2013年4月7日~4月13日入荷分
■ 今週のおすすめ ■
♪ 絵本 ♪ 11点
『こまったときのねこおどり』ポプラ社
『おだんご だんご』小峰書店
『サーカスのあかちゃんぞう』長崎出版
『クネクネさんのいちにち きょうはマラカスのひ』
福音館書店
『ねんねんねむねむ おやすみね』岩崎書店
『ちっちゃなトラック レッドくんとブラックくん』
ひさかたチャイルド
『だいすきだっこ』岩崎書店
『ミミちゃんどーこだ? なつやすみ』文化出版局
『かわうそ3きょうだい そらをゆく』小峰書店
『やじるし』あかね書房
『くらやみこわいよ』岩崎書店
♪ フィクション ♪ 5点
『魔女のシュークリーム』BL出版
『みんなの家出』福音館書店
『左足のポルカ』偕成社
『ある日とつぜん、霊媒師3 呪われた504号室』朔北社
『語りつぐ者』さ・え・ら書房
♪ ノンフィクション ♪ 18点
『ざっそうの名前』福音館書店
『おこめができた!』ひさかたチャイルド
『アイちゃんのいる教室』偕成社
『すいぞくかんのみんなの1日』アリス館
『この羽だれの羽?』偕成社
『ランドセルは海を越えて』ポプラ社
『気象学 天気は友だち』玉川大学出版部
『お米は生きている』講談社
『ザリガニ』少年写真新聞社
『日食・月食のひみつ』子どもの未来社
『むしの顔』技術評論社
『海のうえに暮らす』ほるぷ出版
『メジャー・リーグはおもしろい』WAVE出版
『為末式かけっこメソッド 子どもの足をすぐに速くする!』
扶桑社
『日本で見られる熱帯の花ハンドブック』文一総合出版
『ウキウキ散歩 園の身近な生きものと出あう探検ブック!』
かもがわ出版
『今森光彦の里山さんぽ図鑑』世界文化社
『里山の山菜・木の実ハンドブック』NHK出版
♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 3点
『いのちあふれる海へ 海洋学者 シルビア・アール』
福音館書店
『藤田浩子の語り』悠書館
『藤原ツヂ子の語り』悠書館
■ 今週のおすすめ ■
♪♪ 絵本 ♪♪
=幼児以上=
『こまったときのねこおどり』 いとう ひろし(文・絵)
ポプラ社 1300 円 13/04発行(いとうひろしの本)
→ねこ町のはずれの小さな森に一匹のねこさんが暮らしていま
した。ところがねこさんは、何をやっても失敗ばかり。ある
日、太ったネズミを捕まえますが…。
『おだんご だんご』 筒井 敬介(文)堀内 誠一(絵)
小峰書店 1300 円 13/04発行(かわいいとのさま)
→かわいい殿様は、遠眼鏡で見たお団子が食べたくて、お城の
外に飛び出します…。堀内誠一のユニークなイラストの絵本。
3話収録。
『サーカスのあかちゃんぞう』 モード・ピーターシャム(文・
絵)こみや ゆう(訳) 長崎出版 1500 円 13/04発行
→昔、あるサーカスにおかあさんぞうと赤ちゃんぞうがいまし
た。おかあさんぞうは、ピエロのゾンビさん一家と大の仲よ
し。そんなある日…。共著:ミスカ・ピーターシャム
『クネクネさんのいちにち きょうはマラカスのひ』 樋勝
朋巳(文・絵) 福音館書店 1400 円 13/04発行
(日本傑作絵本シリーズ)
→クネクネさんはマラカスが大好きです。友だちのパーマさん
とフワフワさんと「マラカスのかい」を作っています。
『ねんねんねむねむ おやすみね』 ジェニファー・バーン
(文)デイヴィッド・ウォーカー(絵)福本 友美子(訳)
岩崎書店 1100 円 13/04発行
→夜空にきらきらお星さま。世界中の動物たちもみんなおね
むの時間だよ。ねんねんねむねむ おやすみね。いろいろ
な動物たちが出てくるおやすみなさいの本。
『ちっちゃなトラック レッドくんとブラックくん』 みやにし
たつや(文・絵) ひさかたチャイルド 1200 円 13/04発行
→ぼくはトラックのレッドくん。ブラックくんと一緒に、ぶた
さんの家まで荷物を届けに行きます。ところがブラックくん
は、スピードを出しすぎて…。
『だいすきだっこ』 ニック・ブランド(文)フレヤ・ブラック
ウッド(絵)灰島 かり(訳) 岩崎書店 1400 円 13/04発行
→ルーシーは、ママに「だいすきだっこ」をおねだり。でもマ
マの今日の「だいすきだっこ」は残りあといっこ。そこでル
ーシーは…。2012年オーストラリア児童図書賞受賞。
『ミミちゃんどーこだ? なつやすみ』 キャサリン・ロッジ
(文・絵)長友 恵子(訳) 文化出版局 1300 円 13/04発行
→夏休みの旅行に出かけたミミちゃんと家族を空港、テーマパ
ーク、海岸、いろいろな所で探す絵さがし絵本。最後にすご
ろくで遊べるページ付。
『かわうそ3きょうだい そらをゆく』 あべ 弘士(文・絵)
小峰書店 1400 円 13/04発行(にじいろえほん)
→かわうそ3兄弟が川に飛び込むと、大きな魚がやってきた。
魚につかまって泳いでいると、ミサゴが魚を捕まえて、空高
く舞い上がる。3兄弟も空中へ…。
『やじるし』 平田 利之(文・絵) あかね書房 1200 円
13/04発行
→お花を摘みに出かけると、不思議なやじるしが…。やじるし
の通りに歩いていくと、やじるしも船になったり、鳥になっ
たり少しずつ形を変えて、わたしを連れて行く。
『くらやみこわいよ』 ジョン・クラッセン(文)レモニー・
スニケット(絵)蜂飼 耳(訳) 岩崎書店 1500 円
13/05発行
→ラズロは、くらやみが大嫌い。ある夜、くらやみはラズロを
地下室に連れて行った。くらやみが案内した先にあったもの
は…。
♪♪ フィクション ♪♪
=小学校低学年以上=
『魔女のシュークリーム』 岡田 淳(文・絵) BL出版
1200 円 13/04発行(おはなしいちばん星)
→ダイスケは、シュークリームが大好き。お姉ちゃんのものま
で取ってしまうダイスケだが、ある時カラスとネコが現われ
て「100倍のシュークリーム」を食べてほしいと頼まれる…。
=小学校中学年以上=
『みんなの家出』 藤田 のぼる(文)早川 純子(絵)
福音館書店 1200 円 13/04発行(福音館創作童話シリーズ)
→4年生のフミは図書館で「どっちが家出?」という本を借りる。
ふたりの女の子のそれぞれの「家出」が書かれた本。どっち
が本当の家出なのか?フミは作者に手紙を書く。
=小学校高学年以上=
『左足のポルカ』 手島 織江(文)倉部 今日子(絵)
偕成社 1400 円 13/04発行
→ある少年が崖から落ちた。その時左足の「俺」はそのまま死
ぬのは嫌だと思い、少年の体から離れ…。左足が主人公の奇
妙な冒険物語。著者デビュー作。
『ある日とつぜん、霊媒師3 呪われた504号室』 エリザベス・
コーディー・キメル(文)もりうち すみこ(訳) 朔北社
1400 円 13/04発行
→親友ジャックとその母親と一緒に、歴史あるホテルに滞在し
たキャット。そこで早速出会った霊はヴィクトリア朝の衣装
を着た夫人。やがてキャットは恐ろしい出来事に巻き込まれ
…。
=中学以上=
『語りつぐ者』 パトリシア・ライリー・ギフ(文)もりうち
すみこ(訳) さ・え・ら書房 1600 円 13/04発行
→彫刻家の父と2人暮らしのエリザベスは、父の仕事の都合で
あまり知らない叔母に預けられた家で、自分によく似た少女
の絵に惹かれる。米国独立戦争の頃そこに住んでいた祖先だ
った…。
♪♪ ノンフィクション ♪♪
=幼児以上=
『ざっそうの名前』 長尾 玲子(文・絵) 福音館書店
1100 円 13/04発行(科学シリーズ)
→おじいちゃんの家に遊びに行った太郎は、おじいちゃんから
庭の様々な雑草の名前を教えてもらいます。すべて刺繍の挿
絵で雑草の名前を紹介する絵本。
『おこめができた!』 中川 孝俊監修(文)岩間 史朗
(写真)ひさかたチャイルド 1200 円 13/04発行
(しぜんにタッチ!)
→お米は田んぼで育てて作ります。ここは、わたしのお父さん
の田んぼです。さあ、お米を作るところを見てください。春
のしろかきから秋の収穫までの様子を追った写真絵本。
=小学校低学年以上=
『アイちゃんのいる教室』 高倉 正樹(文)高倉 正樹
(しゃしん)偕成社 1200 円 13/04発行
→あいちゃんは、クラスの誰よりも小さくて、誰よりもゆっく
り、でも誰もあいちゃんを急かしません。あいちゃんと1年1
組の仲間の姿を写真と文章で綴る。
読売新聞宮城県版に10年11月3~13日、12年2月21~23日連載
をもとにしたもの。
『すいぞくかんのみんなの1日』 なかの ひろみ(文)松橋
利光(写真)アリス館 1600 円 13/04発行
→マイワシ、マンボウ、ベルーガ、サメ、サンゴ…水族館の生
き物たちのそれぞれの一日を写真で紹介する。
=小学校中学年以上=
『この羽だれの羽?』 おおたぐろ まり(文・絵) 偕成社
1600 円 13/04発行
→スズメ、シジュウカラ、ムクドリ、キジバトなど身近にいる
鳥を、その羽の実物大イラストで紹介する絵本図鑑。
『ランドセルは海を越えて』 内堀 タケシ(文)内堀
タケシ(写真) ポプラ社 1400 円 13/04発行
(シリーズ自然いのちひと)
→アフガニスタンの子どもたちに届けられている、日本の子ど
もたちが使い終えたランドセル。文房具が入ったランドセル
を大切に受け取り、使う子どもたちの様子を写した写真絵本。
『気象学 天気は友だち』 ダン・グリーン(文)サイモン・
バシャー(絵)藤田 千枝(訳) 玉川大学出版部 1400 円
13/04発行(科学キャラクター図鑑)
→モンスーン、エルニーニョ、ジェット気流、ハリケーン…。
様々な気象をユニークなキャラクターで楽しくわかりやすく
紹介。科学キャラクター図鑑シリーズ。
『お米は生きている』 富山 和子(文)大庭 賢哉(絵)
講談社 640 円 13/04発行(講談社青い鳥文庫)
→日本人にとって、古来からお米は命のもとでした。稲作から
生まれていった日本の様々な風景と文化を分かりやすく綴っ
た作品。95年刊の軽装版。
『ザリガニ』 中山 れいこ(文) 少年写真新聞社 1800 円
13/04発行(いのちのかんさつ)
→ザリガニの体のつくり、産卵、脱皮、飼い方などについて、
ち密なイラストで解説。外来種問題についても解説する。
監修:久居宣夫
『日食・月食のひみつ』 関口 シュン(文・絵)
子どもの未来社 2500 円 13/03発行
(もっとたのしく夜空の話)
→サツキとヨウスケは、月に詳しいミヅキさんに月食の秘密を
教えてもらいます。物語仕立てで、月食のしくみを学ぶ。
『月の満ち欠けのひみつ』続編。監修:木村直人
『むしの顔』 伊藤 年一(文)伊藤 年一(写真) 技術評論社
2680 円 13/05発行(ずかんシリーズ)
→おもしろ顔、ブサかわいい顔、おしゃれ顔、コワ顔、ドハデ
顔、ヘン顔、顔のジャンルでそれぞれの昆虫を考察する。コ
ラムも充実。
『海のうえに暮らす』 関野 吉晴(文)関野 吉晴(写真)
ほるぷ出版 1800 円 13/03発行
→インドネシア近海で船の上で暮らす漂海民バジョ。家船に暮
らす人々の平和で豊かな生活を関野吉晴が写真と文章で紹介。
『メジャー・リーグはおもしろい』 国松 俊英(文)
WAVE出版 1300 円 13/04発行
→メジャーリーグの歴史、メジャーで活躍している日本人選手
(イチロー、野茂、松井ら)や、過去の名選手を紹介。『メ
ジャーリーグの大研究』(03年PHP研究所刊)に加筆訂正
したもの。
=小学校高学年以上=
『為末式かけっこメソッド 子どもの足をすぐに速くする!』
為末 大(文) 扶桑社 1500 円 13/04発行
→オリンピック三大会連続出場の著者が、速く走るためのコツ
を伝授。「運動会1週間前の練習メニュー」の切り取り式の
ドリルカードとレッスンDVD付。
=中学以上=
『日本で見られる熱帯の花ハンドブック』 土橋 豊(文)
文一総合出版 1600 円 13/04発行
→国内の植物園や大型温室でもよく見かけるようになった熱帯、
亜熱帯地域の植物593種を写真で紹介。
『ウキウキ散歩 園の身近な生きものと出あう探検ブック!』
小泉 昭男(文) かもがわ出版 1800 円 13/04発行
→子どもたちの身近にいる虫や鳥などの生き物を公園、園庭、
神社・寺、山登り・キャンプ、河川・池の9のエリア毎に写真で
紹介。
『今森光彦の里山さんぽ図鑑』 今森 光彦(文)今森 光彦
(写真) 世界文化社 1600 円 13/04発行
→今森光彦の写真と文章で綴る里山図鑑。雑木林、棚田、水辺
を自然や生き物、人々の暮らしを織り交ぜながら紹介する。
読んでも楽しい実用図鑑。
『里山の山菜・木の実ハンドブック』 多田 多恵子監修(文)
今井 國勝(写真) NHK出版 2100 円 13/04発行
→春、夏、秋、季節ごとの山菜や木の実を写真で紹介。採取法
や料理法も掲載。有毒種の見分け方と種類も紹介。
♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪
=小学校中学年以上=
『いのちあふれる海へ 海洋学者 シルビア・アール』
クレア・A・ニヴォラ(文・絵)おびか ゆうこ(訳)
福音館書店 1300 円 13/04発行(科学シリーズ)
→1935年アメリカに生まれた海洋学者シルビア・アール。好奇
心旺盛な少女時代から、環境保護に力を注ぐ海洋学者となっ
たシルビアの半生を描いた伝記絵本。
=中学以上=
『藤田浩子の語り』 日本民話の会編(文) 悠書館 1800 円
13/04発行(新しい日本の語り4)
→戦争中疎開した福島県三春町で昔話を聞いて育った藤田浩子
の「かたれやまんば」を28話収録。DVD付き。
『藤原ツヂ子の語り』 日本民話の会編(文) 悠書館 1800 円
13/04発行(新しい日本の語り5)
→東京都檜原村に生まれ、今年90歳を迎える藤原ツヂ子の語り
の話35話収録。巻末に「百物語の作法」も掲載。DVD付き。
■ 今週の一冊 ■
今週の本、1冊目は『アイちゃんのいる教室』です。
ダウン症のアイちゃんが仙台市内の普通学級で過ごす2年間を追っ
た写真絵本です。
くりっとした目とはちきれんばかりの笑顔のアイちゃん。
この本を読んでいると、アイちゃんをそのままで受け入れ一緒に
過ごす1年1組の子どもたちと、自然体で毎日を頑張って生きている
アイちゃんの姿が温かく伝わり、「この笑顔は本物だな」としみじ
み思いました。
ゆっくり急がず、このまま大きくなってねとアイちゃんとそして
1組の子どもたちに声をかけたくなる、素敵な写真絵本です。(く)
もう1冊は『語りつぐ者』です。
久しぶりにじっくり読み応えのある1冊でした。
アメリカ独立戦争の頃の少女と、現代に生きる少女の物語が綴られ
ます。時代は違えど、自分の生きる場所を確保するのはなかなかに
難しいことですね。人によってはいとも簡単なことかもしれません
が…。
2人の少女の描写もさることながら、現代のエリザベスが世話にな
る叔母、リビーの姿に魅かれました。 (す)