これまでにも「おやつ」や「自然」、「ノンフィクション」をテーマに企画してきたYAの棚のフェア。今夏は「食」にまつわる本をセレクトしてみました。題して「満腹までのキョリ」。連日の酷暑に食欲が失せてしまうこともしばしばですが、本を通じて少しでも元気な気持ちを呼び起こしてくださったらと願っています。

そんなフェアのイチオシは、岩手県在住の作家・くどうれいんさんの新刊エッセイ『桃を煮るひと』(ミシマ社/「きになる新刊」紹介文掲載)。20代のくどうさんはその若さにして歌人であり俳人であり、作家でもある眩しい方です。かねてからのファンだったスタッフが、もっとたくさんの人に彼女の作品の魅力を知ってほしいとこの本を仕入れて紹介したところ、売り場で小さなブームが巻き起こりその渦が外へと広がりを見せています。
前作の『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD)もまた「食」にまつわる作品で、俳句と小さなエッセイをまとめた文庫サイズの小冊子。掌に収まる幸福感は読後に読者の心をゆたかに潤す温かさそのままで、みずみずしい感性が世代を超えて共感を呼びます。
どちらもこのフェアに合わせてたくさん在庫しています。取りこぼしのないようぜひお読みください。

そのほかにも、いつもは在庫をしていないめずらしい本があります。

『私と世界をつなぐ、料理の旅路 ー14人の「私が料理をする理由」』LLCインセクツ/2,420円
『スプーンはスープの夢をみる 極上美味の61編』早川茉莉 編/筑摩書房/1,980円
『東京甘味食堂』若菜晃子 著/講談社文庫/748円
『一汁一菜でよいという提案』土井善晴 著/新潮文庫/935円
『一汁一菜でよいと至るまで』土井善晴 著/新潮新書/902円

対称書籍をお買いの方にはオリジナルのドーナツしおりをプレゼント! YAフェアでは不定期ですが、このようにフェアの書籍を買ってくださった方に特製のしおりがつく企画があります。ささやかな楽しみを集めてくださったら嬉しいです♬

◆おまけ◆
4Fエインカレムでは「修道院のお菓子とレシピ本ミニフェア」を開催中!
クッキーやガレットなど、素材のおいしさを生かした手作りのお菓子を多数販売しています。

(写真手前から)
・ショートブレット 2枚入り×6袋 685円
・ポルボロン ベトナムコーヒー味 5個入り 432円
・ブラッキー 10個入り 896円

スタッフイチオシのショートブレットはサクサクとした食感と芳醇なバターが類をみないおいしさ。ポルボロンにはフェア限定のベトナムコーヒー味が入荷しており、ほろほろと崩れるやわらかさの中にコーヒーの粒が感じられ、ひとつもうひとつと手が伸びてしまいます。ココアの濃厚な味があとを引く定番人気のブラッキーも外せません。
ご購入は教文館のe-shopではもちろん、メールでのご注文もお受けしております。本と一緒にご自宅で優雅なひと時をお過ごしください。

 

★ご注文はお電話、Fax、メールにて承ります★
売場直通電話 03-3563-0730
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