♪2021年10月9日(土)プログラム♪
1、どんぐりころちゃん
あたまはとんがって
おしりはぺっちゃんこ
どんぐりはちくりしょ
2、絵本『びっくりまつぼっくり』福音館書店
3、おはなし「三枚のおふだ」
こぐま社『子どもに語る日本の昔話⓶』
4、絵本『くまとりすのおやつ』福音館書店(小さい子用)
絵本『サリーのこけももつみ』岩波書店(少し大きい子用)
※おはなし会担当・くにおかから♪
1、秋の定番わらべうたです。
用意するものはドングリ。
両手にドングリを入れて、歌います。
最後の「どんぐりはちくり しょ」で
瞬時に(!)ドングリをどちらかの手に移して
どっちに入っているかを子どもたちに当てさせます。
子どもたち、大興奮のわらべうた。
余談ですが、図書館のわらべうたの会のときに
ドングリを持ってくるのをすっかり忘れてしまった国岡。
若い図書館員さんが大慌てで、図書館の近くの公園に
探しに走ってくれたことがあります。(ごめんなさい!)
それ以来、バックの中にはいつもドングリを忍ばせております。
いつでもどこでもできます!
ナルニア国にいらした折は、お声かけて下されば、いつでも
やりますよ!!!(本気)
2、『びっくりまつぼっくり』
2006年「ちいさなかがくのとも」がハードカバーになった本。
道ばたに落ちているまつぼっくりが、水に濡れると「しょんぼりまつぼっくり」
になり、乾くと「びっくりまつぼっくり」に!
写真ではなく、すべて絵で描かれているのがいいですね。
おはなし会プログラムの画像中央を拡大してみてください。
瓶に入った「びっくりまつぼっくり」が見えるはずです。
絵本を元に作りました。
幼稚園で、これを読むと次に行ったときに、「びっくりまつぼっくり」
が出来ています。
読んで楽しみ、実験して楽しめる絵本です。
3、おはなし「三枚のおふだ」
ご存知、日本の昔話。
子どもたちって、「こわい話」が好きですよね。
何も、新刊によくあるおどろおどろしい話を選ぶ必要はありません。
三枚のおふだは、子どもたちを十分満足させる「こわい話」です。
怪談絵本の類のものが最近出ていますが、あの後味の悪さが私は苦手です。
主人公が冒険(時にこわい思い)をして、でも最後はめでたく帰ってくる。
「行きて帰りし物語」が特に小さな子どもたちには大切なのだと思います。
おはなしの最後に、「めでたしめでたし」「どんとはれ」「とっぴんぱらりのぷー」
で終わる日本の昔話はすごいなあと語ったあとにいつも思います。
おはなしの世界にとっぷりと入り込んだ子どもたちが、この結びの言葉で
ちゃんと現実世界に戻ってくる。しかもたっぷり満足して!
今の子どもたちも、この満足感を味わって欲しいなと思います。
4、『くまとりすのおやつ』
きしだえりこさん文、ほりうちせいいち(もみこ)さん絵の、詩のような絵本です。
「きいちごぽちんぽちん なってるか なってるよ
すっぱいか あまいだろ」
この繰り返しが実に心地いいのです。
プログラムの最初に持っていっても良い絵本です。
『サリーのこけももつみ』
前回の『かもさんおとおり』に続いて、今週もロバート・マックロスキーの
絵本です。
小さな女の子サリーはお母さんと一緒に山にこけもも(ブルーベリー)を摘みに出かけます。
山の向こう側では、クマの親子がやはりこけももを食べに来ていました。
こけももを取ることに夢中になっていたお母さんとお母さんクマ。
やがてサリーと子クマは、お母さんとはぐれてしまい、こけももの茂みの中でお互いのお母さんを
取り違えてしまいます。
こけもも(ブルーベリー)を思わせる濃い藍色のモノトーンの絵が子どもたちを絵本の世界に
引き込んでくれます。
読み聞かせをするときは、見開きのページからぜひ楽しんでみてください。
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9月第4の土曜日のおはなし会。
テーマは「秋」です。
暑かった夏も終わり、ゆったりと気持ちよく絵本を楽しめる季節が
やって来ました。
秋の休日、お子さんとお孫さんと一緒に絵本のひとときを楽しんでください。
今週も皆様のご健康が守られますように。
(おはなし会担当 国岡晶子)
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~大人の方へ~
1999年の開店以来、休むことなく続けてきた子どものためのおはなし会が休会となり、一年半以上が過ぎました。
実際のおはなし会はまだしばらく開催することができませんが、2021年1月から第2と第4の土曜日に、HPにおはなし会のプログラムを掲載することにいたしました。ぜひご家庭で絵本やおはなしをお楽しみください。
動画での配信をご希望されるお声も多数いただいておりますが、ナルニア国ではおはなし会の動画は行わないこととしております。
それは以下の理由からです。
➀絵本の読み聞かせやおはなしは、WEBではなく身近な大人が直接子どもたちにしてほしい―それは、おはなしは五感のすべてを通して、子どもたちに注がれるものだと考えているからです。自分に向かって語りかけてくれる生の声、優しいまなざし、膝から伝わる温かな肌のぬくもり、ページをめくって感じる紙の手ざわり。対面で行う読み聞かせに代替できるものは、ほかにありません。
➁この時期だからこそ、子どもたちがスマホやタブレットに触れる機会を増やしたくないと思います。WEB配信をすると、どうしても子どもたちにスマホやタブレットを見せることになります。これまで大切にしてきたものを守りたい、そんなナルニア国ならではのこだわりもあります。
その代わり、お父さま、お母さま、おじいちゃま、おばあちゃまにはスペシャルな動画をプレゼントいたします。公益財団法人東京子ども図書館の許可をいただきました。松岡享子さんからの素敵なメッセージをお聞きください。そして、それぞれのお宅でミニおはなし会を開催してください。
松岡享子さんのメッセージ(東京子ども図書館YouTube動画)
★本のご購入について★
おはなし会の本のご注文も承っております。
すべて税込価格です。
『びっくりまつぼっくり』福音館書店 990円
『子どもに語る日本の昔話②』こぐま社1760円
『くまとりすのおやつ』福音館書店 990円
『サリーのこけももつみ』岩波書店 1870円
★ご注文はお電話、Fax、メールにて承ります。
売場直通電話 03-3563-0730
Fax 03-3561-7350
メール narnia@kyobunkwan.co.jp