ボクが今読んでいるのは、村岡花子さんのエッセイ集『腹心の友たちへ』(河出書房新社/1500円+税)です。花子さんの言葉って全然難しくないけれど、不思議と心にしみる気がする…文章の中にはユーモアもあるけれど、そこはかとない切なさとドキッとするほどの鋭さもあって、読み飛ばすのはもったいないからゆ~っくり時間をかけて、気になるところには付箋を付けながら読みました。人生の先輩の言葉には、本当に重みがあるよ(といっても、全然お説教臭いところはないからね)。ぜひ、花子さんの翻訳書に親しんできた人にも読んでほしいです!
そして、これは本を買った人にしか見られない本のカバーを取ったところの写真―どうです?すごーくきれいでしょ?きれいなものの好きだった花子さんも、きっとこんな素敵な本に作ってもらって喜んでいると思うな。図書館の本はブッカーがかけられていて、こういうところは見られないんだよね~。これは買って手元に置く人だけの、密かな楽しみだと思います。本っていうのは文字情報を読むだけでなくて、その物としての存在も大事だってことを、こういう本作りを見ると感じるよね!
★花子さんのエッセイ第3弾『想像の翼を広げて(仮)』は、7月発売予定です。ナルニア国で予約してくれた人には、オリジナルの「村岡花子しおり」をプレゼントします!どしどし予約してね。