くろみみくん、3回目の〈写真文庫展〉レポート。展示内容が盛りだくさんで、既にリピーターのお客さまも。会期は7月8日までです。お見逃しなく!

ツꀀ1、『写真文庫』全冊を読むことが出来る閲覧ルームあり。
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定価100円とついた、1950年代の初版本を含めた写真文庫をじっくりと座って読んでいただけます。全286冊の項目をチェックするだけでも興味深い。
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ツꀀ2、少年少女読物百種委員会選定目録
くろみみくんが見ているのは、1950年12月号「図書」に掲載された、少年少女のための100点の本のリスト。これは羽仁説子、光吉夏弥、吉野源三郎らが委員を務めた“読物百種委員会”が、各界500人の人々に書物の選択を要請し、183名の回答を得、約1年を費やして100点を選定した結果を発表したもの。ここで選定された本が、“岩波少年文庫”のラインナップに結びついたことが分かります。この「図書」のコピーも閲覧ルームでご覧になれます。
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ツꀀ3、『科学の事典』
くろみみくん、この本もはじめて見ました。
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村山知義の装丁、美しい見出しが目を引きますが、4年の月日をかけ、百数十人の専門家の協力を得てつくられた本だということに驚きます。中学生に質問をさせて、専門家は中学生が理解できる文章に書き直していったそうです。

 

 

 

 

 

4、1950年代の週刊誌創刊号がズラリ!
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1950年代は週刊誌が続々と創刊されました。長島茂雄と朝潮(3代)が表紙を賑わせていて、国民的ヒーローだったことがわかります。

 

 

 

 

 

 

5、ギャラリートークでもらえるお宝プリント
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展覧会場で水、金、土曜日の午後6時より行われている、岩波書店編集者・桑原涼さんによるギャラリー・トークは、毎回少しづつ内容が変わります。配られるプリントも毎回違う!先週、配られたこのプリントは、なんと1954年の某週刊誌のコピー。壇一雄と石井桃子両氏の対談で、その内容にまたまたビックリ!!