2011年7月31日~8月6日入荷分

■ 今週のおすすめ ■

♪ 絵本 ♪ 11点

『ぞうさんのおとしあな』ポプラ社
『まんまるいけのおつきみ』講談社
『わたしはあかねこ』文渓堂
『おふとんかけて』BL出版
『ぼくのトイレ』PHP研究所
『おれはサメ』フレーベル館
『おじいちゃんはロボットはかせ』文渓堂
『おつきさま、こんばんは!』講談社
『斉藤さんがゆく』小学館
『ちきゅうの子どもたち』ほるぷ出版
『パパと怒り鬼』ひさかたチャイルド

♪ フィクション ♪ 6点

『子ザルのみわちゃんとうり坊』佼成出版
『あしたは晴れた空の下で』汐文社
『ショート・トリップ ふしぎな旅をめぐる28の物語』集英社
『クマのあたりまえ』ポプラ社
『戦争童話集』小学館
『恐竜山が動きだした!!』幻冬舎ルネッサンス

♪ ノンフィクション ♪ 6点

『魔法のはさみ 今森光彦の切り紙美術館』クレヴィス
『本物みたいな虫のおりがみ図鑑』創元社
『君たちはどう生きるか』ポプラ社
『消防署・警察署で働く人たち』ぺりかん社
『10代をよりよく生きる読書案内 詩歌編』東京書籍
『中高生からの平和憲法Q&A』晶文社

■ 今週のおすすめ ■

♪♪ 絵本 ♪♪

=幼児以上=

『ぞうさんのおとしあな』 高畠 純(文・絵) ポプラ社
 1300 円 11/08発行(こどもえほんランド)
 →いたずら好きなぞうさんが落とし穴を作りました。ところが誰
  も引っかからない。やがて雨が降って落とし穴は泥だらけ。そ
  こへブタがやってきて…。

『まんまるいけのおつきみ』 かとう まふみ(文・絵) 講談社
 1500 円 11/08発行
 (講談社の創作絵本・季節と行事のよみきかせ絵本)
 →まんまる池の魚たちは池から一度も顔を出したことがない。な
  まずのぽんたは、一度お月見をしたくてたまらなくなり、仲間
  と池の外で空気を吸わない練習をする。そしていよいよ満月の
  夜…。

『わたしはあかねこ』 サトシン(文)西村 敏雄(絵) 文渓堂
 1300 円 11/08発行
 →わたしはあかねこ。しろねこかあさんとくろねことうさんから
  生まれたの。わたしはこの色が気に入っているのに、みんなは
  わたしの色が気になって仕方がない。だからわたしは、家を出
  て…。

『おふとんかけて』 ディーン・ハコエン(文)シェリー・シャー
 シュミット(絵)石津 ちひろ(訳) BL出版1300 円 
 11/08発行
 →そろそろお休みの時間。おふとんかけて欲しい子だあれ?ペー
  ジをめくると動物たちにお布団がかかるめくりしかけ絵本。

『ぼくのトイレ』 鈴木 のりたけ(文・絵) PHP研究所
 1200 円 11/08発行(わたしのえほん)
 →毎日毎日同じトイレ。でもたまには、違ったトイレも使ってみ
  たい。しかもとびきり変わったトイレ。ぼくの想像がどんどん
  膨らんでいって…。

『おれはサメ』 片平 直樹(文)山口 マオ(絵) フレーベル
 館1200 円 11/08発行(おはなしえほんシリーズ)
 →おれはサメ。イルカみたいに人気者になりたいけれど、みんな
  はおれを見ると逃げ出してしまう。ある日、お月様がそんなお
  れのために、足を付けてくれた。ところが…。

『おじいちゃんはロボットはかせ』 つちや ゆみ(文・絵)
 文渓堂1300 円 11/08発行
 →ママは大切なお仕事で、たろんはおじいちゃんの家でお留守番
  。ところが、おじいちゃんはロボットだった…。

『おつきさま、こんばんは!』 市川 里美(文・絵) 講談社
 1400 円 11/08発行(講談社の創作絵本)
 →みんなが寝静まった夜、月を出迎えたのは人形たち。「おつき
  さまこんばんは」ひとりひとりの人形たちが月との思い出を語
  ります。

=小学校低学年以上=

『斉藤さんがゆく』 祐天寺 与太郎(文・絵) 小学館1300 円 
 11/08発行
 →ナイルワニに乗る斉藤さん、クマにコンニャクの刀で切りかか
  る斉藤さん、大きな鏡餅になってしまう斉藤さん…。不思議な
  斉藤さんの話が6つ収録。稲葉卓也と加藤久仁生の2人による絵
  本。

『ちきゅうの子どもたち』 グードルン・パウゼヴァング(文)ア
 ンネゲルト・フックスフーバー(絵)さかより しんいち(訳)
 ほるぷ出版1400 円 11/08発行(海外秀作絵本)
 →1990年同社刊の新版。

=小学校中学年以上=

『パパと怒り鬼』 グロー・ダーレ(文)スヴァイン・ニーフース
 (絵)大島 かおり(訳) ひさかたチャイルド1800 円 
 11/08発行
 →ぼくはボイ。パパとママと暮らしている。でもぼくとママはパ
  パの機嫌をすごく気にしてる。パパに怒り鬼が入ると恐ろしい
  んだ。ノルウェーの作家によるDVをテーマにした絵本。
  共訳:青木順子

♪♪ フィクション ♪♪

=小学校低学年以上=

『子ザルのみわちゃんとうり坊』 深山 さくら(文)おくはら 
 ゆめ(絵) 佼成出版1300 円 11/08発行
 (いのちいきいきシリーズ)
 →親を亡くしたイノシシのうり坊と同じく母を亡くした子ザルの
  みわちゃん。福知山動物園でうり坊の背中に乗るみわちゃん、
  二人の姿から生まれた物語。

=小学校高学年以上=

『あしたは晴れた空の下で』 中澤 晶子(文)小林 ゆき子(絵
 ) 汐文社1400 円 11/07発行
 →1986年ドイツに住む日本人少年トオルは、ある日ニュースでチ
  ェルノブイリの原発が爆発したことを知る。トオルの目を通し
  た事故のその後を描いた作品。今回の福島原発事故により復刊。

『ショート・トリップ ふしぎな旅をめぐる28の物語』 森 絵
 都(文)長崎 訓子(絵) 集英社580 円 11/08発行
 (集英社みらい文庫)
 →2007年集英社文庫刊『ショート・トリップ』より抜粋・加筆・
  修正したもの。

=中学以上=

『クマのあたりまえ』 魚住 直子(文)植田 真(絵) ポプラ
 社1300 円 11/08発行
 →「生きること」に真剣に向き合う動物たちのそれぞれの姿を通
  して、静かに心に語りかける短編集。表題作他、全部で7つの
  物語が収録。

『戦争童話集』 今江 祥智(文) 小学館476 円 11/08発行
 (小学館文庫)

『恐竜山が動きだした!!』 山田 りゅうこ(文) 幻冬舎ルネ
 ッサンス1500 円 11/08発行
 →松木山団地の裏、通称「恐竜山」に何と本物の恐竜が現れた。
  大騒ぎの中、松木小学校6年生のタックと夏海とヨッシーたち
  は、「恐竜飼育係り」として、恐竜マッシーを助けることに…。

♪♪ ノンフィクション ♪♪

=小学校中学年以上=

『魔法のはさみ 今森光彦の切り紙美術館』 今森 光彦(文)
 クレヴィス1800 円 11/08発行
 →虫や鳥、植物など様々な切り紙作品を232点収録。これが切り
  紙か?と驚くほど美しく精巧な作品が勢揃い。

『本物みたいな虫のおりがみ図鑑』 伊丹市昆虫館編(文)
 創元社1200 円 11/08発行
 →カラー図鑑で虫の生態を観察しながら、本物により忠実な虫の
  おりがみを折る本。詳しい折り方付き。折り紙としてはかなり
  上級。編:伊丹市昆虫館。

=小学校高学年以上=

『君たちはどう生きるか』 吉野 源三郎(文)堀川 理万子
 (絵) ポプラ社760 円 11/08発行
 (ポプラポケット文庫)

=中学以上=

『消防署・警察署で働く人たち』 山下 久猛(文) ぺりかん社
 1900 円 11/08発行(しごと場見学!)
 →ポンプ退院、警防課職員、レスキュー隊員、救急救命士、白バ
  イ隊員、警察学校教官など消防署や警察署で働く人たちの仕事
  の現場としくみを解説。現場の職員へのインタビューも収録。

『10代をよりよく生きる読書案内 詩歌編』 こやま 峰子編
 (文) 東京書籍1500 円 11/08発行
 →中原中也、宮沢賢治、コクトー、やなせたかし、あしたのジョ
  ー…。古今東西の様々な詩人の主だった詩とその詩集を紹介す
  る。様々なジャンルの詩があるのが良い。

『中高生からの平和憲法Q&A』 高田 健(文) 晶文社
 1400 円 11/08発行
 →共著:舘正彦/著者らは、長年戦争に反対し、平和実現のため
  の市民運動に関わってきている。その立場から「憲法とは?」
  「幸福追求権とは?」などの問いに答える。コラムも充実。

■ 今週の一冊 ■

 今週は…残念ながら「!」という本はありませんでした(涙)。

 でも、これはご紹介しておきたいと思います。
 『魔法のはさみ 今森光彦の切り紙美術館』。まさしく「美術館
 」のような本です。これは先日まで、日本橋三越で開催されてい
 た同タイトルの展覧会の図録を兼ねているのかと思いますが、こ
 れがもう溜息ものです。

 どうしてこんなことができるのか…?不思議でしょうがないです。
 ますます技を磨かれている今森さん。写真も一流なのに、天はい
 くつ才を授けたのかしら?
 展覧会に行きそびれた方(私もです、泣)、せめて本を眺めてい
 い時間をお過ごしください。

 あと、まだ読めていませんが、大人の方へご案内。
 まずル=グウィンの『いまファンタジーにできること』(河出書
 房新社/谷垣暁美訳/2100円)。最新の評論集です。
 ジャングル・ブック、ピーターラビット、ドリトル先生などの作
 品を彼女が読み解いているようです。巻末に、「スーパーマウス」
 というマンガも。

 ひこ・田中さんの『ふしぎなふしぎな子どもの物語』(光文社新
 書/998円)。これはテレビゲームや、アニメ、マンガなども含
 めた子どもの文学を論じてます。ひこさんならではの視点ではな
 いかと思います。
 なかなか興味深い。早く読みきりたいです!(す)

■ いよいよラストです!馬場のぼる展! ■

 ご好評いただいています「馬場のぼる没後10年記念展 11ぴき
 のねこがやってきた ニャゴ!ニャゴ!ニャゴ!」ですが、いよ
 いよこの週末がラストとなります。
 まだお越しいただいてない方、チャンスですよ~♪

 8月22日(月)まで、毎日11時~19時(最終入場18時半)です。
 皆様のお越しをお待ちしております。