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わー、きれいなご本だな~。ナニナニ…「愛の先駆者、柳原白蓮の原点がここにある 林真理子」だって!

そうか、これが話題の竹久夢二が装丁をしたという、蓮子さま―じゃなかった柳原白蓮さんの最初の歌集『踏絵』の復刻版なんだね(今週の「花子とアン」に登場したらしい)。佐々木信綱さんのまえがきもそのまま収められているよ。白蓮さんの歌は、すごく難しくはない…でも、その言葉の奥に秘められた想いやいかにと考えると、ボクの単純極まりない頭ではとても読み取れないな~と正直感じる(くすん)。もうちょっと大人になったらわかるかなぁ。

そうそう、この和歌集の48ページにある「朝化粧 五月となれば…」という歌は、白蓮さん直筆の色紙が9階の展覧会場に飾ってあるんです。今回特別にお借りすることができた貴重な展示品だから、絶対に見逃さないでね!白蓮さんは写真で見ると本当に美しい人だけれど(大正三美人の一人と言われたらしい)、色紙の文字も同じくらい美しくてうっとりとしてしまうよ~。

この歌集は白蓮さんのお孫さんである宮崎黄石さんが発行人となって作られたもの。三越の「赤毛のアン展」の物販会場には置いてあったから、見た人もいるかもしれないけど、なかなか一般の書店では買えないかもしれないので、この機会にぜひ買って白蓮さんの歌の世界を味わってみよう。
※『復刻版 踏絵』(1500円+税)