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来年の朝ドラに取り上げられることが決まり、にわかに注目を浴びている(!?)村岡花子さん。ナルニア国でもお孫さんの書かれた『アンのゆりかご』は、新潮文庫版・マガジンハウス版ともによく売れています。村岡さんの人生は本当にドラマチックです!事実は小説以上にすごいものだなあと、ドキドキしながら読んだのですが、ドラマはよりドラマチックにするために(あるいは実名を出すことが難しいためかもしれませんが)、さらなる脚色がなされているらしい…という話を漏れ聞きました。そうかぁ、本当にあったことだって十分波乱万丈なのになぁと、なんだかちょっぴり複雑な気持ちです。実在の人物をドラマにすることは、制作側も結構考えるのでしょうね。
そして、「赤毛のアン」といえばプリンス・エドワード島、プリンス・エドワード島といえば、写真家の吉村和敏さん(なんだかちょっと無理やりなつなげ方ですが)―というわけで、再版のお知らせです。この前、ナルニア国でモンゴメリの特集をした時には出版社品切れで手に入らなかった吉村和敏さんのエッセイ写真集『草原につづく赤い道』(金の星社)の重版が出来上がったそうです。今日ナルニア国にも入荷してきました。吉村さんは写真ばかりでなく文章もとってもステキ、心からプリンス・エドワード島の人と自然を愛していることが伝わるメッセージがつまった、とても素敵な写真集です(そして値段もお手ごろ!)。『アンのゆりかご』と並んでおいてありますので、ぜひお手にとってご覧くださいませ。