2011年8月14日~8月20日入荷分
■ 今週のおすすめ ■
ツ黴
♪ 絵本 ♪ 5点
『キジのかあさん』平凡社
『にわとりこっことソーセージ』至光社ツ黴
『みずいろのぞう』ほるぷ出版
『おおきなわんぱくぼうや』ほるぷ出版
『ビブスの不思議な冒険』PHP研究所
♪ フィクション ♪ 4点
ツ黴
『ジム・ボタンの機関車大旅行』岩波書店
『少女病』光文社
『小説あります』光文社
『キミは知らない』幻冬舎
♪ ノンフィクション ♪ 9点
ツ黴
『まっすぐぬう』汐文社
『いろいろなぬい方』汐文社
『北の馬と南の馬』あかね書房
『脱皮コレクション』日本文芸社
『里山だより』毎日新聞社ツ黴
『「中国残留婦人」を知っていますか』岩波書店
『アスリートたちの英語トレーニング術』岩波書店
『達磨からだるま ものしり大辞典』社会評論社
『ガリレオ工房の科学マジック』新星出版社ツ黴
■ 今週のおすすめ ■
ツ黴
♪♪ 絵本 ♪♪
ツ黴
=幼児以上=
ツ黴
『キジのかあさん』 クォン・ジョンセン(文)キム・セヒョン
(絵)ピョン・キジャ(訳) 平凡社ツ黴 1600 円 11/08発行
→山火事が起こり、キジの母さんは生まれたばかりの9羽のひよ
こを連れて逃げまどいます。ところが、火の手はどんどん増し
て、キジの母さんは翼でひよこたちを包み込みますが…。
ツ黴
『にわとりこっことソーセージ』 篠崎 三朗(文・絵) 至光社ツ黴
1200 円 11/07発行
→昔々、ある村におじいさんとおばあさんとおんどりとめんどり
とソーセージがいました。ある時、おんどりとめんどりとソー
セージが逃げ出して、空を飛び…。フランスの昔話をヒントに
作ったお話。
ツ黴
『みずいろのぞう』 nakaban(文・絵) ほるぷ出版ツ黴 1300 円
11/08発行(ほるぷ創作絵本)
→広い広い野原に一頭の水色のぞうがいました。遠いところに行
きたくなったぞうは、川に浮かんだリンゴの木に乗って、どん
どん進みます…。
ツ黴
『おおきなわんぱくぼうや』 ケビン・ホークス(文・絵)尾高
薫(訳) ほるぷ出版ツ黴 1500 円 11/08発行(海外秀作絵本)
→冬一番の大雪の日に赤ん坊が生まれた。トディと名付けられた
その赤ん坊は、とてつもなく大きく寝かせるのも、オムツを代
えるのも、大騒動…。
ツ黴
=小学校中学年以上=
ツ黴
『ビブスの不思議な冒険』 ハンス・マグヌス・エンツェンスベル
ガー(文)ロートラウト・ズザンネ・ベルナー(絵)山川 鉱矢
(訳) PHP研究所ツ黴 1400 円 11/09発行
→ビブスは怒ると洗濯かごに入る。ある日、洗濯かごに入って、
泣きながら叫ぶと、叫んだことが本当になった。次々といろい
ろなことを叫び、最後に叫んだ言葉は…。共訳:山川亜希子
ツ黴
♪♪ フィクション ♪♪
ツ黴
=小学校高学年以上=
ツ黴
『ジム・ボタンの機関車大旅行』 ミヒャエル・エンデ(文)ライ
ンハルト・ミヒル(絵)上田 真而子(訳) 岩波書店ツ黴 880 円
11/08発行(岩波少年文庫)
→フクラム国に届いた小包に入っていたのは黒人の赤ん坊だった
。ジム・ボタンと名付けられ成長したジムは、親友の機関士ル
ーカスと冒険の旅に出る…。1986年同社刊の文庫化。
ツ黴
=中学以上=
ツ黴
『少女病』 吉川 トリコ(文) 光文社ツ黴 1500 円 11/08発行
→母・織子、長女・都、次女・司、三女・紫。それぞれの視点で
語られる女の人生の悲喜こもごも。
ツ黴
『小説あります』 門井 慶喜(文) 光文社ツ黴 1500 円
11/07発行
→廃館が決まった文学館を存続させるために奔走する嘱託職員の
老松郁太。兄郁太を実業界に呼び戻そうとする弟、行方不明の
小説家徳丸敬生の親族…様々な人間模様が織り成す物語。
ツ黴
『キミは知らない』 大崎 梢(文) 幻冬舎ツ黴 1400 円
11/05発行
→ほのかな恋心を抱いていた先生が、突如消えた。たまらず後を
追う悠奈。だが再会したのは先生とは別人のような男だった。
そして悠奈の前に謎の男が現れ、次々と事件に巻き込まれる。
ツ黴
♪♪ ノンフィクション ♪♪
ツ黴
=小学校中学年以上=
ツ黴
『まっすぐぬう』 寺西 恵里子(文) 汐文社ツ黴 2300 円
11/08発行(はじめてのおさいほう1)
→糸を通す、玉結び、玉止め、並縫いなど「縫い」の基本を写真
で分かりやすく解説する。まっすぐに縫うだけでできるコース
ターやクッション、シュシュの作り方を解説。図案付き。
ツ黴
『いろいろなぬい方』 寺西 恵里子(文) 汐文社ツ黴 2300 円
11/08発行(はじめてのおさいほう2)
→本返し縫い、半返し縫い、まつり縫い、たてまつり、巻きかが
り、ブランケットステッチなどの縫い方を写真で解説。可愛い
バックやアップリケの作り方も掲載。図案付き。
ツ黴
『北の馬と南の馬』 前川 貴行(文)前川 貴行(写真)
あかね書房ツ黴 1500 円 11/08発行
→南の馬、宮崎県都井岬の御崎馬と北の馬、青森県尻屋崎の寒立
馬。対照的な土地でたくましく生きる馬たちの姿を収めた写真
集。
ツ黴
=小学校高学年以上=
ツ黴
『脱皮コレクション』 岡島 秀治監修(文)新開 孝(写真)
日本文芸社ツ黴 1400 円 11/06発行
→コガネグモ、ウスバカゲロウ、シマヘビ、ヤマアカガエル、オ
トヒメエビ、アブラゼミ、アゲハ、ナナホシテントウなど様々
な生き物の脱皮の様子を撮影した写真集。写真:関慎太郎
ツ黴
『里山だより』 今森 光彦(文)今森 光彦(写真)毎日新聞社ツ黴
2500 円 11/07発行
→琵琶湖のほとりで撮り続けた四季毎の写真に、102篇の言葉を
添えた写真集。
初出:毎日小学生新聞2009年4月4日~2011年3月26日
ツ黴
=中学以上=
ツ黴
『「中国残留婦人」を知っていますか』 東 志津(文) 岩波書
店ツ黴 820 円 11/08発行(岩波ジュニア新書)
→一人の中国残留婦人を取材し、その女性の半生をたどりながら
、中国残留婦人が生まれた経緯と戦後の中国での苦労、帰国後
のことなど、これまで語られることのなかった歴史に光を当て
る。
ツ黴
『アスリートたちの英語トレーニング術』 岡田 圭子(文)
岩波書店ツ黴 820 円 11/08発行(岩波ジュニア新書)
→国際舞台で活躍するアスリートたちはどうやって語学を身に付
けたのか?鈴木大地、増田明美、箕内拓、瀬古利彦、太田章が
それぞれの道のりと英語の学習法を語る。共著:野村隆宏
ツ黴
『達磨からだるま ものしり大辞典』 中村 浩訳(文)
社会評論社ツ黴 1500 円 11/07発行
→「七転び八起き」のダルマ。日本人に馴染みの深いダルマの歴
史を1500年前の達磨大師からひも解き、日本各地に伝わるダル
マを紹介する。
ツ黴
『ガリレオ工房の科学マジック』 ガリレオ工房(文)
新星出版社ツ黴 1200 円 11/06発行
→一円玉やアルミホイル、牛乳パック、ペットボトルなど身近な
材料ででき、「あっと驚く」変化があるマジックを48紹介。用
意する材料の他に、難易度やかかる時間、分野も掲載。
ツ黴
■ 今週の一冊 ■
ツ黴
今週の一冊は写真集『北の馬と南の馬』です。青森県の尻屋崎の
寒立馬(かんだちめ)と宮崎県都井岬の御崎馬(みさきうま)、
全く対照的な場所で生きる馬たちの姿を撮った写真集ですが、馬
たちの表情が実に素敵なのです。
母馬に守られ、草はらに顔をつけて昼寝する子馬の安心しきった
顔、寒風の雪原で一ヶ所に寄り添う寒立馬たち。写真を通して、
それぞれの馬たちの絆の深さを感じます。
余談ですが、(す)がこの写真集を見て「アオさんだね~」とし
みじみつぶやいておりました。そうなのです。馬場のぼるさんの
絵本『ぶどう畑のアオさん』は、まさに寒立馬にそっくり。皆さ
んも、この写真集で北と南の馬たちに会いに行ってみてください。
さて、今週の一冊ではないのですが、ぜひご紹介しておきたいお
まけのもう一冊!これも写真の本なのですが、『脱皮コレクショ
ン』。ひたすら生き物の脱皮を撮影したものです。
まるでストッキングをかぶったような様子で、必死に皮を脱ぐニ
ホンアマガエル(脱いだ皮は食べてしまいます)。ぱりぱりと音
がしそうなシマヘビの脱皮。ショウジョウバエや薮蚊の脱皮もあ
り、「うああ」と叫びつつも、見入ってしまいます。
新刊担当(す)(く)のつぶやき少し。
「最近、なんか今週の一冊で写真集が取り上げられることが多く
ない?」「そうなのよね~。読物や絵本も取り上げたいんだけど
ね…。」そうなのです。どうもなかなか読物や絵本が「一冊」に
なることが少ないのです。もちろん良い本は出ているのですが…。
毎日ひたすら新刊を読みまくる二人がたどり着く結論は、「やは
り原点はロングセラー」ということです。10年、20年、30年、40
年…半世紀にも渡って残り続けるには、本にそれだけの力がない
と読み継がれていきません。私たちは新刊をいろいろご紹介して
いますが、担当しているからこそ感じることは、ロングセラーが
持っている力の凄さです。
このメルマガを取っていらっしゃる皆様には「言わずもがな」の
ことですが、子どもたちには(新刊もさることながら)ロングセ
ラーの本たちも紹介し続けて頂きたいと願っています。
そして、私たちもまた『ちいさいおうち』に匹敵するような(!
?)新刊に巡りあえることを信じて、今日もまたタワーのように
積み上げられた新刊をを読み続けます。翻訳に携わっている皆さ
ま、出版社の皆さま、児童文学に携わっている皆さま楽しみにし
ています!!(く)
■ 訂正とお侘び ■
290号で掲載いたしました『ウィッシュ』(講談社)の紹介文に
誤りがありました。主人公の名前を「ジャック」と書きましたが、
正しくは「セブ」です。
一番してはならない間違いと、猛反省しております。申し訳あり
ませんでした。今回メールを下さったY様に感謝すると共に、こ
うしてナルニア国のメールマガジンを丹念に大切に読んでくださ
っていること、本当に嬉しく光栄なことだと思いました。
新刊スタッフ(す)(く)共に、また衿を正して一冊一冊大切に
目を通して参ります。Y様ありがとうございました。また読者の
皆さま、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(く)
ツ黴