2011年6月27日~7月2日入荷分
■ 今週のおすすめ ■
♪ 絵本 ♪ 9点
『ショベルカーダーチャ』教育画劇
『アリアドネの糸』光村教育図書
『あらしのよるにスペシャル ひとりぼっちのガブ』講談社
『ねずみのへやもありません』岩崎書店
『ぼくがきょうりゅうだったとき』ポプラ社
『ぶたのトントン』大日本図書
『おじいちゃんのふね』ブロンズ新社
『へちまのへーたろー』教育画劇
『おじいちゃんの大切な一日』幻冬舎
♪ フィクション ♪ 5点
『魔法がいっぱい! ふしぎに出会った4人の子どもの物語』
集英社
『エレベーター・ファミリー』PHP研究所
『めざせ日本一! 熱投!北海アニマルズVS熱々!大阪オイデヤ
ス』 文渓堂
『やさしいおうち』朝日学生新聞社
『ロップのふしぎな髪かざり』講談社
♪ ノンフィクション ♪ 18点
『野球場の一日』講談社
『海辺の生物』小学館
『動物』小学館
『古代ギリシャのいいこと図鑑』小学館
『すっきりわかる!昔のことば大事典』くもん出版
『ゴミにすむ魚たち』講談社
『象のわたる川』岩崎書店
『「調べ学習」に役立つ水辺の生きもの』実業之日本社
『算数の探検 全10巻』日本図書センター
『新・点字であそぼう』同友館
『ルワンダに教育の種を』かもがわ出版
『科学遊び大図鑑』主婦の友社
『かわいいフェルトのお菓子屋さん』PHP研究所
『名探偵コナン理科ファイル 星と星座の秘密』小学館
『小中学生のための初めて学ぶ著作権』朝日学生新聞社
『日本のもと 神さま』講談社
『森見登美彦の京都ぐるぐる案内』新潮社
『恐竜の世界へ。』阪急コミュニケーションズ
■ 今週のおすすめ ■
♪♪ 絵本 ♪♪
=幼児以上=
『ショベルカーダーチャ』 松本 州平(文・絵) 教育画劇
1100 円 11/06発行
→ショベルカーのダーチャは、工事現場でもたもたして叱られて
ばかり。嫌気がさして飛び出したダーチャは、雪の森の中で動
物たちに助けられる。森に住むことになったダーチャ。そして
…。
『アリアドネの糸』 ハビエル・ソブリーノ(文)エレナ・オドリ
オゾーラ(絵)宇野 和美(訳) 光村教育図書 1500 円
11/06発行
→叱られて表へ飛び出したアリアドネは、父さんのあやつり人形
の糸をポーンとけった。するとその糸がほどけ枝にするする巻
きついて…。
『あらしのよるにスペシャル ひとりぼっちのガブ』 きむら ゆ
ういち(文)あべ 弘士(絵) 講談社 1400 円 11/06発行
(シリーズあらしのよるに)
→『あらしのよるに』のオオカミのガブの小さかった頃のおはな
し。仲間からはずれひとりぼっちのガブ。ある日、鹿の群れを
見つけたガブは、仲間に知らせようとするが…。
『ねずみのへやもありません』 カイル・ミューバーン(文)フレ
ヤ・ブラックウッド(絵)角田 光代(訳) 岩崎書店 1400 円
11/07発行
→部屋数が数え切れないくらいある、大きな屋敷に住むクリスト
ファー。お母さんはいつも忙しくしてまるで無関心。するとク
リストファーは、次から次へと家にお客を連れてきて…。
『ぼくがきょうりゅうだったとき』 まつおか たつひで(文・
絵) ポプラ社 1300 円 11/07発行(こどもえほんランド)
→誕生日にもらった恐竜の着ぐるみを着て、公園に行くとみんな
が逃げ出した。ひとりぼっちでブランコに乗っていたら、本物
の恐竜が遊びに誘ってくれた。そして…。
『ぶたのトントン』 キャロライン・ジェイン・チャーチ(文・絵
)石津 ちひろ(訳) 大日本図書 1300 円 11/06発行
→いつか飛べるようになりたいと、ぶたのトントンは、毎日飛ぶ
練習。でも、どさんと落ちてみんなに迷惑をかけるばかり。
ある日…。
『おじいちゃんのふね』 ひがし ちから(文・絵) ブロンズ新
社 1300 円 11/07発行
→おじいちゃんの名前が付いた船。ある日台風で壊れてしまった
。がっかりするおじいちゃんのために、孫のかんたは、造船所
で船大工さんに修理を依頼する。そして…。
『へちまのへーたろー』 二宮 由紀子(文)スドウ ピウ(絵)
教育画劇 1300 円 11/06発行
→へちまのへーたろーが枝にぶら下がっていると女の子がやって
きて「きゅうり」と勘違い。へーたろーは悔しくて、太ってみ
たり肌を洗ったり。ところが…。
=小学校高学年以上=
『おじいちゃんの大切な一日』 重松 清(文)はまの ゆか
(絵) 幻冬舎 1200 円 11/05発行
→おじいちゃんの「大切な日」。エリカは、それが何か分からな
いまま、おじいちゃんと工場へ一緒に出かける。いつもは無口
なおじいちゃん、でも工場での姿はまるで違っていた。そして
…。
♪♪ フィクション ♪♪
=小学校中学年以上=
『魔法がいっぱい! ふしぎに出会った4人の子どもの物語』 石
崎 洋司編(文)佐竹 美保(絵) 集英社 600 円 11/07発行
(集英社みらい文庫)
→不思議と魔法に溢れた物語が4つ収録。ナカムラコウ、藤野恵
美、那須田淳、石崎洋司の四人が執筆。
『エレベーター・ファミリー』 タグラス・エバンス(文)矢島
眞澄(絵)清水 奈緒子(訳) PHP研究所 1200 円
11/07発行
→2001年同社刊の改訂版/ホテルのエレベーターが気に入って、
エレベーターに泊まることにしたウィルソン一家。部屋を訪れ
た多くの人との(エレベーターに乗っただけ)ゆかいな交流を
描く。
『めざせ日本一! 熱投!北海アニマルズVS熱々!大阪オイデヤ
ス』 二宮 由紀子(文)あべ 弘士(絵) 文渓堂 1300 円
11/07発行
→2008年2月1日~29日、毎日新聞大阪本社版に連載を加筆修正/
プロ野球日本一を決める日本シリーズ最終戦は、北海アニマル
ズ対大阪オイデヤス。ギャグも秀逸な、ナンセンスなお話。
=小学校高学年以上=
『やさしいおうち』 野原 さちこ(文)久保谷 智子(絵)
朝日学生新聞社 800 円 11/06発行
→転校してきた小5のリュウは、丘のふもとの不思議な謎の家に
住んでいる。リュウをめぐる秘密に立ち向かうリュウと仲間た
ちの友情と活躍を描く。
『ロップのふしぎな髪かざり』 新藤 悦子(文)こがしわ かお
り(絵) 講談社 1400 円 11/06発行
→島に住む精霊ジンの女の子ロップは、人間の男の子バハルを見
つける。バハルは、母親を探していた。人間に見えるはずのな
いジンたちが見えるバハル。そして…。
♪♪ ノンフィクション ♪♪
=小学校低学年以上=
『野球場の一日』 いわた 慎二郎(文・絵) 講談社 1400 円
11/06発行(講談社の創作絵本)
→野球場の一日を時間を追ってみながら、野球場で働く人々の仕
事を紹介する。著者デビュー作。
『海辺の生物』 小学館 950 円 11/07発行
(小学館の図鑑ネオぽけっと)
→磯の海岸、海中、砂浜や干潟、南の海や北の海で見かける生き
物を環境別に約560種類収録。
『動物』 成島 悦男(文) 小学館 950 円 11/07発行
(小学館の図鑑ネオぽけっと)
→動物園の楽しみ方や動物たちの見所を解説。約500種類の哺乳
類を写真とイラストで紹介。
『古代ギリシャのいいこと図鑑』 結城 昌子(文) 小学館
1500 円 11/07発行(小学館あーとぶっく・美のおへそ)
→ミロのヴィーナスが何故美しいのか?古代ギリシアの芸術作品
を絵本仕立てでわかりやすく解説する。
=小学校中学年以上=
『すっきりわかる!昔のことば大事典』 くもん出版 5000 円
11/07発行
→江戸時代から明治時代まで、暮らしの中で使われていたことば
約2000語をイラストや写真でわかりやすく解説する。
『ゴミにすむ魚たち』 大塚 幸彦(文)大塚 幸彦(写真)
講談社 1400 円 11/06発行
→海に捨てられた空き缶やビン、タイヤなどのごみ。その中でた
くましく暮らしている魚たちの姿を水中カメラマンの著者が撮影
した写真集。
『象のわたる川』 横塚 眞己人(文)横塚 眞己人(写真)
岩崎書店 1500 円 11/07発行(ちしきのぽけっと)
→ボルネオ島、キナバタンガン川のほとりで暮らす人々や象たち
の姿を美しい写真で伝える。
『「調べ学習」に役立つ水辺の生きもの』 佐々木 洋(文)
実業之日本社 1300 円 11/07発行
→水辺にいる生きもののくらしや生態、とり方や飼い方などを写
真やイラストで解説するフィールド図鑑。
『算数の探検 全10巻』 遠山 啓(文) 日本図書センター
3600 円 11/06発行(算数の探検)
→1973年ほるぷ出版刊の復刊/1たすひくかけるわる 2いろい
ろな単位1 3小数と分数 4いろいろな単位2 5形とあそ
ぼう 6変身箱の不思議 7ふく面の算数 8集合だいすき
9数は魔術師 10数と形のクイズ
『新・点字であそぼう』 こどもくらぶ編(文) 同友館 1500 円
11/06発行
→点字の形を紹介し、点字の読み方や書き方、決まりを楽しく覚
えながら、点字に親しむ本。監修:社会福祉法人桜雲会
=小学校高学年以上=
『ルワンダに教育の種を』 中地 フキコ(文) かもがわ出版
1500 円 11/06発行
→ルワンダに生まれ育ったマリールイズが、日本への研修留学や
地獄のような内戦を経て、ルワンダに学校を作るまでを描く。
『科学遊び大図鑑』 かざま りんぺい(文) 主婦の友社
1500 円 11/07発行
→ジャンボシャボン玉、ピンホールカメラ、スーパー・ブーメラ
ンなど、自由研究や遊びに役立つ科学実験やアイデア工作41
種を掲載。
『かわいいフェルトのお菓子屋さん』 堀内 さゆり(文)
PHP研究所 1100 円 11/07発行
→ケーキ、パフェ、クレープ、本物そっくりなフェルトのお菓子
。実物大の型紙付きで、作り方をわかりやすく解説する。
『名探偵コナン理科ファイル 星と星座の秘密』 ガリレオ工房監
修(文) 小学館 700 円 11/07発行
(小学館学習まんがシリーズ)
→星座の神話劇を観に来たコナンの目の前で事件が勃発。事件を
解決しながら、星と星座の知識を身につける。『名探偵コナン
理科ファイル』シリーズ第四弾。
『小中学生のための初めて学ぶ著作権』 岡本 薫(文)大沢
幸子(絵) 朝日学生新聞社 1000 円 11/06発行
→「著作権」について、その本質からルールまで30話に分けて、
わかりやすく解説する。朝日小学生新聞2011年3月1日~3月31
日連載を再構成。
『日本のもと 神さま』 中沢 新一監修(文) 講談社 1400 円
11/06発行
→日本人の信仰の対象の移り変わりをわかりやすく説く。アニミ
ズムに始まり、仏教、キリスト教の伝来など。
=中学以上=
『森見登美彦の京都ぐるぐる案内』 森美 登美彦(文) 新潮社
1400 円 11/06発行
→京都を舞台にした作品を書く森見登美彦が作品の中に登場する
街を自ら歩きながら紹介する京都ガイドブック。
『恐竜の世界へ。』 真鍋 真監修(文) 阪急コミュニケーショ
ンズ 1600 円 11/07発行
→CTスキャン、フルCGによる3Dモデリング、デジタル技術
による運動シミュレーションなどを駆使して古代を生きた恐竜
たちの、「最新の姿」を追う。
■ 今週の一冊 ■
「1番!」と胸をはっていえる本はなかったのですが…個人的に
嬉しかった本をご紹介します。
久しく新刊の出ていない(泣)中沢新一監修による『日本のもと
神さま』です。人類学者として著名ですが、子ども向きの本に
関わるのは本書がはじめて…。
どんなだろう? と期待と不安が入り混じった気分で待っていま
したが、「中沢学」(?)の入門としてもおもしろい1冊になっ
てます。「カイエ・ソバージュ」や『アースダイバー』などの
著書のエッセンスがつまってます。
子ども向きの本の次作もありそうですので、楽しみにしたいと思
います。あ~でも、『狩猟と編み篭』の次が読みたい!!!
そして、子どもと子どもの本の読書に関わる仕事をしている方は
必読!と思われる本が!!! 『自分を育てる読書のために』(
脇明子・小幡章子著/岩波書店)です。
中学校で司書をしていた小幡さんが、その実践を綴ったものです。
現実の子ども達と苦悩しつつも向き合いながら、模索して掴んだ
読書支援の知恵と方法がいっぱいです。それらは全て、脇明子さ
んの「理論」に基づくもので、本書に出てくる作品はどれも放っ
ておいたら決して子ども達が自ら手を伸ばすとは思えない。でも
そこに「人」が介在することでしっかりと力のある作品に出会っ
ていける様が書かれています。素晴らしい♪
読みながら自分の中学校で司書として仕事をしていた日々を思い
出し、思わず涙しました。ここまでの仕事はできてなかったけれ
ど、子ども達と共有した思いは同じではないかと…。そして今や
20代後半の年齢になっている彼らの当時の姿を思い出しつつ、ど
んな大人になっているのだろうと思いました。(す)
■ 子どもワークショップのお知らせ ■
現在開催中の「馬場のぼる没後10年記念展」に関連した子どもワ
ークショップを開催します。
楽しく遊びながら、実験も工作もできちゃう、この会にぜひ奮っ
てご参加ください。
“「11ぴきのねこ」とあそぼう! ~じしゃくの実験~”
・日時:2011年8月1日(月) 午後3時15分~4時45分
・場所:銀座ACTプラザ3階
https://www.kyobunkwan.co.jp/event/11nyago/index.html
(中央区銀座2-6-4 竹中銀座ビルディング)
・講師:坂口美佳子、原田佐和子、竹田真弓(科学読物研究会)
・対象年齢:5歳(年長)以上 (1人ではさみが使える子)
・参加人数:40名(先着順)
・参加費:ひとり1500円(材料費込み)
・持ち物:はさみ
・お申込み方法:お電話でお申込みください。定員になり次第
締め切ります。
※参加者特典※
この会に参加すると、子ども無料・付き添いの大人1名に限り
入場料が半額になるチケットを差し上げます。
ただし、当日に限ります。