2011年11月13日~11月19日入荷分

■ 今週のおすすめ ■
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♪ 絵本 ♪ 9点
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『どうぶつげんきにじゅういさん』講談社
『おかあさんとわるいキツネ』福音館書店
『どんぶらどんぶら七福神』こぐま社
『狂言えほん うつぼざる』講談社
『ムーサンのたび』ポプラ社ツ黴€
『ちゅっ!』光村教育図書
『ひめねずみとガラスのストーブ』小学館
『アトリエのきつね』BL出版
『小さなよっつの雪だるま』ポプラ社ツ黴€
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♪ フィクション ♪ 20点
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『しろいいぬ?くろいいぬ?』大日本図書
『でっかいねずみとちっちゃなライオン』大日本図書ツ黴€
『のら犬ホットドッグ大かつやく』徳間書店ツ黴€
『よろずトラブル妖怪におまかせ』あかね書房
『クリーニングのももやまです』理論社
『ツチノコ温泉へようこそ』福音館書店
『サンドヒルのシカ スタッグ』童心社
『サンドヒルのシカ スタッグ』童心社
『ビッケと空とぶバイキング船』評論社
『ひみつ』講談社
『ワンス・アホな・タイム』理論社
『スウィング!』童心社ツ黴€
『お父さんのバイオリン』徳間書店
『女神ディアーナの暗号』文渓堂
『小公子』岩波書店
『魔狼、月に吠える』理論社
『豪華愛蔵版 アンデルセン童話名作集』静山社
『チ・カ・ラ』小学館
『魔法の泉への道』あすなろ書房
『賢者ナータンと子どもたち』岩波書店
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♪ ノンフィクション ♪ 20点
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『野原の葉っぱ』偕成社ツ黴€
『漢字の本小学1年生 新版』偕成社
『漢字の本小学2年生 新版』偕成社
『漢字の本小学3年生 新版』偕成社
『テーブルマナーの絵本』あすなろ書房ツ黴€
『セコイア 世界でいちばん高い木のはなし』福音館書店
『絶滅の大研究』PHP研究所
『ギネス世界記録2012』角川書店
『鷹匠は女子高生!』汐文社
『むかしむかしの子どものくらし』大月書店
『10代の本棚』岩波書店
『パスタでたどるイタリア史』岩波書店ツ黴€
『高校生、災害と向き合う』岩波書店ツ黴€
『素粒子はおもしろい』岩波書店
『こども東北学』イースト・プレス
『世界のカメレオン』文一総合出版ツ黴€
『読書のとびら』岩波書店
『ぼくらの裁判をはじめよう』河出書房新社
『近代ニッポン「しおり」大図鑑』国書刊行会
『ゲド戦記研究』原書房
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♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 2点
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『ロシアの民話 別巻』群像社
『絵のある自伝』文藝春秋

■ 今週のおすすめ ■
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♪♪ 絵本 ♪♪
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=幼児以上=
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『どうぶつげんきにじゅういさん』 山本 省三(文)はせがわ 
 かこ(絵) 講談社ツ黴€ 1500 円 11/11発行(講談社の創作絵本)
 →ここは丘の上にある動物病院。院長のみすず先生は、今日も大
  忙し。動物病院の一日を描いた絵本。
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『おかあさんとわるいキツネ』 イチンノロブ・ガンバートル
 (文)バーサンスレン・ボロルマー(絵)つだ のりこ(訳)
 福音館書店ツ黴€ 1400 円 11/11発行
 (世界傑作絵本シリーズ モンゴルの絵本)
 →モンゴルの北、タイガの森にトナカイを飼って暮している人た
  ちがいました。キツネはその家の赤ん坊を狙って、何度もやっ
  てきます。お母さんは知恵を使って、キツネから守るのですが
  …。
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『どんぶらどんぶら七福神』 みき つみき(文)柳原 良平
 (絵) こぐま社ツ黴€ 1000 円 11/11発行
 →どんぶらどんぶら波わけてやって来たのは宝船に乗った七福神
  。語呂のよい数え歌で七福神を紹介する楽しい絵本。
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『狂言えほん うつぼざる』 もとした いづみ(文)西村 繁男
 (絵) 講談社ツ黴€ 1200 円 11/11発行(講談社の創作絵本)
 →お殿様に飛びかかった猿。殿様は猿回しにその皮を矢を入れる
  うつぼにせよと命令する。泣く泣く猿回しは猿を打ち殺そうと
  するが…。『狂言絵本』シリーズ6巻目。
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『ムーサンのたび』 いとう ひろし(文・絵) ポプラ社ツ黴€
 1300 円 11/11発行(いとうひろしの本)
 →ムーサンはクモの子どもです。クモの子どもたちは自分のすみ
  かを見つけるために、風に乗って遠くまで飛んでいきます。そ
  してムーサンが降り立ったところは…。
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『ちゅっ!』 チョン・ホソン(絵) 光村教育図書ツ黴€ 1200 円 
 11/11発行
 →なんにでも「ちゅっ」をする女の子。くまさんにちゅっ、絵本
  にちゅっ、鏡にちゅっ。韓国の絵本作家による作品。
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=小学校低学年以上=
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『ひめねずみとガラスのストーブ』 安房 直子(文)降矢 なな
 (絵) 小学館ツ黴€ 1500 円 11/11発行
 →風の子フーがガラスのストーブを買いました。森の中でストー
  ブで暖まっているとひめねずみがやってきます。ストーブで沸
  かしたお湯でお茶を飲んでいると、オーロラがやってきて…。
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=小学校中学年以上=
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『アトリエのきつね』 ロランス・ブルギニョン(文)ギ・セルヴ
 ェ(絵)中井 珠子(訳) BL出版ツ黴€ 1300 円 11/11発行
 →12月の日曜日、アトリエに突然現れたきつね。私はしばらくエ
  サをやっていたが、次に見つけた時には子ぎつねたちが一緒だ
  った…。
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=小学校高学年以上=
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『小さなよっつの雪だるま』 長谷川 集平(文・絵) ポプラ社ツ黴€
 1200 円 11/11発行
 →お父さんとお母さんとお姉ちゃんと私。小さなよっつの雪だる
  まを作りました。それから年月が経ち、大人になった私は家か
  ら遠く離れ…。ささやかな家族の温かい姿を描いた絵本。
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♪♪ フィクション ♪♪
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=小学校低学年以上=
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『しろいいぬ?くろいいぬ?』 マリオン・ベルデン・クック(文
 )池田 龍雄(絵)光吉 夏弥(訳) 大日本図書ツ黴€ 1200 円 
 11/11発行(新装版ゆかいなゆかいなおはなし)
 →ワッフルズは、何でもくわえるのが好きなのら犬です。ある時
  デパート売り場の帽子をくわえて、犬取りに追いかけられます
  が…。

『でっかいねずみとちっちゃなライオン』 イブ・タイタス(文)
 レオナード・ワイズガード(絵)光吉 夏弥(訳) 大日本図書ツ黴€
 1200 円 11/11発行(新装版ゆかいなゆかいなおはなし)
 →人間の世界を見たいと思っていたねずみとライオン。妖精はそ
  れぞれにねずみは、人間の目からはライオンのように大きく、
  ライオンはねずみのように小さく見えるように魔法をかけます
  …。

『のら犬ホットドッグ大かつやく』 シャーロッテ・ブレイ(文)
 むかい ながまさ(絵)オスターグレン 晴子(訳) 徳間書店ツ黴€
 1300 円 11/11発行
 →シッセは学校の帰り道で胴長のノラ犬を見つけ、ホットドック
  と名前をつける。家に連れてくるが、花壇は荒らすは、家の中
  を散らかすはで、お父さんたちはカンカンに。ところが…。

=小学校中学年以上=
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『よろずトラブル妖怪におまかせ』 三田村 信行(文)十々夜
 (絵) あかね書房ツ黴€ 1200 円 11/11発行(妖怪道中膝栗毛2)
 →江戸時代の旅を続ける蒼一たち一行。沼津を越え、暑い夏旅を
  続ける3人。そして妖怪屋敷に泊まることになり…。
  シリーズ2巻目。
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『クリーニングのももやまです』 蜂飼 耳(文)菊池 恭子
 (絵) 理論社ツ黴€ 1200 円 11/11発行(おはなしルネッサンス)
 →ももやまさんは代々のクリーニング屋さん。どんなお客さんの
  ものも心を込めて仕上げます。ある日、おじぞうさんがやって
  きて、よだれかけを洗濯に出しますが…。
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『ツチノコ温泉へようこそ』 中山 聖子(文)保光 敏将(絵)
 福音館書店ツ黴€ 1200 円 11/11発行(福音館創作童話シリーズ)
 →小学5年の三人トリオはツチノコらしきものを目撃する。町お
  こしにツチノコを使おうとする大人たちのたくらみが加わり、
  大騒ぎになるが…。
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『サンドヒルのシカ スタッグ』 アーネスト・T・シートン
 (文・絵)今泉 吉晴(訳) 童心社ツ黴€ 1200 円 11/11発行
 (シートン動物記)
 →カナダのマニトバ州で1頭のシカを追い続ける若者。3年間の月
  日の中で若者はやがてナチュラリストに成長していく。シート
  ンの自伝とも言うべき物語。シリーズ最終巻。
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『サンドヒルのシカ スタッグ』 アーネスト・T・シートン
 (文・絵)今泉 吉晴(訳) 童心社ツ黴€ 1500 円 11/11発行
 (シートン動物記)
 →ハードカバー版
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『ビッケと空とぶバイキング船』 ルーネル・ヨンソン(文)エー
 ヴァット・カールソン(絵)石渡 利康(訳) 評論社ツ黴€ 1400 円 
 11/11発行(児童図書館・文学の部屋)
 →「ぼく勇気ないし」と言ってビッケは遠征に行くのを嫌がりま
  した。でも、父さんのハルバル達を助けるために、船を空に浮
  かべます。さて、その方法は?
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=小学校高学年以上=
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『ひみつ』 福田 隆浩(文) 講談社ツ黴€ 1300 円 11/11発行
 →町の学校に転校してきた小学5年の明里(あかり)。崖から転
  落して意識不明のクラスメートが実はイジメにあっていたので
  はないか疑惑を覚える。そして…。
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『ワンス・アホな・タイム』 安東 みきえ(文)平澤 朋子
 (絵) 理論社ツ黴€ 1400 円 11/11発行
 →昔々あるところにひとりのお姫さまがいた。お姫さまでいるこ
  とにうんざりした姫は、別の身体に移り変わる方法を知り…。
  賢くて愚かなお姫さまや王子さまのおとぎ話が7話収録。
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『スウィング!』 横沢 彰(文)五十嵐 大介(絵) 童心社ツ黴€
 1400 円 11/11発行
 →野球部員の直は、死んだ父さんに代わって田んぼを耕すことを
  決意する。中学最後の公式戦も間近な折、野球と田んぼと両立
  させられるのか?
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『お父さんのバイオリン』 ほしお さなえ(文)高橋 和枝
 (絵) 徳間書店ツ黴€ 1500 円 11/11発行
 →小6の梢は、お母さんと二人暮し。ある事故のせいで習ってい
  たバイオリンが弾けなくなっていた。その頃お母さんの勤める
  楽団が解散し、おばあちゃんの暮す山へ引っ越すことになるが
  …。
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『女神ディアーナの暗号』 T・マック(文)スカイ エマ(絵)
 金原 瑞人(訳) 文渓堂ツ黴€ 900 円 11/11発行
 (シャーロック・ホームズ&イレギュラーズ3)
 →大英博物館で、考古学者が殺害される。女神ディアーナの彫像
  をめぐる謎。「元」イレギュラーズメンバーが現れ、仲間たち
  に亀裂が生じるが…。シリーズ3巻。共著・M・シトリン、
  共訳:相山夏奏
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『小公子』 フランシス・ホジソン・バーネット(文)小西 英子
 (絵)脇 明子(訳) 岩波書店ツ黴€ 800 円 11/11発行
 (岩波少年文庫)
 →アメリカ生れのセドリックは、ある時イギリスの貴族である祖
  父の跡継ぎとして海を渡る。一度も会ったことのない祖父は高
  慢だったが、セドリックは無邪気な心に向き合い、次第に変わ
  っていく。
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『魔狼、月に吠える』 香月 日輪(文) 理論社ツ黴€ 1100 円 
 11/11発行(大江戸妖怪かわら版)
 →妖怪たちが住む魔都・大江戸。人間界からやってきたかわら版
  記者・雀が出くわした今回の事件は犬族にだけ現れる謎の病。
  魔狼の出現に立ち上がったのは…。
ツ黴€
『豪華愛蔵版 アンデルセン童話名作集』 ハンス・クリスチャン
 ・アンデルセン(文)V・ペーダセン(絵)矢崎 源九郎(訳)
 静山社ツ黴€ 5800 円 11/11発行
 →矢崎源九郎の訳によるアンデルセンの童話が20編収録。1850年
  初版原書の挿絵が美しいが、お話の後に全て解説がついている
  のがやや気になる。解説:立原えりか、2冊セット・分売不可
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=中学以上=
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『チ・カ・ラ』 イングリッド・ロウ(文)田中 亜希子(訳)
 小学館ツ黴€ 1400 円 11/11発行
 →ニューベリー賞オナー賞受賞作。/13歳の誕生日に現れる不思
  議な“チカラ”。もうすぐ13歳になるミブズは、期待と不安で
  いっぱいだった。少女ミブズの物語。
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『魔法の泉への道』 リンダ・スー・パーク(文)金 利光(訳)
 あすなろ書房ツ黴€ 1300 円 11/11発行
 →スーダンの内戦の実話をもとした物語。ディンカ族の少年サル
  ヴァは学校にいる時、銃撃に襲われ故郷を離れ…。
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『賢者ナータンと子どもたち』 ミリヤム・プレスラー(文)森川
  弘子(訳) 岩波書店ツ黴€ 1900 円 11/11発行
 →18世紀に書かれた戯曲「賢者ナータン」のリメイク。宗教の違
  いを超えた「愛」を描く。
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♪♪ ノンフィクション ♪♪
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=小学校低学年以上=
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『野原の葉っぱ』 有沢 重雄(文)亀田 龍吉(写真)偕成社ツ黴€
 1400 円 11/11発行(せんせい!これなあに?4)
 →野原の葉っぱを「ぎざぎざ」「とげとげ」「ハートのかたち」
  「3まい1くみ」などその形ごとに分け、写真で解説する。調べ
  たい葉っぱがわかる名前調べ図鑑。

『漢字の本小学1年生 新版』 下村 昇(文)まつい のりこ
 (絵) 偕成社ツ黴€ 700 円 11/12発行
 (下村式となえておぼえる漢字の本)
 →改訂3版

『漢字の本小学2年生 新版』 下村 昇(文)まつい のりこ
 (絵) 偕成社ツ黴€ 700 円 11/12発行
 (下村式となえておぼえる漢字の本)
 →改訂3版
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=小学校中学年以上=
ツ黴€
『漢字の本小学3年生 新版』 下村 昇(文)まつい のりこ
 (絵) 偕成社ツ黴€ 700 円 11/12発行
 (下村式となえておぼえる漢字の本)
 →改訂3版
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『テーブルマナーの絵本』 高野 紀子(文・絵) あすなろ書房ツ黴€
 1600 円 11/11発行
 →和食、洋食のテーブルマナーや日本茶や紅茶、お菓子のいただ
  き方などをイラストを使いわかりやすく解説する。
ツ黴€
『セコイア 世界でいちばん高い木のはなし』 ジェイソン・チン
 (文・絵)萩原 信介(訳) 福音館書店ツ黴€ 1300 円 11/11発行
 →少年が見つけた「セコイア」の絵本。そこには世界一高くなる
  樹木、セコイアのお話が綴られていた…。
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=小学校高学年以上=
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『絶滅の大研究』 丸岡 照幸(文) PHP研究所ツ黴€ 2800 円 
 11/12発行
 →大昔に起こった大量絶滅をイラストを使い解説する。後の章で
  はその原因を述べ、後半は人間の生活が引き起こしている絶滅
  の危機について説明。共著:上松佐知子、監修:磯崎行雄
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『ギネス世界記録2012』  角川書店ツ黴€ 2952 円 11/11発行
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『鷹匠は女子高生!』 佐和 みずえ(文) 汐文社ツ黴€ 1400 円 
 11/11発行
 →女子高校生「鷹匠」の石橋美里さん。彼女がどのようにして
  「鷹匠」になったかを綴る。写真も豊富でおもしろいが、文
  章が少々拙く、残念。
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『むかしむかしの子どものくらし』 加藤 理(文)石井 勉
 (絵) 大月書店ツ黴€ 2400 円 11/11発行
 (絵本こどもたちの日本史1)
 →日本の子どもたちの暮らしとその姿をイラストと解説で綴る
  シリーズ。1巻目は平安時代の子どもたちの姿を中心に解説す
  る。共著:野上暁
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=中学以上=
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『10代の本棚』 あさの あつこ(文) 岩波書店ツ黴€ 820 円 
 11/11発行(岩波ジュニア新書)
 →あさのあつこ他、石井睦美、はやみねかおる、荒木源、アン・
  サリーら13人の大人たちが10代の頃の本との思い出を語る。
ツ黴€
『パスタでたどるイタリア史』 池上 俊一(文) 岩波書店ツ黴€
 980 円 11/11発行(岩波ジュニア新書)
 →現在の日本のパスタ事情から論を起こし、イタリアの歴史とか
  らめてパスタを論じる。パスタの歴史はそのままイタリアの歴
  史でもあったのだ。興味深い記述で、楽しく読ませる。
  カラー口絵あり。
ツ黴€
『高校生、災害と向き合う』 諏訪 清二(文) 岩波書店ツ黴€
 820 円 11/11発行(岩波ジュニア新書)
 →全国で唯一「環境防災科」を持つ兵庫県立舞子高校。新潟中越
  地震や東日本大震災でのボランティア活動や日ごろの取り組み
  を写真を交えながら解説し、防災教育のあり方を伝える。

『素粒子はおもしろい』 益川 敏英(文) 岩波書店ツ黴€ 780 円 
 11/11発行(岩波ジュニア新書)
 →2008年ノーベル物理学賞受賞の著者が、素粒子像の変遷を語
  る。巻末に章ごとに登場する主な科学者の紹介あり。章ごと
  の著者のコラムも面白い。

『こども東北学』 山内 明美(文) イースト・プレスツ黴€ 1200 円 
 11/11発行(よりみちパン!セ)
 →宮城県三陸沿岸部で育った著者が自らの生い立ちを交えながら、
  「原発大国」日本が切り捨ててきたものを共に考える。東北出
  身者ならではの切り口で語る日本近代史。
ツ黴€
『世界のカメレオン』 増田 戻樹(文)増田 戻樹(写真)
 文一総合出版ツ黴€ 2800 円 11/11発行
ツ黴€
『読書のとびら』 岩波文庫編集部編(文) 岩波書店ツ黴€ 660 円 
 11/11発行(岩波文庫別冊)
 →赤川次郎、荒又宏、伊藤比呂美、ロバート・キャンベルなど32
  人の著者に、「読書」について綴ってもらったエッセイ集。
ツ黴€
『ぼくらの裁判をはじめよう』 郷田 マモラ(文)
 河出書房新社ツ黴€ 1200 円 11/11発行(14歳の世渡り術)
 →裁判員制度をテーマにした漫画も描いている著者による、裁判
  入門書。具体例を挙げながら、一緒に実は身近な裁判について
  考える。
ツ黴€
『近代ニッポン「しおり」大図鑑』 山田 俊幸監修(文)
 国書刊行会ツ黴€ 3500 円 11/10発行
 →明治から昭和までの「しおり」を掲載した図鑑。古いものに、
 ハイカラで洒落たデザインのものも多い。「しおり」一つから時
 代性もうかがえて面白い。
ツ黴€
『ゲド戦記研究』 織田 まゆみ(文) 原書房ツ黴€ 2800 円 
 11/11発行
 →ドラゴン、テナー、ドライランド、カルガド、ゲド。5つの視
  点から『ゲド戦記』全体を考察し、「帰還」を中心に分析した
  初めての解説書。
ツ黴€
♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪
ツ黴€
=中学以上=
ツ黴€
『ロシアの民話 別巻』 アファナーシエフ(文)金本 源之助
 (訳) 群像社ツ黴€ 2500 円 11/12発行
 →既刊『ロシアの昔話』1~3巻を補う別巻。4話合わせて257話が
  収録。別巻には「狐と狼」「バーバ・ヤガー」の他「幽霊の話
  」「魔女の亡霊」など収録。
ツ黴€
『絵のある自伝』 安野 光雅(文・絵) 文藝春秋ツ黴€ 1550 円 
 11/11発行
 →初出:日本経済新聞連載「私の履歴書」/著者の子ども時代の
  話や、交友のあった人々のことを徒然に綴る。豊かな子ども時
  代を送ったことがうかがえる。
ツ黴€
■ 今週の一冊 ■
ツ黴€ツ黴€ツ黴€
ツ黴€ 今週の1冊目は『どんぶらどんぶら七福神』です。

 年末が近づくと「七福神」が出てくる絵本はありませんか?と
 よくお客様から聞かれていましたが、今年は「ございます!」
 と胸を張って(?!)お答えできます。
 「どんぶらどんぶらなみわけて」と調子のよい掛け声で始まる
 この絵本。語呂のいい数え歌で、七福神をひとりひとり紹介
 していきます。先日、初の読み聞かせをしましたが、声に出す
 となお、おめでたい気分が盛り上がります。年明けの読み聞か
 せにぴったりの絵本です。

 もう1冊は、シートン動物記『サンドヒルのシカ スタッグ』で
 す。カナダの大自然の中で、1頭のシカ、スタッグの足あとを
 追い続けたひとりの若者。やがて若者はスタッグを追う中で、
 ひとりのナチュラリストに成長していく…。
 シートンが若き日の自らの姿を描いた作品です。

 童心社の「シートン動物記」は、この巻をもって最後になりま
 す。シートンの動物記はいろいろ出ていますが、童心社のこの
 シリーズは、とてもオススメです。シートン自らが描いた挿絵
 が非常に美しく、後半のQ&Aが秀逸です。翻訳の今泉吉晴さ
 んが執筆していますが、物語をより深く楽しく味わわせてくれ
 ます。

 今回読みながら、これが最後の巻というのがとても寂しく感じ
 ました。
 学校図書館ではどこの学校にも入っているシートンですが、
 この童心社のシリーズのシートンを読んでもらいたいなあと
 つくづく思います。まだお読みになったことのない方は是非
 この機会にどうぞ!           (く)
 
 最後に、もう1冊ご紹介します。
 それは『小公子』です。脇明子さんの新訳で、甦った古典作品。

 ストーリーは皆さんよくご存知かと思いますが、セドリックの愛
 らしさの元は、彼の母親「なかよしさん」によるのだというのが
 よくわかります。
 大人になった今読むと、セドリックよりもこの母親のあり方に非
 常に興味がいきます。大人として「こうありたい」と思える素敵
 な人です。
 よい児童文学とは、いかに素敵な大人を描くかではないか? な
 んてことも考えさせられた一冊でした。   (す)
ツ黴€