今日も銀座は大賑わいですが、おはなし会にもたくさんの親子が来てくれました。
1回目も2回目も40人近く!!!
赤ちゃんから小学生まで、ナルニアホールがキラキラ目を輝かせた子どもたちと
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんでいっぱいになりました。

ということで、今回は久しぶりに(く)がおはなし会のリポートをいたします!!

2025年2月のおはなし会のプログラム🎵

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1,わらべうた あめこんこん ゆきこんこん
2,絵本  『おおきなかぶ』福音館書店
3,おはなし「おいしいおかゆ」グリムの昔話
ー『おはなしのろうそく①』東京子ども図書館
『子どもに語るグリムの昔話①』こぐま社
4,絵本 『くまのコールテンくん』こぐま社

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1,わらべうた「あめこんこんゆきこんこん」

ナルニアわらべうたシスターズ(??)によるわらべうたで
おはなし会が始まりました。しかも 輪唱!!
「え?わらべうたの輪唱??」ここでお聞かせできないのが残念ですが
ゆったりしたわらべうたの節と声の重なりが本当に美しいのです。
ちなみにこのわらべうたは、(く)の故郷福島のわらべうた。

♪あめこんこん ゆきこんこん
おらえのまーえさたんとふれ
お寺のまーえさちっとふれ
あめこんこん ゆきこんこん

今年は、福島もどっさり雪が降り積もっています。きっと昔の人も
雪が降りしきる冬の季節このわらべうたをうたい、長い冬を過ごしていたのでしょう。

今日は、おはなし会に参加した全員が2チームに分かれて、輪唱しました。
お初のわらべうたでしたが、とても上手に美しくうたえましたよ!
一緒にみんなでわらべうたをうたう楽しさを存分に味わったひとときでした。

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2,絵本『おおきなかぶ』福音館書店

「うんとこしょ どっこいしょ」誰もがこのフレーズを口ずさみながら
この絵本を楽しんでいたと思います。
「知ってる~~!」という、絵本でも、絵をいっぱいに広げて読んでもらうと楽しさが倍増します。
子どもたちも聞きながら真剣になって、一緒にかぶをひっぱっていました。
そうそう!余談ですが、福音館書店のこの絵本 再話はトルストイなんですよ。

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3,おはなし「おいしいおかゆ」グリムの昔話
『おはなしのろうそく①』東京子ども図書館
『子どもに語るグリムの昔話①』こぐま社

ナルニア国ではおはなし会の中で必ず「素話」をプログラムに入れます。
素話は、語り手が前に座り、子どもたちの目を見ながらお話を語ります。
子どもたちは絵本を読んでもらう時とはまた違う体験をします。
心の目に絵が自然に浮かんでくるのです。

後ろで子どもたちの様子を見ていると、子どもたちが家中、町中に
流れ込んでいくおかゆをはっきり見て感じているのがよく伝わってきました。
初めて「素話」を聞いた子どもたちにとっては、絵本の読み聞かせとはまた違った
幸せな体験だったことでしょう。
(今日は大人たちも、子どもたちと一緒に絵が見えていましたよ!素敵ですね!)

お家の方には、ぜひ・・・この素敵な体験をお子さんに味合わせてほしいなと思います。
もちろん!!おはなしを覚えて語る必要は全くありません。
本にある物語をそのままお子さんに読んであげてください。

そのテキストとして最適なのが、東京子ども図書館の「おはなしのろうそく」と
こぐま社の「子どもに語る」昔話のシリーズです!!
子どもたちが耳から聞いて、絵がよく浮かんでくるように語り手の方が編集に携わり
文章が練られています。

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4,絵本  『くまのコールテンくん』偕成社

デパートのおもちゃ売り場でくまのコールテンくんは誰かが連れて行ってくれるのを
待っていました。でも、誰もコールテンくんに目を留めてくれません。そんなある日、
リサという女の子がやってきて・・・。
読み終えた後に、読み手の大人も読んでもらう子どもも温かな幸せに包まれるお話です。
今日のおはなし会でも、お話が終わった時 会場中が幸せのため息に溢れていました。

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******お家の方へ*******

おはなし会で、お父さんお母さんのお膝にのって、或いはお初のお友だちと隣り合い
時には笑い合い、時には息を飲みながら 絵本やおはなしを聞いている子どもたちの姿を見る度に
ホッとすることがあります。

子どもたちの中で「聞く力」が極端に低下し、「言葉の力」が弱まっていることが
あちこちで取りざたされており、危機感を覚えることもありますが
ナルニア国で一心におはなしを楽しんでいる子どもたちの姿を見ると
「ここに希望がある」とも思うのです。

お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん
ぜひ、お家で、お子さんをお膝にのせて絵本を読んであげてください。
昔話やお話の本を読んであげてください。
そうした一つ一つのシーンは確実に子どもたちの「幸せの記憶」となって
子どもたちの「生きる力」になっていきます。

そんな「幸せの記憶」の種をナルニア国のおはなし会で
撒き続けたいと思います。      (く)

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来月の子どものためのおはなし会は、3月22日(土)におこないます。

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