2011年10月30日~11月5日入荷分
■ 今週のおすすめ ■
ツ黴
♪ 絵本 ♪ 9点
ツ黴
『くらげのりょかん』教育画劇ツ黴
『やになった』フレーベル館ツ黴
『ターシャのかずのほん 1はいち』メディアファクトリーツ黴
『子ぐものいのり』幻冬舎ルネッサンス
『えんまのはいしゃ』偕成社
『北風ふいてもさむくない』福音館書店
『バートルのこころのはな』小学館ツ黴
『奇跡の一本松 大津波をのりこえて』汐文社
『ピートのスケートレース 第二次世界大戦下のオランダで』
福音館書店
♪ フィクション ♪ 5点
ツ黴
『宇宙からきたかんづめ』ゴブリン書房
『ギッちゃんの飛んでくる空』佼成出版
『少年探偵カケルとタクト ぬすまれた通知表』
幻冬舎ルネッサンス
『羊飼いの指輪 ファンタジーの練習帳』光文社
『おれたちの青空』集英社
ツ黴
♪ ノンフィクション ♪ 9点
『しんぶんしあそび』ハッピーオウル社
『トドマツ森のモモンガ』福音館書店ツ黴
『こん虫のことば』偕成社
『ひらめきが世界を変えた!発明大図鑑』岩崎書店
『ありがとう私のいのち 星野富弘詩画集』学習研究社
『名探偵コナン理科ファイル 人のからだの秘密』小学館
『14歳からの精神医学』日本評論社
『未来を切り拓く!数学は「働く力」』ぺりかん社
『売るしごと』ぺりかん社
ツ黴
♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 1点
ツ黴
『天游 蘭学の架け橋となった男』くもん出版
■ 今週のおすすめ ■
ツ黴
♪♪ 絵本 ♪♪
ツ黴
=幼児以上=
ツ黴
『くらげのりょかん』 やぎ たみこ(文・絵) 教育画劇ツ黴
1100 円 11/11発行
→きのこ山へきのこ狩りに行ったたけちゃんとおじいちゃんは道
に迷ってしまいます。するとそこにくらげ旅館が現れ、泊まる
ことに。ところがこの旅館、快適だけれど不思議なことが次々
起こり…。
ツ黴
『やになった』 ブルーノ・ムナーリ(文・絵)谷川 俊太郎
(訳) フレーベル館ツ黴 1100 円 11/10発行
(ブルーノ・ムナーリの1945シリーズ)
→ぞうは、重い動物でいるのが「やになった」…。では何になり
たいの?次々と「やになった」動物たちが登場する。ムナーリ
のしかけ絵本第3巻。
ツ黴
『ターシャのかずのほん 1はいち』 ターシャ・テューダー(文
・絵)ないとう りえこ(訳) メディアファクトリーツ黴 1300 円
11/11発行
→「1はいち、おさらのなかでおよぐあひるのこ、いちわ」1から
20までの数字をターシャの美しい絵と文章で楽しむ絵本。
ツ黴
『子ぐものいのり』 久留島 武彦(文)古内 ヨシ(絵)
幻冬舎ルネッサンスツ黴 1300 円 11/11発行
(くるしま童話名作選)
→教会の天井の隅に、親子のクモが住んでいました。今夜はクリ
スマスイブ。たくさんの人が掃除を始めます。やがて運ばれて
きたクリスマスツリーに親子クモは糸を張ってしまいますが…。
ツ黴
『えんまのはいしゃ』 くすのき しげのり(文)二見 正直
(絵) 偕成社ツ黴 1200 円 11/11発行
→とんとむかし、えん魔さまの前にほら吹きの歯医者が、お裁き
をうけることになった。患者を痛くさせたことはないと言い張
る歯医者に、鬼たちが歯を抜かせて、試すことになり…。
ツ黴
『北風ふいてもさむくない』 あまん きみこ(文)西巻 茅子
(絵) 福音館書店ツ黴 1200 円 11/11発行(ランドセルブックス)
→かこちゃんはお母さんに赤いマフラーを編んでもらいました。
きつねのこも、うさぎのこも、ねずみのこもマフラーを編んで
もらいました。ところが、小さな小さな泣き声が聞こえてきて
…。
ツ黴
『バートルのこころのはな』 イチンノロブ・ガンバートル(文)
バーサンスレン・ボロルマー(絵)津田 紀子(訳) 小学館ツ黴
1400 円 11/11発行
→バートルのおじいちゃんの話が始まります。昔あるところに、
心の優しい息子がいて、飲むと長生きできる心の花の朝露を集
めに行ったと…。
ツ黴
=小学校中学年以上=
ツ黴
『奇跡の一本松 大津波をのりこえて』 なかだ えり(文・絵)
汐文社ツ黴 1800 円 11/10発行
→3月11日の大津波で一本だけ生き残った、陸前高田の高田松原
の一本松。残された松が、遠い昔のことやあの日の出来事を語
る。
ツ黴
『ピートのスケートレース 第二次世界大戦下のオランダで』 ル
イーズ・ボーデン(文)ニキ・ダリー(絵)ふなと よし子
(訳) 福音館書店ツ黴 1500 円 11/11発行
(世界傑作絵本シリーズ)
→第二次大戦中、オランダに10歳の少年ピートがいた。スケート
に夢中なピートはある日、じいちゃんから重要な任務を任され
る…。
ツ黴
♪♪ フィクション ♪♪
ツ黴
=小学校中学年以上=
ツ黴
『宇宙からきたかんづめ』 佐藤 さとる(文)岡本 順(絵)
ゴブリン書房ツ黴 1300 円 11/11発行
→ぼくがスーパーで見つけたおしゃべりする缶詰。実は、その缶
詰は地球を調査するためにやってきた宇宙人の休憩場所だった
…。
ツ黴
『ギッちゃんの飛んでくる空』 幸原 みのり(文)倉石 琢也
(絵) 佼成出版ツ黴 1300 円 11/11発行
(いのちいきいきシリーズ)
→土曜日、忘れ物を取りに来た3年生の万里と秀介は学校の池に
シラサギが来ているのを見つける。学校が休みの日に飛んでく
るシラサギのギッちゃん。ところがあるとき…。
ツ黴
=小学校高学年以上=
ツ黴
『少年探偵カケルとタクト ぬすまれた通知表』 佐藤 四郎
(文) 幻冬舎ルネッサンスツ黴 1200 円 11/11発行
→終業式の日、カケルの小学校で通知表の「あゆみ」が盗まれた
。うせ物探偵事務所の風早所長のもと、カケルたちは少年探偵
団を結成して「あゆみ」盗難の謎を追う。
ツ黴
=中学以上=
ツ黴
『羊飼いの指輪 ファンタジーの練習帳』 ジャンニ・ロダーリ
(文)関口 英子(訳) 光文社ツ黴 762 円 11/10発行
(光文社古典新訳文庫)
→「ピノッキオ」や、グリム、ロシア民話などをロダーリ流にア
レンジした20の短編。それぞれ3つの結末が用意され、どれ
を選ぶかは読者の選択に任される。
ツ黴
『おれたちの青空』 佐川 光晴(文) 集英社ツ黴 1200 円
11/10発行
→札幌の児童擁護施設に暮す中学生たち。高校受験を控えた彼ら
の悩める青春を描く。大雪の朝、家出を決行した卓也の話「小
石のように」ほか、全3編。
ツ黴
♪♪ ノンフィクション ♪♪
ツ黴
=小学校低学年以上=
ツ黴
『しんぶんしあそび』 藤本 ともひこ(文・絵) ハッピーオウ
ル社ツ黴 1300 円 11/10発行
→新聞紙を折って、まるめて、破いて遊ぼう。親しみやすいイラ
ストで様々な新聞紙の遊び方を紹介する。
ツ黴
『トドマツ森のモモンガ』 山村 輝夫(文・絵) 福音館書店ツ黴
1200 円 11/11発行(ランドセルブックス)
→北海道の森の中、エゾモモンガがマントのような皮膜を広げて
飛びます。お母さんとモモンガの子どもたちの生きる姿を描い
た物語絵本。
ツ黴
『こん虫のことば』 岡島 秀治監修(文) 偕成社ツ黴 1400 円
11/11発行(こん虫のふしぎ3)
→アリは、触覚を確かめ合いながらことばを交わします。ガは、
匂いを出してことばを交わします。昆虫たちの様々な「ことば
」をカラー写真を使い解説する。
ツ黴
=小学校高学年以上=
ツ黴
『ひらめきが世界を変えた!発明大図鑑』 ジュリー・フェリス
(文)奥澤 朋美(訳) 岩崎書店ツ黴 6000 円 11/09発行
→電球、DNA、冷蔵庫、ファスナー、レゴブロック、潜水艦…
6つの観点から1分けた109項目の古今東西の発明を写真を使い
解説する。発明した年代付。
ツ黴
『ありがとう私のいのち 星野富弘詩画集』 星野 富弘(文・
絵) 学習研究社ツ黴 1000 円 11/11発行
→手足が麻痺をしてしまってから、初めて書いた字やこれまでの
作品を掲載。命が与えられている今の感謝の思いを綴る。
詩画集。
ツ黴
『名探偵コナン理科ファイル 人のからだの秘密』 ガリレオ工房
監修(文) 小学館ツ黴 700 円 11/11発行
(小学館学習まんがシリーズ)
→コナンの事件解決のまんがの後、事件に絡めた「人のからだ」
について、わかりすく解説する。
ツ黴
=中学以上=
ツ黴
『14歳からの精神医学』 宮田 雄吾(文) 日本評論社ツ黴 1300 円
11/10発行
→精神科医である著者による、摂食障害、うつ病などについての
解説。実例を挙げているので、それぞれ具体的でわかりやすい。
ツ黴
『未来を切り拓く!数学は「働く力」』 高濱 正伸(文)
ぺりかん社ツ黴 1300 円 11/11発行(なるにはBOOKS別巻)
→数学を学ぶことで身に付く、「見える力」と「詰める力」は社
会に出てから役立つ基礎力。教育者である著者が、学びの極意
を分かりやすく解説する。
ツ黴
『売るしごと』 松井 大助(文) ぺりかん社ツ黴 2800 円
11/11発行(会社のしごと)
→住宅メーカー、生活雑貨店、飲食店、生命保険会社、食品メー
カー、広告代理店…様々な「売るしごと」の会社をインタビュ
ーを交えて解説する。
ツ黴
♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪
ツ黴
=小学校高学年以上=
ツ黴
『天游 蘭学の架け橋となった男』 中川 なをみ(文)こしだ
ミカ(絵) くもん出版ツ黴 1400 円 11/10発行
→江戸時代の大坂。医学だけに限らず、蘭学の新しい分野を開拓
した中天游の生涯を描く。福沢諭吉の先生の先生の話。
ツ黴
■ 今週の一冊 ■
今週は『天游 蘭学の架け橋となった男』です。
この本を出版している、くもん出版ではこれまでにも江戸時代の
人物に焦点を当てた本を3冊刊行していますが、その流れの中で
の一冊といっていいのだと思います(『天と地を測った男 伊能
忠敬』『月のえくぼを見た男 麻田剛立』『星空に魅せられた男
間重富』)。
本書も舞台は江戸時代・大坂。
信念をもって、蘭学を極めた人。それが中天游だったのです。
この本を読むまで、恥ずかしながら全くその名も知らなかったの
ですが、一心不乱に勉学に励む姿に心打たれました。
当時、幕府の意向で「民間の蘭学は、医学に限る」との考えが流
布したようですが、天游は医学に止まらず、その好奇心のままに
教えを請い、また若い人へ諭しもしたようです。
天游は緒方洪庵を育て、その緒方の開いた塾から福沢諭吉が育ち
…と歴史の連綿たる流れを感じます。
歴史に興味のある子どもに限らず、人の生き方の見本のひとつと
して広く手にしてもらえたら嬉しく思います。 (す)