青空のもと、花が美しく咲き誇る季節がやってきましたね🌷外で深呼吸をすれば、春のにおいを感じます。香りというのは不思議なもので、春らしい自然の香りからは、学生時代のドキドキ・ワクワクした記憶がよみがえってきます。まるで、一瞬にしてタイムスリップしたかのよう…🌸皆さんは、どんな記憶が思い起こされるでしょうか。
さて、ナルニア国の店内入口では、「花いっぱいになあれ」と題した春のミニフェアを開催中です。春に関する絵本やかがく絵本などをいくつかPick upしています。お手に取ってご覧くださいね♫今回は、そのなかからいくつかおすすめの本を紹介します!「きになる」本がありましたら、ぜひ見にいらしてくださいね🍊
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📖『ものいうほね』評論社(税込1760円)さく)ウィリアム・スタイグ/やく)せた ていじ
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うらうらとあかるく、はるかぜがそよそよとふく森のなか、パールは自分が花になったようなきもちになり、「なにもかもすてきだわ」とつぶやきました。すると、「わしも そうさ」と声がして、パールはあたりをながめましたが、だれもいません。「あなたは どこ?」とたずねたところ、その正体はパールが座っているいしのそばにはえた、きの、ねもとのすみれのなかにある「ほね」でした。それも、ただのほねではありません。どんなことばも話せて、どんな音もまねができる「ものいうほね」だったのです。 パールは、ものいうほねをおとうさん、おかあさんににみせたくてしかたがありませんでした。「あなたをうちへおつれしていいかしら」と聞いて許可を得ると、パールは「すてきなひだわ。あなたをみつけるなんて、すてきなことがあったんですもの」といい、ほねは、きもちをうきうきさせる行進曲を、くちぶえでふきはじめました。ところが、その道の途中、パールとほねの身にある危険がせまります……。
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作者は「ロバのシルベスターとまほうの小石』(評論社)や『歯いしゃのチュー先生』(評論社)で知られるウィリアム・スタイグ。訳者は『ナルニア国物語』『三びきのやぎのがらがらどん』などで有名な瀬田貞二です。翻訳の言葉がきれいで心地よく、ウィリアム・スタイグの描く絵がより美しく感じられます。とくに、ものいうほねとの出会いの場面、ほねをバッグにいれてうちへ向かう場面は目を見張る麗しさ。パールや、ものいうほねの喜びやわくわく感が伝わってきます。 パールとほねの行方はいかに……。気になる結末を、ぜひお確かめください。
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📖『野ばらの村のピクニック』出版ワークス(税込1760円)
作・絵)ジル・バークレム/訳)こみやゆう
とてもうつくしい春の日のこと。あさのひざしが野ばらの村の家の小さなまどにもさしこんでいます。シデの木の家にすむウィルフレッドは、今日が誕生日です。となりの木の野リンゴ荘にすんでいるのは、アップルおばさんとアップルおじさん。アップルおばさんは料理が得意で、おうちからは いつも焼きたてのパンやケーキ、ブラックベリーのにおいがしていました。アップルおじさんは、今日がウィルフレッドの誕生日だと知ると、びっくりプレゼントとして、野ばらの村のねずみたちみんなでピクニックに行く計画をたてました。みんなは、とくせいのバースデーケーキやとくべつなサクラソウのプディングなどをたくさんよういし、準備万端。でも、そのことを知らないウィルフレッドは、せっかく顔を合わせてもだれもプレゼントをくれないので、自分の誕生日がわすれられていることに、ちょっとがっかり。ウィルフレッドがたくさんの贈り物を目にして喜ぶのは、いつになるでしょう! ウィルフレッドといっしょに、幸せな気持ちを味わえる「野ばらの村の物語」四季シリーズの春のお話です。
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絵本の冒頭には「作者のことば」が掲載されています。そこでは、野ばらの村の誕生秘話や「こだわり」がたっぷり記されています。1冊の本を仕上げるのに2年をついやした作者の細やかな制作過程は必見。ぜひ、ご覧いただきたいです。
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📖『つくし』福音館書店(税込1100円)さく)甲斐信枝
つくしをつんだことはありますか?つくしをつんだことがある方でしたらご存知かもしれませんが、つくしはぬくと、ねもとからプツンプツンときれてしまいます。
かがく絵本の本書では、なぜ、つくしをつんだときに根っこがひきぬけないのか、その理由を大きなイラストで教えてくれます。見開きいっぱいに描かれた「じめんのしたのつくし」には驚きました。まさか、つくしが土の中でこんなに根をはりめぐらしていたなんて! それだけではなく、つくしをつんだときに出てくる「みどりのこな」の正体や役割も知ることができます。春夏秋冬を通したつくしの知られざる1年間を、ぜひご覧ください。そして、機械があれば、ぜひ つくしに触れてみてはいかがでしょう! 幼いうちに自然と触れ合う経験は、機器では得られない、子ども時代にしか味わえない楽しさがあります。
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📖『ハートのはっぱ かたばみ』福音館書店(税込990円)
ぶん)多田多恵子/え)広野多珂子
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” わたしはかたばみ。ちいさなくさです。たぶん みなさんのすぐちかくにもすんでいます。わたしをさがしてくださいな。”
”めじるしは ハートのはっぱ ちいさなハート。みっつのハート。”
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みなさんも、一度は目にしたことがあるはずの「ハートのはっぱ かたばみ」。 さて、思い浮かびますか?みっつのハートがあつまって、いちまいのはっぱだそう。
どこで見つけられるのかというと、それは「あなたのすぐちかく」。 ぜひ、本書を手におうちのちかくを探しに出かけてみてください🍃みずみずしく、晴れやかな絵は大人の心も引きつけて離しません。ちなみに、むかしのひとは、かたばみを「あること」につかっていたそう。いったい、なんでしょう?
📖『はじめてのくさばなあそび』のら書店(税込1430円)
著)グループ・コロンブス/絵)吉田奈美
自然と触れ合いたいけど、どんなふうに、どんなあそびができるかな。そんなときに大活躍するのがこの1冊。大人が読めば、子ども時代の懐かしい日々が蘇ります。シロツメクサやタンポポを使った遊び、スマホ世代の子どもたちはどれほど知っているでしょうか。子どもはもちろん、大人にもおすすめ♪スマホからはなれて、自然に飛びこんでみませんか?童心にかえれば、悩みも疲れもどこかにきえてしまうかも!
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以上、おすすめの本をPick upしてご案内しました。きになるものがありましたら、ぜひお手に取ってご覧ください。
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