『翻訳する女たち』刊行記念
“女性翻訳家という仕事”
著者・大橋由香子さん トークイベント
近年、社会における極端なジェンダー不平等に異議を唱える声が多く聞かれるようになりました。世の中の表面的な規範に縛られない、自由で、公正を期すことの大切さが人々の意識に根ざし、訴える力が大きくなってきたのはとても喜ばしいことです。女性や性的マイノリティーの人の社会進出を阻む男性優位のいびつな社会構造が抜本的に改善されたわけではありませんが、戦前戦後、女性がほぼ無権利状態にあった頃のことを思うと、長く険しい道のりにもようやく光がさしたように感じます。
『翻訳する女たち』に登場する4名の女性――中村妙子、深町眞理子、小尾芙佐、松岡享子は、そうした戦後の厳しい時代に外国の優れた文学や物語を見出して豊かなことばに翻訳し、今に続く日本の書物の裾野を広げた人々の一員でもありました。
彼女たちへの貴重なインタビューをもとに作られた本書の著者・大橋由香子さんをお招きし、連載が本の形になるまでの経緯や翻訳という営みの奥深さを、とりわけ当店ともご縁の深い中村妙子さんと松岡享子さんへのインタビューで印象に残った事柄を中心にうかがいます。大橋さんのお話を通じて、ジェンダーの垣根を越えた社会づくりについてご一緒に探ってみませんか?
◆イベント情報◆
日時:2025年3月5日(水)18:00~19:30
*当日は準備のため17:00にて閉店いたします。受付は17:40頃からです。イベント終了後にサイン会を予定しています。
会場:教文館9階ナルニア国店内
定員:40名(未就学児不可・託児なし)
参加費:1,500円 *現金のみ/当日受付でお支払いください。
◇書籍購入特典あり◇
『翻訳する女たち』をご予約の方は当日の参加費が1,000円となります。お申し込み時にご連絡ください。
『翻訳する女たち 中村妙子・深町眞理子・小尾芙佐・松岡享子』
大橋由香子 著
エトセトラブックス
定価2,540円(税込)
◆お申込み方法◆ *店頭でもお受けします。
参加ご希望の方はナルニア国までご連絡ください。
定員に達した時点で受付を終了します。
申込電話番号:03-3563-0730(10時~19時)
申込メールアドレス:narnia@kyobunkwan.co.jp
→件名:大橋由香子さんトークイベント参加希望 本文:①お名前 ②電話番号 ③書籍予約の有無
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【大橋由香子】
1959年、東京生まれ。フリーライター・編集者。著書に『ニンプ・サンプ・ハハハの日々』(社会評論社)『生命科学者 中村桂子』『同時通訳者 鳥飼玖美子』(理論社)『満心愛の人―益富鶯子と古謝トヨ子』(インパクト出版会)、共編著に『わたしたちの中絶』(明石書店)他。光文社古典新訳サイトで「字幕マジックの女たち」連載中。
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