日本中の子どもと大人が涙したカルピス劇場で有名な『フランダースの犬』は、新潮文庫から村岡花子訳が出ています。そして、この本の中にカップリングされている「ニュールンベルクのストーブ」という作品は、花子さんが東洋英和女学校にいたときに、あのブラックモア校長先生から進められて読んでみたい(あとがきに、そんな風に書いてあったよ)。花子さん自身「…私が若いころに強い感銘を受けた「ニュールンベルクのストーブ」と「フランダースの犬」の全訳を今日本の読書界に贈ることができるのは無上の喜びである」と語っています。(「ニュールンベルク~」が先に来ているところが、やっぱり思い入れの強さかなと思うボク)。なんとなく知ってるけどちゃんと読んだことない人や、全然知らないよ~という人は、ぜひこの機会に不朽の名作を“村岡花子訳”で読んでくりょう!
ところで、ボクが持っている花子さんの朗読CDにも「フランダースの犬」は入ってるんだけど、なんとこれは結末がハッピーエンド!という花子さんの脚本でした。ビックリ!聞いてみたい人はぜひナルニア国で買ってねー(2000円+税)。