こぐま社のどんどんぶんこシリーズには「11ぴきのねこ」の馬場のぼるさんの本が1点あります。この大食らいの山男が巻き起こす愉快な騒動のお話『たらふくまんま』は、1980年に学研から出て長らく絶版になっていたものが2016年にこのシリーズに収められて復活したという作品。もう40年近く前の絵なのに、すごーく色がきれい(水彩画ですよ!)なのにびっくりしました。ちっとも色が褪せていません。
原画はモノクロ2色とフルカラーと両方がありますので、じっくりご覧ください。馬場のぼるさんの肉筆画が見られる機会はそうそうありませんし、この本の原画は恐らく初めて公開されるものだと思います。原画ならではの柔らかい色使いやタッチをその目でお楽しみくださいませ。