2011年12月11日~12月17日入荷分

■ 今週のおすすめ ■
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♪ 絵本 ♪ 12点

『みんなでいただきます』講談社
『おつきさま なにみてる』岩崎書店
『あなのなか』岩崎書店
『マウスマンション サムとユリア』メディアファクトリー€
『しつもん おしゃべりさん』リーブル
『おはようぼくだよ』岩崎書店
『うみのそこのてんし』BL出版€
『ようちえんにいくんだもん』文化出版局
『ABCのえほん』玉川大学出版部
『くまくんと6ぴきのしろいねずみ』徳間書店
『あやとユキ』BL出版
『津波』グランまま社
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♪ フィクション ♪ 13点
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『ビッケと弓矢の贈りもの』評論社
『リンデ』講談社
『もえろっ!卓球部』新日本出版社
『ピアスの星』くもん出版
『サイテーなあいつ』童話館出版
『牙王物語(下)』国土社
『完訳 オズのふしぎな国』復刊ドットコム€
『完訳 オズのオズマ姫』復刊ドットコム€
『アーベルチェとふたりのラウラ』岩波書店€
『パパのメールはラブレター!?』徳間書店
『もういちど家族になる日まで』徳間書店
『モモちゃんとアカネちゃん』講談社€
『僕たちの関ヶ原戦記』光文社

♪ ノンフィクション ♪ 13点

『グアテマラ』ほるぷ出版 
『心のおくりびと 東日本大震災復元納棺師』金の星社 
『クジラ』ほるぷ出版
『日本の電車大研究』PHP研究所€
『身近な木の実・植物の種 図鑑&採集ガイド』実業之日本社
『雪と氷の大研究』PHP研究所
『アンネ・フランクをたずねて』角川書店
『名犬チロリ』岩崎書店
『江戸時代の子どものくらし』大月書店
『愛すること』世界文化社
『生きる意味』世界文化社
『科学の栞』朝日新聞社
『世界のかわいい刺繍』誠文堂新光社€
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♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 4点
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『あいうえおのえほん』玉川大学出版部
『わかがえりの水』岩崎書店
『YUKICHI 福沢諭吉の青春物語』くもん出版
『ドイツ炉辺ばなし集』岩波書店€

■ 今週のおすすめ ■
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♪♪ 絵本 ♪♪
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=幼児以上=
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『みんなでいただきます』 内田 恭子(文)藤本 将(絵)
 講談社€ 1400 円 11/12発行(講談社の創作絵本)
 →世界中の子どもたちの所にかしのきじいさんから招待状が届き
  ました。みんな大喜びででかけます。そして…。
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『おつきさま なにみてる』 なかじま かおり(文・絵)
 岩崎書店€ 850 円 11/12発行(あかちゃん・かどまるえほん)
 →「おつきさまにっこりなにみてる」「くうくうこいぬみている
  よ」…おやすみなさいの絵本。
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『あなのなか』 森 あさ子(文・絵) 岩崎書店€ 850 円 
 11/12発行(あかちゃん・かどまるえほん)
 →「ずんずんずんずんあなのなか」穴の中で出会ったものは…?
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『マウスマンション サムとユリア』 カリーナ・スカープマン
 (文・絵)内藤 里永子(訳) メディアファクトリー€
 1600 円 11/12発行
 →マウスマンションに、いたずらっこのユリアと知りたがりやの
  サムが家族と一緒に暮しています。ねずみの家族たちの楽しい
  物語。舞台となっている3メートルのドールハウスは著者が3年
  がかりで作ったもの。
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『しつもん おしゃべりさん』 さいとう しのぶ(文・絵)
 リーブル€ 1500 円 11/11発行
 →朝刊、お風呂、虫歯、鉛筆…。身の回りにあるいろいろなもの
  がおしゃべりと質問をするよ。毎日新聞大阪本社版連載「読ん
  であげて」に掲載(2011年6月1日~30日)されたもの。
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『おはようぼくだよ』 益田 ミリ(文)平澤 一平(絵)
 岩崎書店€ 1300 円 12/01発行(えほんのぼうけん)
 →うさぎがこぐまにいいました。「大きくなったら立派な耳のう
  さぎになればすてきじゃない?」そこでこぐまは葉っぱでうさ
  ぎの耳をつけ…。
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『うみのそこのてんし』 松宮 敬治(文・絵) BL出版€
 1300 円 11/12発行
 →「27」は、冷たい海の底で切れた電線をつなぐロボット。ス
  クリューもさびてボロボロ。ところがある日、「27」をつな
  ぐロープが切れて…。第27回ニッサン童話と絵本のグランプリ
  絵本大賞受賞作。
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『ようちえんにいくんだもん』 角野 栄子(文)佐古 百美
 (絵) 文化出版局€ 1300 円 11/12発行
 →今日はマリちゃんの3歳の誕生日。幼稚園に行くために張り切
  るマリちゃんは、いろんな準備を始めます。
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『ABCのえほん』 サイモン・バシャー(文・絵)灰島 かり
 (訳) 玉川大学出版部€ 1600 円 11/12発行
 →頭にAからZまでが付く英文に灰島かりの日本語訳を付けた絵
  本。ユーモアたっぷりの文と訳が面白い。
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『くまくんと6ぴきのしろいねずみ』 クリス・ウォーメル(文・
 絵)吉上 恭太(訳) 徳間書店€ 1500 円 11/12発行
 →ある日、くまくんは散歩に出かけました。森の中で出会った6
  ぴきの白ねずみ。ねずみはくまくんに頼みごとをします…。
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=小学校低学年以上=
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『あやとユキ』 いながき ふさこ(文)青井 芳美(絵)
 BL出版€ 1300 円 11/12発行
 →あやは疎開でおばあちゃんの家にやってきた。蚕を飼う手伝い
  をしていたあやは、1匹の蚕にユキと名付ける。第27回ニッサ
  ン童話と絵本のグランプリ童話部門最優秀賞受賞作。
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=小学校高学年以上=
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『津波』 キミコ・カジカワ再話(文)エド・ヤング(絵)
 グランまま社€ 1600 円 11/10発行
 →海辺にある小さな村である日大地震が起こった。いつもと違う
  異変に気づいたじいさまは、収穫を待つ稲わらに火をつけた。
  火を見て驚き高台に次々集まる村人たち。そして…。
  原作:小泉八雲
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♪♪ フィクション ♪♪
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=小学校中学年以上=
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『ビッケと弓矢の贈りもの』 ルーネル・ヨンソン(文)エーヴェ
 ット・カールソン(絵)石渡 利康(訳) 評論社€ 1400 円 
 11/12発行(児童図書館・文学の部屋)
 →ビッケと仲間のバイキング達は、ハリケーンのいじわるのせい
  でアメリカ大陸へ流されました。そこには賢くて親切なビンカ
  族がいて…。今回もビッケの知恵で難関を乗り切ります。
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=小学校高学年以上=
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『リンデ』 とき ありえ(文)高畠 純(絵) 講談社€ 1400 円
  11/12発行(文学の扉)
 →ママを事故で亡くした理一郎、通称リロは、おばあちゃんの大
  型犬リンデと暮すことで自分を取り戻していく。
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『もえろっ!卓球部』 横沢 彰(文)小松 良佳(絵) 新日本
 出版社€ 1500 円 11/12発行
 →夏休み、ランニングをしていた拓は同じ中1の大我と出会う。
  大我は、ずっと不登校を続けていたが、そんな彼に拓は一緒に
  卓球をしようと誘う。
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『ピアスの星』 赤羽 じゅんこ(文)tamao(絵) くもん
 出版€ 1400 円 11/12発行
 →不登校のサヤと、親友のハミは、小学校卒業まであと少し。一
  緒に変わることを約束し、サヤは遠足に参加し、ハミは憧れの
  先輩に声をかけるのだが…。

『サイテーなあいつ』 花形 みつる(文)垂石 眞子(絵)
 童話館出版€ 1400 円 11/06発行
 →席替えのくじ引きで”サイテー”のソメヤの隣になってしまっ
  た4年生のカオル。隣の席同士になった2人の間にやがて奇妙な
  友情が芽生える。1999年講談社刊の復刊。
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『牙王物語(下)』 戸川 幸夫(文) 国土社€ 1500 円 
 11/12発行
 →カネトの家から山に戻ったキバ。やがてまた人間の手に捕らえ
  られ、苦しい流転の旅をするキバは早苗と再会を果たす。とこ
  ろが、宿敵であるゴンが再び現れ…1969年同社刊の新装版。

『完訳 オズのふしぎな国』 ライマン・フランク・ボーム(文)
 サカイ ノビー(絵)宮坂 宏美(訳) 復刊ドットコム€
 1800 円 11/10発行(オズの魔法使いシリーズ2)
 →オズの国ギリキンに暮らす少年チップはカボチャ人形ジャック
  、ノコギリ馬と共にエメラルドの都目指す。ところがエメラル
  ドは美少女たちの反乱軍に乗っ取られてしまい…。
  シリーズ2巻目。

『完訳 オズのオズマ姫』 ライマン・フランク・ボーム(文)
 サカイ ノビー(絵)ないとう ふみこ(訳) 復刊ドットコム€
 1800 円 11/12発行(オズの魔法使いシリーズ3)
 →ドロシーは嵐に巻き込まれ、見知らぬ国・エヴの国にたどり着
  く。無法地帯になっていた国と王家の人々を助けるためにドロ
  シーたちは立ち上がるが…。シリーズ第3巻目。

『アーベルチェとふたりのラウラ』 アニー・G・シュミット
 (文)テー・チョンキン(絵)西村 由美(訳) 岩波書店€
 760 円 11/12発行(岩浪少年文庫)
 →アーベルチェの友だちラウラが、移動遊園地の奇術師の箱に入
  ったきり、消えてしまった。ラウラの行方は?
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=中学以上=
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『パパのメールはラブレター!?』 メアリー・アマート(文)
 尾高 薫(訳) 徳間書店€ 1600 円 11/12発行
 →12歳の女の子フランキーはママを亡くしパパと弟2人と4人家
  族。ある日家族共通のアドレスに、見知らぬ女性からパパ宛の
  メールが届く。フランキーはパパに内緒で返信…。日記とメー
  ルで綴る物語。
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『もういちど家族になる日まで』 スザンヌ・ラフルーア(文)
 永瀬 比奈(訳) 徳間書店€ 1600 円 11/12発行
 →パパと妹を事故で亡くし、ママと二人暮しを続けていたオーブ
  リーだったが、ある日、ママがいなくなった。異変に気づいた
  おばあちゃんに引き取られ…。
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『モモちゃんとアカネちゃん』 松谷 みよ子(文) 講談社€
 552 円 11/12発行(講談社文庫)
 →解説:高橋源一郎/1974年刊『モモちゃんとアカネちゃん』、
  1978年刊『ちいさいアカネちゃん』をまとめたもの(いすれも
  同社刊)。
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『僕たちの関ヶ原戦記』 小前 亮(文) 光文社€ 952 円 
 11/09発行
 →中学生の啓太は、ある日大きな違和感を感じた。いるはずの妹
  が存在しなくなり、日本の首都が大阪に…。そして啓太は同い
  年のナツキたちと共に時空を超えて、歴史の修正の任を受ける。
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♪♪ ノンフィクション ♪♪
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=小学校低学年以上=
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『クジラ』 フリップ・ニックリン(文) ほるぷ出版€ 2200 円 
 11/12発行(ナショナルジオグラフィック動物大せっきん)
 →ナショナルジオグラフィックの研究者とカメラマンがクジラの
  生態を美しい写真で紹介する。共著:リンダ・ニックリン、
  監修:小宮輝之
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=小学校中学年以上=
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『日本の電車大研究』 川島 令三監修(文) PHP研究所€
 2800 円 11/12発行
 →ササラ電車、登山電車、ミニ新幹線電車…世界でもトップクラ
  スの日本の電車をカラー写真で紹介する。
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『身近な木の実・植物の種 図鑑&採集ガイド』 多田 多恵子
 (文) 実業之日本社€ 1400 円 12/01発行
 →木の実や植物の種、全160種を取り上げ、植生などに分類し
  ながら解説。採集の方法や活用法などもあわせて紹介。
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=小学校高学年以上=

 『グアテマラ』 アニタ・クロイ(文) ほるぷ出版 2100円
 11/11発行 (ナショナルジオグラフィック世界の国)
 →ナショナルジオグラフィック世界の国シリーズ。南米グアテマ
  ラの自然と風土を美しい写真で紹介する。
  監修:マシュー・テイラー、エドウィン・J・カステジャノス

 『心のおくりびと 東日本大震災復元納棺師』 今西 乃子(文)
 浜田 一男(写真) 金の星社 1365円 11/12発行 
 (ノンフィクション知られざる世界)
 →東日本大震災で犠牲となった数多くの遺体をボランティアとし
  て家族の元に戻す仕事を続けてきた復元納棺師・笹原留似子氏
  の活動の記録を綴った作品。
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『雪と氷の大研究』 片平 孝(文) PHP研究所€ 2800 円 
 11/12発行
 →雪の結晶、冠雪、着雪、つらら…。雪と氷の世界を美しい写真
  で紹介する。監修:神田健三
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『アンネ・フランクをたずねて』 小川 洋子(文)吉野 朔実
 (絵) 角川書店€ 620 円 11/12発行(角川つばさ文庫)
 →作家小川洋子が『アンネの日記』を織り交ぜながら、アンネ
  の人生をたどる。1998年刊行された角川文庫『アンネ・フラン
  クの記憶』を少年少女向けに編纂したもの。
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『名犬チロリ』 大木 トオル(文) 岩崎書店€ 1300 円 
 12/01発行(ノンフィクション・生きるチカラ)
 →ゴミ箱に子犬たちと捨てられていたチロリ。やがてチロリはそ
  の生まれ持った資質により、日本初のセラピー犬となっていく
  …。
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『江戸時代の子どものくらし』 加藤 理(文)石井 勉(絵)
 大月書店€ 2400 円 11/12発行(絵本子どもたちの日本史2)
 →12歳の男の子から見た江戸の町の生活の様子。絵本形式で江戸
  時代の歴史をたどる。
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『愛すること』 オスカー・ブルニフィエ(文)ジャック・デプレ
 (絵)藤田 尊潮(訳) 世界文化社€ 1500 円 11/11発行
 (はじめての哲学)
 →愛するってどんなこと?人はそれぞれ違った考えを持っていま
  す。ときにそれが反対のことも…。絵本の形の哲学シリーズ。
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『生きる意味』 オスカー・ブルニフィエ(文)ジャック・デプレ
 (絵)藤田 尊潮(訳) 世界文化社€ 1500 円 11/11発行
 (はじめての哲学)
 →生きるってどんなこと?人はそれぞれ違った考えを持ってい
  ます。ときにそれが反対のことも…。絵本の形の哲学シリーズ
  。
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=中学以上=
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『科学の栞』 瀬名 秀明(文) 朝日新聞社€ 820 円 11/12発行
 (朝日新書)
 →脳科学・心理学・生命倫理、こころ、生命、宇宙、自然などの
  ジャンル毎に科学の本を100冊以上紹介する。1冊1冊著者のそ
  の本への思いが伝わる書きぶりで興味をそそる。科学本の良き
  ガイドブック。
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『世界のかわいい刺繍』 誠文堂新光社編(文) 誠文堂新光社€
 1800 円 11/12発行
 →世界各地の民芸品や民族衣装、フェアトレードの刺繍製品、手
  芸作家の作品などを集め、カラー写真で紹介する。見ているだ
  けで楽しくなる1冊。
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♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪
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=幼児以上=
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『あいうえおのえほん』 灰島 かり(文)小中 大地(絵)
 玉川大学出版部€ 1300 円 11/12発行
 →ありんこが「あっ」とおどろいた。だってね…。あ行からわ行
  までの繋がる小さなお話を灰島かりのユーモアたっぷりの文章
  で綴った絵本。
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『わかがえりの水』 広松 由希子(文)スズキ コージ(絵)
 岩崎書店€ 1400 円 11/12発行(いまむかしえほん)
 →今は昔。炭焼きおじいさんが山で清水を飲んで家に帰るとおば
  あさんがびっくり仰天。おじいさんがすっかり若返っているの
  です。自分も若返ろうとおばあさんも泉へ行きますが…。
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=小学校高学年以上=
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『YUKICHI 福沢諭吉の青春物語』 誉田 龍一(文)中川
  学(絵) くもん出版€ 1400 円 11/12発行
 →蘭学を身につけ、家柄も生まれも囚われない生き方を模索した
  諭吉。慶応義塾を興すまでの物語。
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=中学以上=
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『ドイツ炉辺ばなし集』 ヘーベル(文)木下 康光(訳)
 岩波書店€ 660 円 11/12発行(岩浪文庫)
 →暦に書かれる短いお話(カレンダーゲシヒテン)。笑い話あり
  、とんち話あり、人情話ありのドイツ人に愛されてきたへーベ
  ルの小話を58編集めたお話集。1986年同社刊の復刊。

■ 新年のご挨拶 ■
 
 あけまして おめでとうございます。今年最初のメールマガジン
 のお届けです。
 実は去年の暮れに最後のメルマガでお伝えしようと思っていた
 ことがあったのですが、年内最後の新刊を読む作業に追われ、
 案の定(??!)出すことができず、改めてこの場で。
 
 去年はいつにも増してメルマガ読者の皆さまとの繋がりを肌で
 感じた年になりました。

 特にうれしかったのは、メールで300号お祝いを送って下さっ
 た後に、貴重な本を見せに遠路遥々ナルニアまで来て下さった
 お客様がいたことです。(涙)

 メールで、新刊メルマガの感想を伝えて下さったり、お買い物
 の時に「新刊メルマガ読んでますよ」と声をかけて下さったり、
 そんな読者のみなさんのお声が何よりうれしく、励みになりま
 した。

 インターネットの繋がりの中で温かな人との繋がりを感じるこ
 とができるのは、うれしく有難いことですね。

 今年も、そんな温かな繋がりを感じることができるメルマガを
 お届けしたいと思っております。今年もよろしくお願いいたし
 ます。                 (く)

 新年おめでとうございます。
 
 今年も精一杯、新刊を読んでいこう思います。
 ただ「読む」ことしかできませんが、「読む」ことで皆さまと
 様々なご縁をいただいていることに改めて感謝の気持ちでいっぱ
 いです。

 この新刊まみれの毎日も、早10年になろうかとしています。
 これからも毎日、好き嫌いせず(?)なんでも読んでいきます。
 その中から「お~~~っ!」と思える本に何冊出会えるか、楽し
 みです。
 
 いつも駄文で申し訳ないですが、本年もどうぞご愛読くださいま
 すようよろしくお願い申し上げます。(す)
 
■ 今週の一冊 ■
 
€ 今週の1冊は、納棺師としてボランティア活動を続けてきた笹原
 留似子さんの記録を綴ったノンフィクション『心のおくりびと
 東日本大震災復元納棺師』です。

 大震災の犠牲者のニュースを耳にする度に、津波によって亡くなっ
 た方々のご家族は、どんな思いでその亡がらと対面するのだろうと
 心痛む思いでいましたが、この本を読んで初めてこうした形の「支
 援」があることを知りました。
 
 あの日からまだ1年にも満たず、その記録は生々しくもありますが
 私は、この本から「心の隣に寄り添うこと」の本当の意味を知らさ
 れた気がします。

 笹原さんが最後の方で、いった言葉が心に深く届きました。

 「誰にでも、どこにいてもできる支援は忘れないということ、
   絶対に忘れないということ」

 東北の新しい年が少しでも笑顔に溢れた1年になりますように。
                        (く)

 おまけの1冊。
 『マウスマンション サムとユリア』を。

 お話は特別なことはないのですが、とにかくこの造形がすごい!
 作者が3年もかけて作ったという、ドールハウスは圧巻です。
 細部もとてもリアルでありつつ、愛らしさでいっぱいです。
 ねずみの人形も100体も作ったそうですよ。

 手作りが好きな人、小さいものが好きな人は、一見の価値ありで
 しょう。自分でも作ってみたくなるに違いありません。

 実物を見てみたいという衝動にかられますが、オランダの作家さ
 んなので、多分ムリ…。残念。(す)
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