2011年8月21日~8月27日入荷分
■ 今週のおすすめ ■
♪ 絵本 ♪ 12点
『クッツさんのくつ』岩崎書店
『これだからねこはだいっきらい』岩崎書店
『あそびましょ』アリス館
『どーんちーんかーん』講談社
『あきねこ』講談社
『コウモリとしょかんへいく』徳間書店
『ぺろぺろキャンディー』さ・え・ら書房
『ゆめちゃんのハロウィーン』講談社
『おちばいちば』ブロンズ新社
『なんとなく』絵本館
『じゃがいも畑』光村教育図書
『アートとマックス ゴキゲンなゲイジュツ』BL出版
♪ フィクション ♪ 11点
『ふかふかの羽の友だち』小峰書店
『あかいくま』講談社
『マキちゃんのえにっき』平凡社
『デイジーのもんだい!子ネコちゃん』小峰書店
『子ゾウ・ロッドの冒険』フレーベル館
『アハメドくんのいのちのリレー』集英社
『エリザベス女王のお針子』徳間書店
『丘の家のジェーン』角川書店
『セカンド・サマー』角川書店
『チェラブ7 疑惑』ほるぷ出版
『葉桜』集英社
♪ ノンフィクション ♪ 11点
『ぼくらは闘牛小学生!』佼成出版
『カモのきょうだい クリとゴマ』アリス館
『ジュニア地球白書2010-11 気候変動と人類文明』
ワールドウォッチジャパン
『世界のミュージック図鑑』ポプラ社
『日本のもと 家族』講談社
『珍獣病院』講談社
『日本の淡水魚258』文一総合出版
『月と暮らす。』誠文堂新光社
『作家の猫2』平凡社
『東北のアルバム ふるさとの記憶』河出書房新社
『ふるさと玩具図鑑』平凡社
♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 1点
『絵をかいていちんち まど・みちお100歳の画集』新潮社
■ 今週のおすすめ ■
♪♪ 絵本 ♪♪
=幼児以上=
『クッツさんのくつ』 ジョン・ダナリス(文)ステラ・ダナリス
(絵)寺岡 由紀(訳) 岩崎書店 1500 円 11/09発行
→美しくて、素晴らしくて、同じものはひとつもない靴を作るク
ッツさん。ところが、近くに靴工場ができて…。第17回いたば
し国際絵本翻訳大賞(英語部門)大賞受賞作。
『これだからねこはだいっきらい』 シモーナ・メイッサー(文)
嘉戸 法子(訳) 岩崎書店 1500 円 11/09発行
→昔々、犬と猫は一緒に仲良く暮らしていました。ところがある
日、猫たちが猫だけのパーティーを開こうとして…。第17回い
たばし国際絵本翻訳大賞最優秀翻訳大賞(イタリア語部門)受
賞作。
『あそびましょ』 いしい むつみ(文)こみね ゆら(絵)
アリス館 1300 円 11/09発行
→1989年岩崎書店刊『五月のはじめ、日曜日の朝』収録の「しろ
つめ草のかんむり」を改稿、改題し、絵を描きおろしたもの。
『どーんちーんかーん』 武田 美穂(文・絵) 講談社 1400 円
11/08発行(講談社の創作絵本)
→いたずら好きなやまぶしさん。ある日、ほら貝できつねを驚か
せます。ところが、夜になると様子がおかしい。葬式の行列が
やまぶしさんの近くにやってきて…。
『あきねこ』 かんの ゆうこ(文)たなか 鮎子(絵) 講談社
1500 円 11/08発行(講談社の創作絵本)
→かのが公園のベンチで見つけたものは、絵筆にパレット、画用
紙に絵具。そこへあきねこが現れて秋の風景を描きはじめます。
『コウモリとしょかんへいく』 ブライアン・リーズ(文・絵)
さいごう ようこ(訳) 徳間書店 1500 円 11/08発行
→コウモリたちが夜空を飛びまっしぐらに目指す所は図書館。今
夜は図書館の窓が開いていた。図書館の中で遊び放題のコウモ
リたち。やがて読み聞かせの物語の中に引き込まれ…。
『ぺろぺろキャンディー』 ルクサナ・カーン(文)ソフィー・ブ
ラッコール(絵)もりうち すみこ(訳) さ・え・ら書房
1400 円 11/08発行
→誕生会に呼ばれて嬉しくてたまらないルビーナ。でも、妹のサ
ナが駄々をこねて一緒に連れて行くことに。おまけにお土産に
もらったペロペロキャンディーまでサナに食べられてしまい…。
『ゆめちゃんのハロウィーン』 高林 麻理(文・絵) 講談社
1500 円 11/08発行(講談社の創作絵本 季節と行事のよみきか
せ絵本)
→9月も終わりのある日、ゆめちゃんとお母さんはニューヨーク
の街中を買い物に出かけます。街はハロウィーンで一色。ゆめ
ちゃんたちもハロウィーンの準備を始めます。
『おちばいちば』 西原 みのり(文・絵) ブロンズ新社
1300 円 11/08発行
→幼稚園でどんぐりの馬を作ったさっちゃん。ところが、ある日
強い風が吹いてきて、さっちゃんの体が小さくなりました。ど
んぐりの馬に乗り、てんとう虫と「おちばいちば」に行くと…。
=小学校低学年以上=
『なんとなく』 五味 太郎(文・絵) 絵本館 1200 円
11/08発行
→パン屋が自転車を作った。「なんで?!」「なんとなく…」―
「なんとなく」で繋がっていくいろいろな職業の人たち…。
『じゃがいも畑』 カレン・ヘス(文)ウェンディ・ワトソン
(絵)石井 睦美(訳) 光村教育図書 1500 円 11/08発行
→ぼくとメイベルとエディは、夜こっそりじゃがいも畑に忍び込
んだ。ぼくたちの母さんは働きづめにもかかわらず、食べるも
のに事欠いていたんだ。袋一杯に詰め込んで帰ったが…。
『アートとマックス ゴキゲンなゲイジュツ』 デイヴィッド・ウ
ィーズナー(文・絵)江國 香織(訳) BL出版 1600 円
11/08発行
→アーサーが絵を描いていると、マックスがやってきて絵を描き
たいと言い出します。「ぼくを描けよ」というアーサーにマッ
クスがしたことは…。
♪♪ フィクション ♪♪
=小学校低学年以上=
『ふかふかの羽の友だち』 ウォン・ハーバート・イー(文・絵)
小野原 千鶴(訳) 小峰書店 1300 円 11/08発行
(ネズミさんとモグラくん3)
→朝早く起きたネズミさんはモグラくんの家に行きます。葉っぱ
を体中に付けて鳥になるネズミさんとモグラくん…。ネズミさ
んとモグラさんのお話が4つ収録。
『あかいくま』 中脇 初枝(文)布川 愛子(絵) 講談社
1200 円 11/08発行(わくわくライブラリー)
→りかちゃんは自分のことを、あかいくまだと思ってました。そ
れは赤ちゃんの時からずっと一緒にいたからです。
=小学校中学年以上=
『マキちゃんのえにっき』 いせ ひでこ(文・絵) 平凡社
1300 円 11/08発行
→マキちゃんは、保育園に通う3月生まれの女の子。絵を描くマ
マとひとつ上のマエおねえちゃんとパパと一緒に暮らしていま
す。1987年講談社刊に、未発表作を加えた新編。
『デイジーのもんだい!子ネコちゃん』 ケス・グレイ(文)ニッ
ク・シャラット(絵)吉上 恭太(訳) 小峰書店 1300 円
11/08発行(いたずらデイジーの楽しいおはなし)
→デイジーはママと一緒にスペイン旅行に出かける。そこで見つ
けた6匹のノラ猫たち。ある日こっそりノラ猫をホテルのベッ
トに入れたから、さあ大変。ノミに噛まれてママは体中が腫れ
て…。
『子ゾウ・ロッドの冒険』 草山 万兎(文)金尾 恵子(絵)
フレーベル館 1600 円 11/08発行(河合雅雄の動物記7)
→子象ロッドは、アフリカのサバンナでお母さんや姉さんたち、
17頭の群れで暮らしていた。大人の象に守られ、群れの中で成
長するロッド。アフリカゾウの生態が良くわかる動物記。
=小学校高学年以上=
『アハメドくんのいのちのリレー』 鎌田 實(文)安藤 俊彦
(絵)ピーター・バラカン英訳(訳) 集英社 1429 円
11/08発行
→2005年イスラエル兵によって殺された12歳の息子の臓器を敵国
の子どもたちを救うために差し出した父親がいた―新聞で見つ
けた小さな記事から生まれた「いのちのリレー」の本。
=中学以上=
『エリザベス女王のお針子』 ケイト・ペニントン(文)柳井 薫
(訳) 徳間書店 1600 円 11/08発行
→舞台はエリザベス朝時代のイングランド。仕立て職人の父をも
つ、13歳のメアリーはお針子。ある時、女王暗殺計画を偶然聞
いてしまったメアリーは、阻止しようと奔走するが…。
『丘の家のジェーン』 モンゴメリ(文)木村 由利子(訳)
角川書店 705 円 11/08発行(角川文庫)
→裕福だが冷淡な祖母と祖母のお人形のような母と暮らすジェー
ン。ある時、死んだと思っていた父から、プリンス・エドワー
ド島への招待が届く。
『セカンド・サマー』 アン・ブラッシェアーズ(文)大嶌 双恵
(訳) 角川書店 819 円 11/08発行(角川文庫)
→2003年理論社刊の文庫化。
『チェラブ7 疑惑』 ロバート・マカモア(文)大澤 晶(訳)
ほるぷ出版 1600 円 11/08発行(チェラブ)
→武器密売の疑惑のかかるロシアの航空会社の腐敗を暴くため、
ジェームズは工作員と共に証拠をつかむミッションをうけた。
『葉桜』 橋本 紡(文) 集英社 1300 円 11/08発行
→高校生の佳奈は、長年通っている書道教室の先生に恋心を抱い
ていた。けれど先生には奥さんがいる…。少女のきらめきと切
なさを描いた、青春小説。
♪♪ ノンフィクション ♪♪
=小学校中学年以上=
『ぼくらは闘牛小学生!』 堀米 薫(文) 佼成出版 1500 円
11/08発行(感動ノンフィクション!)
→2002年4月新潟県小千谷(おぢや)市東山小学校にやってきた
のは、牛太郎という名前の牛。伝統の「小千谷闘牛」に毎年出
場する牛太郎だったが、2004年10月に中越地震が発生し…。
『カモのきょうだい クリとゴマ』 なかがわ ちひろ(文・絵)
アリス館 1400 円 11/09発行
→写真:中村玄/著者の小学生の息子が拾ってきたのはカルガモ
の卵。8個あった卵だが、無事に孵ったのは2羽、クリとゴマ。
この2羽のカルガモの成長記録。
=小学校高学年以上=
『ジュニア地球白書2010-11 気候変動と人類文明』 林
良博監修(文) ワールドウォッチジャパン 2500 円
11/08発行
→2010~2011年度版は気候変動がもたらす様々な影響について述
べ、気候変動を抑えるための再生可能エネルギーへの取り組み
や世界各国の動きについて論を進める。
『世界のミュージック図鑑』 リチャード・マレット監修(文)
ポプラ社 3800 円 11/08発行
→古代から最近の音楽まで幅広く世界的な視点で音楽を紹介する
。CDで珍しい楽器や演奏を聴くこともできる。監修:アン・
マリー・スタンレー、日本語版監修:神原雅之、塩原麻里/C
Dつき
『日本のもと 家族』 服部 早苗監修(文) 講談社 1400 円
11/08発行
→イザナギとイザナミの神話から平安時代の通い婚、江戸時代の
階層によって違う結婚、「家」意識の強まり、明治時代から現
代に至るまでの結婚と家族観の変遷を分かりやすく解説する。
『珍獣病院』 田向 健一(文) 講談社 1500 円 11/07発行
→ウサギ、ハムスター、金魚、カメ、カエル、ヤモリ、ウーパー
ルーパー、リスザル、モモンガ…。どんな動物の病気も治そう
とする珍獣ドクターの奮闘記。
=中学以上=
『日本の淡水魚258』 松浦 啓一監修(文) 文一総合出版
1000 円 11/08発行(ポケット図鑑)
『月と暮らす。』 藤井 旭(文) 誠文堂新光社 1500 円
11/08発行
→月齢0から29までの月の満ち欠け、月のある風景、月にまつわ
る文学など、様々な角度から月に関することを美しい写真と共
に解説、紹介する。
『作家の猫2』 コロナ・ブックス編集部(文) 平凡社 1600 円
11/06発行(コロナ・ブックス)
→石井桃子、加藤楸邨、池部良、武満徹、佐野洋子、上野瞭、諏
訪優、熊田千佳慕など、作家たちが共に暮らした猫たちを紹介
する。『作家の猫』第二弾。
『東北のアルバム ふるさとの記憶』 小野 幹(文)小野 幹
(写真) 河出書房新社 1400 円 11/08発行(らんぷの本)
→昭和30年~40年台の東北六県の人々の暮らしを収めた写真集。
家族総出の田植え、大漁に沸く港町など故郷の風景がよみがえ
る。
『ふるさと玩具図鑑』 井上 重義(文) 平凡社 1900 円
11/08発行
→北海道から沖縄まで、全国の郷土玩具をカラー写真で紹介する。
♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪
=小学校高学年以上=
『絵をかいていちんち まど・みちお100歳の画集』 まど・みち
お(文・絵) 新潮社 2000 円 11/08発行
→まどさんが、50歳代の頃に描いた抽象画作品から35点、99歳か
ら再び描き始めた作品から170点を自選し、収録。抽象画に対
する想いも綴る。
■ 今週の一冊 ■
あぁ…今週も「これこそ!!!」と力をこめてご紹介したい作品
はありませんでした。
ただし全くダメということではないので、いくつか取り上げてい
きますね。
まずは『コウモリとしょかんへいく』を。
コウモリたちが、様々な本を読んでいる場面があるのですが、有
名な作品がモチーフになっている絵がたくさんあるので、それを
見つけるのが楽しいかと思います。
あと『エリザベス女王のお針子』です。
これは歴史が好きな人に、絶賛おすすめです♪
主人公のメアリーと一緒に、ハラハラドキドキしてみてください。
『カモのきょうだい クリとゴマ』も、なかなかおもしろかった
です。『クワガタクワジ物語』のカルガモ版、といったところ。
高校時代によく浅川や、多摩川で探鳥していたことを思い出しま
した。カモの様子がよくわかる、実に興味深い記録です。
著者のなかがわさんが、こういった文章もお書きになることに驚
きました。
最後に『絵をかいていちんち まど・みちお100歳の画集』。
100歳の人が、このような絵を来る日も来る日も描いている…そ
のパワーに敬服します。まどさんの言葉も添えられており、100
歳の思考の一部をうかがえます。 (す)