。

『新版 早わかり世界の国ぐに』 辻原 康夫(文) 平凡社
 1700 円 11/11発行
 →世界の国々をアルファベット順に地理・気候、略史。現況・経
  済また基礎データ(正式国名、政体、面積、人口、人口密度、
  首都、国連加盟時期、言語、宗教、GNP)で紹介。

『鈴木悦郎 詩と音楽の童画家』 野崎 泉編(文) 河出書房新
 社 1600 円 12/02発行(らんぷの本)
 →少女雑誌『ひまわり』の挿し絵などで知られる鈴木悦郎の装丁
  や絵本などを紹介。その仕事の全軌跡をたどる。

■ 今週の一冊 ■

 今週は(って、もう1ヶ月も前の分です。滞ってしまい、すみま
 せん)、『かなと花ちゃん』(アリス館)です♪

 もうとにかく装丁もステキで、挿絵もかわいくて、お話も花マル
 です!
 女の子と、お人形の友情を描いた愛らしい作品。人形の気持ちが
 丁寧に語られ、小さいときにお人形で遊んだ記憶が甦りました。
 
 富安陽子さんの新作ですが、コンスタントに「子ども」が読める
 お話を書かれている稀有な作家さんです。昨年出版された『盆ま
 ねき』(偕成社)で第49回野間児童文芸賞を受賞されました。今
 後の作品にもますます期待したいものです。

 それから『銀の森のパット』を。

 「赤毛のアン」シリーズで著名なモンゴメリの作品。
 少女パットの成長を、美しい風景描写と共に描き出しています。
 パットの暮らすお屋敷のアイルランド生まれのばあや、ジュディ
 の存在が秀逸です。続編『パットの夢』も近く刊行予定です。

 ぜひ合わせてお楽しみください。           (す)