kotori
ずいぶん長い間品切れになっていて、箱入りハードカバー版が限定復刊を繰り返していたイタリアの昔話集『みどりの小鳥』が、12月の岩波少年文庫で新刊として刊行されました。少年文庫に入るのは初めてですね!お話を語る人がテキストとして使うことも多かったようで、ナルニア国ではいつも問い合わせの絶えない本でしたから、とにかく手に入るようになってよかった!というのが、最初の感想です。岩波書店の箱入りハードカバーの本(愛蔵版と呼ばれています)は、どれもしっかりした造りでいかにも“本らしい本”なのですが、いかんせん値段が高い上に重たいというマイナス要素がありました。少年文庫は軽くてハンディ、値段もそこそこ買いやすいということで、動きが良くなるようです。『みどりの小鳥』も、怖い話や愉快な話が色々と入った楽しい昔話集ですので、ぜひ子どもたちの手元に届くといいなと思います。