3月20日(火)に、バートン展の記念講演会として最初にお話しをしてくださるのは、直木賞作家で『小さいおうち』の作者・中島京子さんです。中島さんの最新作は『樽とタタン』(新潮社/1400円+税)ーー小学生のわたしが、学校帰りに毎日行っていた喫茶店で出会った人々から学んだものは…「甘酸っぱくてほろ苦いお菓子のように幸せの詰まったものがたり」と紹介されています。

この本のサイン本を2階の和書部で発見!
ちいさな色紙にメッセージも書いてくださっています。

サインはこんな感じです。でも3月20日の講演会に参加してくださる方は、直接サインがいただけますからね~。最新刊『樽とタタン』も用意する予定です。
バートンと中島京子さんって、どんな関係なのかしら? バートンは『ちいさいおうち』の表紙に“HER-STORY”と書いています(日本語版にはないので、洋書の表紙をご覧ください!)。この家が女性だというだけではなく、男性の作る歴史(HISTORY)に対するバートンの思いが込められたものとも感じられるメッセージですよね。中島さんの『小さいおうち』も主人公は昭和初期に女中奉公に出た少女タキーーそこには、大きな歴史の中で生きた女性の“HER-STORY”があるような気がします。異色とも思える組み合わせですが、どんな発見があるかワクワクする講演会です。
まだお席には余裕がありますので、ご希望の方はぜひお電話ください。ご参加をお待ちしています!

バートン展記念講演会・第1回:中島京子氏講演会
日時:2018年3月20日(火) 午後7時~8時半 ※受付は6時40分~
会場:教文館6階 ナルニア国店内
参加費:1000円 ※当日受付でお支払いください。
予約電話:03-3563-0730(10時~20時)