2011年9月25日~10月1日入荷分 

■ 今週のおすすめ ■

♪ 絵本 ♪ 9点

『どうぶつうります』フレーベル館
『たんじょうびのおくりもの』フレーベル館
『みつばちぴい』フレーベル館
『かしのきホテル』フレーベル館
『ねえ、おきてる?』光村教育図書
『だいじなだいじなぼくのはこ』ミシマ社
『ねえ おかあさん』大日本図書
『うまのおいのり』至光社
『なにか、わたしにできることは?』西村書店

♪ フィクション ♪ 8点

『ゆうれい猫ふくこさん』岩崎書店
『十方暮の町』角川書店
『消されたサーカスの男』文渓堂
『冥界からの使者』文渓堂
『小さなバイキング ビッケ』評論社
『ビッケと赤目のバイキング』評論社
『モナミは世界を終わらせる?』角川書店
『海にはワニがいる』早川書房

♪ ノンフィクション ♪ 8点

『「はやぶさ」がとどけたタイムカプセル』文渓堂
『サンゴの海のかわいいさかな』新日本出版社
『戦国武将55』講談社
『日本のもと 米』講談社
『宮沢賢治の心を読む(1)』童話屋
『すぐわかる日本の伝統色 改訂版』東京美術
『弁護士になるには』ぺりかん社
『新 世界の家』パイインターナショナル

♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 1点

『新編 あいたくて』新潮社

■ 今週のおすすめ ■

♪♪ 絵本 ♪♪

=幼児以上=

『どうぶつうります』 ブルーノ・ムナーリ(文・絵)谷川 俊太
 郎(訳) フレーベル館1100 円 11/08発行
 (ブルーノ・ムナーリの1945シリーズ)
 →「あかいはねのフラミンゴはいかが?」「いや、けっこう、こ
  いつはパイプをすうからね」次々に現れる動物たち。でも…。
  1982年『どうぶつはいかが?』(大日本絵画)の新訳。

『たんじょうびのおくりもの』 ブルーノ・ムナーリ(文・絵)
 谷川 俊太郎(訳) フレーベル館1100 円 11/08発行
 (ブルーノ・ムナーリの1945シリーズ)
 →息子の3歳の誕生日に家に向かったトラック運転手のマルコ。
  次々に乗り物が代わり、最後には…。1982年『たんじょうびの
  プレゼント』(大日本絵画)の新訳。

『みつばちぴい』 北 杜夫(文)和田 誠(絵) フレーベル館
 1200 円 11/09発行(復刊絵本セレクション)
 →みつばちのぴいは怠けてばかり。働くのが嫌で野原に逃げ出し
  たびいだったが…。北杜夫、和田誠のコンビによる絵本。
  1964年同社刊の復刊。

『かしのきホテル』 久保 喬(文)駒宮 録郎(絵)
 フレーベル館1200 円 11/09発行(復刊絵本セレクション)
 →ここは森のかしのきホテル。誰でも区別なく泊めてくれるけど
  、お客はワガママを言ってばかり。挙句によそのホテルにいっ
  てしまうが…。1976年同社刊の復刊。

『ねえ、おきてる?』 ソフィー・ブラックオール(文・絵)
 もとした いづみ(訳) 光村教育図書1300 円 11/09発行
 →眠れないエドワードはママに質問してばかり。「なんでねてる
  の?」「なんでよるなの?」「なんでなんで?」ママとエドワ
  ードのやり取りが微笑ましい絵本。

『だいじなだいじなぼくのはこ』 益田 ミリ(文)平澤 一平
 (絵) ミシマ社1500 円 11/10発行
 →たったひとりでここまできたよ。どこからきたの?なにしにき
  たの?何ができるかまだわからない。だってぼくには初めてば
  かり…。

『ねえ おかあさん』 下田 冬子(文・絵) 大日本図書
 1300 円 11/09発行
 →お母さんとお出かけの日。早く行きたくてお手伝いするけど、
  逆に邪魔してばかり。挙句にデパートで迷子になって…。

『うまのおいのり』 まつむら まさこ(文・絵) 至光社
 1300 円 11/09発行
 →馬小屋の片隅に、一枚の手紙がありました。それは新しい持ち
  主になる人に宛てた、馬からの手紙…。

=中学以上=

『なにか、わたしにできることは?』 ホセ・カンパナーリ(文)
 ヘスース・シスネロス(絵)寺田 真理子(訳)
 西村書店ー新潟ー1400 円 11/10発行
 →毎朝、おじさんは新聞を読む。一字一句丹念に。そして、ある
  時おじさんの中に湧き上がってきた言葉…「なにか、わたしに
  できることは?」

♪♪ フィクション ♪♪

=小学校中学年以上=

『ゆうれい猫ふくこさん』 廣嶋 玲子(文)バラマツ ヒトミ
 (絵) 岩崎書店1200 円 11/10発行(おはなしガーデン)
 →団子町の人気者だった猫のふくこさん。交通事故で死んでしま
  った後も幽霊猫として町内をさすらう。ある日、悪霊に取り付
  かれてしまった夏美を見つけたふくこさんは夏美を救うべく…。

=小学校高学年以上=

『十方暮の町』 沢村 鐵(文) 角川書店1600 円 11/09発行
 (銀のさじ)
 →中学3年の和喜の町で「神隠し」が多発する。ある日、和喜は
  慎治という青年に出会い、町が今「十方暮という魔の時期に入
  っていることを聞く。町を守るために立ち上がる仲間たち。そ
  して…。

『消されたサーカスの男』 T・マック(文)スカイ エマ(絵)
 金原 瑞人(訳) 文渓堂900 円 11/09発行
 (シャーロック・ホームズ&イレギュラーズ1)
 →サーカスの綱渡りで、落下し死んだザリンダブラザーズ。とこ
  ろがその裏には陰謀が隠されていた。モリアーティ教授も登場
  し、事件は思わぬ方向へ…。共著:M・シトリン、共訳:相山
  夏奏

『冥界からの使者』 T・マック(文)スカイ エマ(絵)金原 
 瑞人(訳) 文渓堂900 円 11/09発行
 (シャーロック・ホームズ&イレギュラーズ2)
 →若く美しい娘がホームズの事務所を訪れる。降霊会で謎の死を
  遂げた娘の叔母の事件を解明するために、ベイカーズトリート
  ・イレギュラーズが活躍する。共著:M・シトリン、共訳:相
  山夏奏

『小さなバイキング ビッケ』 ルネール・ヨンソン(文)エーヴ
 ェット・カールソン(絵)石渡 利康(訳) 評論社1400 円 
 11/09発行(児童図書館・文学の部屋)
 →1967年『小さなバイキング』(大塚勇三訳/学習研究社)の新
  訳/荒々しいバイキングの族長の子どもビッケは、親切で利口
  でした。争いを好まず、知恵で困難を乗り越えます。

『ビッケと赤目のバイキング』 ルネール・ヨンソン(文)エーヴ
 ェット・カールソン(絵)石渡 利康(訳) 評論社1400 円 
 11/09発行(児童図書館・文学の部屋)
 →1974年同社刊の新装版/ビッケのお父さんハルバル達は、遠征
  した先の赤目のバイキングに捕まってしまいます。一人助かっ
  た仲間は、ビッケの知恵に助けを求めました。

=中学以上=

『モナミは世界を終わらせる?』 はやみね かおる(文)
 角川書店1400 円 11/09発行(銀のさじ)
 →高校生の萌奈美(モナミ)は、ある日見知らぬ男に「おまえは
  命を狙われている」と告げられる。世界の大事件とモナミの周
  囲で起きることが同調しているとも。そのトリックは?

『海にはワニがいる』 ファビオ・ジェーダ(文)飯田 亮介
 (訳) 早川書房1400 円 11/09発行
 →タリバーン政権に追われ、母と逃れたエナヤット。目が覚める
  と隣に母の姿はなかった…。10歳にしてパキスタン、イラン、
  トルコ、ギリシア、そしてイタリアを命をかけて越えた少年の
  物語。

♪♪ ノンフィクション ♪♪

=小学校中学年以上=

『「はやぶさ」がとどけたタイムカプセル』 山下 美樹(文)
 文渓堂1300 円 11/10発行
 →小惑星探査機はやぶさの7年間に渡る旅をカラー写真とイラス
  トをふんだんに使い、物語仕立てで分かりやすく解説する。
  監修:的川泰宣

『サンゴの海のかわいいさかな』 さかなクン(文) 新日本出版
 社2500 円 11/09発行(さかなクンと中村征夫の海のおさかな
 大百科1)
 →さかなクンと「水中の報道写真家」である中村征夫による魚の
  写真図鑑。クマノミやチョウチョウウオ、キンチャクダイなど
  サンゴの海の仲間を紹介する。

『戦国武将55』 清水 昇監修(文) 講談社1500 円 
 11/09発行(しらべ図鑑マナペディア)
 →室町時代後期から大阪夏の陣にかけて活躍した戦国武将55人を
  年代順に配置、カラーの挿絵と資料でその生涯を紹介する。

=小学校高学年以上=

『日本のもと 米』 服部 幸應監修(文) 講談社1400 円 
 11/09発行
 →日本人の主食、米。米作りが始まった弥生時代から現代までの
  米と日本の文化と歴史の発展をイラストや写真を交え、分かり
  やすく解説する。

『宮沢賢治の心を読む(1)』 草山 万兎(文)加藤 昌男
 (絵) 童話屋1250 円 11/09発行
 →草山万兎こと、河合雅雄の解説で読む宮沢賢治。「雪渡り」
  「なめとこ山の熊」「注文の多い料理店」「セロ弾きのゴーシ
  ュ」

=中学以上=

『すぐわかる日本の伝統色 改訂版』 福田 邦夫(文)
 東京美術2000 円 11/08発行
 →2005年同社刊の改訂版。

『弁護士になるには』 田中 宏(文) ぺりかん社1200 円 
 11/10発行(なるにはBOOKS)
 →「格好よくて高収入」のイメージが強い弁護士だが、過酷で危
  険なことに直面することもある。現場の生の声を紹介しながら
  、その適性や必要な資格や進路を伝える。共著:山中伊知郎

『新 世界の家』 ベンハルト・M・シュミッド(文) パイイン
 ターナショナル1800 円 11/09発行
 →ドイツ、イギリス、スウェーデン、中国、マレーシア、日本、
  イラン…世界40ヶ国188軒の家を撮影した写真集。ソフトカバ
  ーで小ぶりなので手に取りやすく見やすい。

♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪

=小学校高学年以上=

『新編 あいたくて』 工藤 直子(文)佐野 洋子(絵)
 新潮社438 円 11/10発行(新潮文庫)
 →工藤直子詩集。佐野洋子挿絵。1991年大日本図書刊に新しい詩
  を加え、編み直したもの。

■ 今週の一冊 ■

 今週は、『小さなバイキング ビッケ』と『ビッケと赤目のバイ
 キング』の2冊です(笑顔)。

 実は春先に、営業のKさんから「新装復刊する」と話を聞いて、
 ずーーーっと楽しみにしていた出版です。
 装丁もとても素敵で、ビッケがかわいい!

 バイキングという職業(?)からするとビッケはとても弱虫なの
 ですが、暴力ではなく知恵で問題解決をする、頭の回転の速い機
 知に富んだ男の子なのです。
 力の強い族長である父さんや、その仲間から次第にビッケは頼り
 にされるのです。

 昔、わたしが子どもだったころテレビアニメにもなってました。
 ♪~ビッケ、ビッケ、ビッケはゆかいなバイキング~という歌を
 ご存知の方もいらっしゃるのでは?

 しばらく「ビッケ」のお話は品切れが続いていたので、また子ど
 も達に愛されていったらいいな、と願っています。
 挿絵もとてもよいのでお話と合わせて、楽しんでくださいね!
 続刊も待ち遠しいです。  (す)