小宮由さん講演会 “『黒い蜻蛉』小泉八雲の魅力”

英米を中心に数多くの絵本・児童文学作品を紹介してこられた小宮由さん初の、大人向け小説の翻訳書が出版されました。今年没後120年を迎える小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の伝記小説『黒い蜻蛉』です。長い時間をかけた翻訳作業の中で、小宮さんご自身どんな気づきがあったのでしょうか―作品の魅力をじっくりうかがう講演会に、ぜひお出かけください。

日時:2024年10月24日(木) 午後6時~7時半
★当日は準備のため午後5時にて閉店いたします。受付は5時40分頃からです。
会場:教文館9階ナルニア国店内
定員:40名(大人対象/託児なし)
参加費:1500円 ※現金のみ、当日受付でお支払いください。

●お申込み方法●  ※店頭でもお受けします。
参加ご希望の方はナルニア国までご連絡ください。
定員に達した時点で受付を終了します。
申込電話番号:03-3563-0730(午前10時~午後7時)
申込メールアドレス: narnia@kyobunkwan.co.jp
→件名「小宮由さん講演会参加希望」/本文①お名前②電話番号③書籍購入の有無

【お知らせ・①書籍購入特典あり!】
申込時に『黒い蜻蛉』(ジーン・パスリー著/佼成出版社/2750円:税込)をご予約いただいた方は当日の参加費が1000円になります。ご希望の方はお申込みの際スタッフにお知らせください。

【お知らせ・②】
しばらく品切れになっていた岩波少年文庫『雪女 夏の日の夢』(脇明子 訳/869円)が9月に復刊されました。ハーンの随筆も収録された少年文庫を、ご一読ください。

◆小宮由さんからのメッセージ◆
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と聞いたら、何を思い浮かべますか? 「耳なし芳一」? 「雪女」?  そんな「日本の怪談」が浮かぶでしょうか?
この度、その小泉八雲の生涯を描き切った大人向けの小説を翻訳しました。私も、八雲といったら怪談の人? ぐらいだったのですが、この本を訳すうちに、あれよあれよと、八雲の魅力に取り憑かれ、約1年半、没頭するはめ(?)になりました。
その魅力とは、ひとつに、八雲の波瀾万丈な人生。そして、もうひとつは、八雲が見た日本。そこから得られることは、現代に生きる私たちにとって、とても大切なことでした。
そんなことを、できるだけ楽しく、わかりやすく、お伝えできたらと思っています。ぜひ、ご参加下さい!

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

講師紹介:小宮由(こみやゆう)
出版社勤務や留学を経て、主に子どもの本の翻訳に携わる。2004年より東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。
訳書に『さかさ町』『けんかのたね』(岩波書店)、『イワンの馬鹿』『キプリング童話集』(アノニマスタジオ)など多数。
祖父は、トルストイ文学の翻訳者、良心的兵役拒否者である故・北御門二郎。