みなさん、こんにちは!今日は9階展覧会の“絵本前史”から“20世紀初頭(1)―絵本の始まり”までをご紹介しま~す。

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ボクが今見ているのは、ホーンブックです。「ホーンブック」って、アメリカの児童書の書評誌の名前だと思っていたら、それはこのホーンブックからきているんだって、初めて知りました!アルファベットを勉強するために、紙をこんな形の板にのせたものを、ホーンブックって言うんだそうです。これはもちろんレプリカだけれど、このレプリカが入った「ホーンブックの歴史」という本自体1800年代のものということで、大変貴重な資料なんです!

 

 

 

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これはウォルター・クレインの「幼子のオペラ」「幼子の花束」「幼子のイソップ」の3冊が合本になったもの。1枚1枚本当に刷った紙を綴じているそうで、とても大きくてきれいな絵本です。

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これは同じ時代ロシアで活躍したイワン・ビリービンの絵本。このお話どこかで見たことがある…と思ったら、日本語では“岩波の子どもの本”シリーズの中に入っている、『金のにわとり』(これはウィリー・ポガニーというアメリカの画家が絵を描いたもの)と同じお話だった!でも全然雰囲気が違うね~。装飾的でとってもきれい!

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これはフランスの画家アンドレ・エレのコーナー。フランスの歴史と、ラフォンテーヌの寓話の絵本です。真面目な本なのに、エレが描くとどことなく温かみがあってユーモラスで…ホント、見ていて飽きない画家さんだなぁ。「ラフォンテーヌの寓話」は、以前東京子ども図書館の絵本の歴史カレンダーにとりあげられたので、中のページを見たい人は6階ナルニアホールに行くと、カレンダーが見られるよ!

 

 

 


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これは皆さんもよくご存じの、スウェーデンのエルサ・ベスコフの絵本『ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん』と『リーサの庭の花まつり』。古い本なのに印刷に透明感があって、吸い込まれそうにきれいです!

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こちらはドイツのゲルトルード・カスパリの折り畳み式絵本「楽しい小さな子どもの本」。本当に楽しそうな本だよね~。おもちゃ箱を開けた時のように、見る人をワクワクさせる本だと思う。

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これはクロード・ロヴァット・フレーザーが絵をつけたデ・ラ=メアの『孔雀のパイ』。アーディゾーニの挿絵とは、全然雰囲気が違うね!同じ本だとは思わなかった~!!

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ここまででも見どころがいっぱいだったでしょう?まだまだお宝は続くのですが、今日はここまででーす。ではまたみなさん、続きは後日。次回は“20世紀初頭(2)印刷技術の発展と実験”と、“20世紀初頭(3)日常の中の芸術”、それに“ジャポニズム”をご紹介します。お楽しみに!