5月12日(日)は母の日🌹 ナルニア国店内入口では「おかあさんだいすき」と題したミニフェアを開催中です ♪
今回はそのなかからいくつかピックアップしてご紹介します!きになる本があれば、ぜひ読みにいらしてくださいね♡
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📖『かあさんのいす』あかね書房(税込1650円)
作・絵)ベラ B. ウィリアムズ/訳)佐野洋子
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わたしとおかあさんは、びんにお金を集めています。びんがいっぱいになったら、なにを買いたいのかというと……それは「すごくふわふわで、すごくきれいで、すごく大きい」そして「バラのもようがついたビロード」をかぶった、世界じゅうでいちばんすてきないすを買いたいのです🌹✨実は このいすは、去年家で火事があり、燃えてなくなってしまいました……。
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椅子を求めてびんに集め、やがてそのびんがいっぱいになり、椅子を買いに行く場面は、読者にも達成感が伝わっってきます。とくに、夢にまでみた「バラのもようがついたビロード」の椅子を見つけるときは、その椅子だけが煌めいているよう。椅子も、わたしたちを待っていたのですね。待ち望んだ椅子に座る母と娘はなんて幸せそうなんでしょう。
ベラ B. ウィリアムズが描くバラのもようは特別。皆さんもきっと、世界じゅうでいちばんすてきな椅子が欲しくてたまらなくなること間違いなし💛
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📖『ふんふん なんだかいいにおい』こぐま社(税込1320円)
えとぶん)にしまきかやこ
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今日はおかあさんの誕生日。さっちゃんは野原にお花をつみにいこうと、朝ごはんをおおいそぎで食べました。でも、おおいそぎで食べたものですから……さっちゃんのくちのまわりは、たまごのきみでくわんくわん。てのひらは、いちごジャムでべたべた。エプロンは、とりのスープでしみだらけ。でも、そんなことは気にせず、さっちゃんはお花をつむため家を飛び出しました。すると、外にいたきつねはあるにおいをかぎつけます。「ふんふん なんだか いいにおいがするよ。そうだ、めだまやきのにおいだ!めだまやきが こっちにむかってはしってくるぞ!」そこへ、さっちゃんがやってきました。きつねのこは、「ちょっとたべさせろよ」と、くちのまわりをかじろうとしましたが、さっちゃんは「そんなに めだまやきが たべたいんなら あたしのうちへ いってごらん。おかあさんがいつだってつくってくれるよ」と伝え、きつねのこはさっちゃんのうちのほうへはしっていきました。さっちゃんが再び野原へ向かっていると、今度はくまのこが「ふんふん なんだか いいにおいがするよ」と言い……
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さっちゃんが顔やエプロンにつけた食べもののにおいを「ふんふん なんだかいいにおい」と、かぎつけた動物たちは、さっちゃんに言われるまま さっちゃんのおうちに大集合。さっちゃんがお花を摘み終わり、おうちにかえってからは、どんな展開が待ち受けているでしょう。くすっと笑う場面があれば、じんわりと、心に響く場面もあり、この1冊には様々なドラマが描かれています。作者は『わたしのワンピース』で知られる西巻茅子さんです🐰
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📖『まんげつのよるまでまちなさい』ペンギン社(税込1100円)
さく)マーガレット・ワイズ・ブラウン/え)ガース・ウィリアムズ/やく)まつおかきょうこ
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あらいぐまのぼうやは、まだみたことのない「よる」を見たいと思い、おかあさんに「よるをみたい」と伝えます。でも、おかあさんは「いまはだめ。まんげつになるまで まちなさい」と言われ、ぼうやは待つことにしました。待ちきれないぼうやは、「くらいって、どのくらいくらいの?」「よるって,どのくらいおおきいの?」と質問しますが、そのたびにおかあさんは「まんげつになるまで まちなさい」と声をかけます。
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読者もいっしょに「まんげつのよる」を待ちます。子どもは、ぼうやと同化した気持ちになって楽しむのでしょうね。おかあさんがぼうやに歌をきかせる場面も見どころ。「あとがき」では本作を訳した松岡享子さんの言葉が掲載されています。「子どもには、待たなければならないことがどんなに多いことでしょう」という言葉から始まる「あとがき」も必見ですよ。
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📖『こすずめのぼうけん』福音館書店(税込1100円)
さく)ルース・エインズワース/やく)いしい ももこ/え)ほりうち せいいち
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あるひ、おかあさんすずめがこすずめにとびかたをおしえはじめます。おかあさんすずめは「いしがきのうえまでいったら、きょうのおけいこは、それでおしまい」と伝えましたが、こすずめは「いしがきのてっぺんより、もっととおくへとんでいける」と思い、はねをぱたぱた動かします。しかし、そのうちはねがいたくなって……
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おかあさんすずめのもとを離れたこすずめのぼうけんは、読んでいてハラハラドキドキします。それでも、さいごに無事おかあさんすずめのもとに帰る、その安心感を知ったあとは、この作品の世界観を何度でも楽しみたくなることでしょう。子どももきっと、夢中になることまちがいなしの1冊です。
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📖『ママだいすき』こぐま社(税込990円)
文)まど・みちお/絵)ましま せつこ
鳥、猫、うさぎ、くま、さる……たくさんの動物たちがママといっしょにいます。母鳥を待つ小鳥たちは「あ、ママだ ママだ」と嬉しそう。母ねこになめられる子ねこは「また ぺろぺろかぁ」と言いながらも笑顔。母うさぎと子うさぎは「おはなし もにょ もにょ」。み~んな、ママがだいすきなんですね💛
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以上、ミニフェアからいくつか厳選して書籍を紹介しました!『ママだいすき』の文を書かれた まど・みちおさんは今年で没後10年を迎えられます。
当店ナルニア国(ナルニアホール)では 5月11日(土)~6月30(日)”まど・みちお没後10年ささめやゆき 絵本『くうき』原画展を開催します。
さらに、原画展関連イベントとして、6月5日(水)午後6時~7時半には、ささめやゆきさん講演会 “『くうき』を絵にすること、まどさんのこと”を開催予定です。ご希望の方はお申込みをお待ちしております。
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〔お母さんに手作りカードを、プレゼントしたい〕という子どもたち(お父さん)におすすめ!
📖『おってきって、あそぼう!たのしい!きりがみ』大泉書店(858円)
〔お母さんに手作りお菓子を、プレゼントしたい〕という子どもたち(お父さん)におすすめ!
📖『パティシエにおしえてもらった 子どもがつくれるプレゼント菓子』(税込1760円)
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