hashimoto中勘助著『銀の匙』をご存知ですか? 作者が少年時代の思い出を綴った本書は、子どもの心象風景が見事に描き出されています。なんと明治44年に書かれたものですが、決して古くさくはありません。この夏目漱石も大絶賛したという本を中学校3年間かけてじっくりと読み込む授業をされたのが元灘高校教師の橋本武さん。橋本さんが2012年に出版された『<銀の匙>の国語授業』は、“真の意味で学ぶ”とは何かを伝えてくれる本です。『銀の匙』に書かれていることの様々な背景を丹念に追い、使われている言葉ひとつひとつの意味を調べ…勉強することの楽しさを感じます。こんな先生に教えてもらいたかった、と思ってしまいました。
岩波書店創業100周年記念のサイン本のラインナップに、ナルニア国は恐れ多くも今年101歳(!)になられる橋本武さんにサインをしていただきました!!! これは大変貴重ですよ。そしてぜひ中勘助の『銀の匙』もあわせて読んでほしいとの願いから、2冊セットでの販売といたします。

あなたはどちらを先に読みますか? 橋本先生の授業を受けた気分になってから、『銀の匙』を読むもよし、先に自分なりの解釈で中勘助の世界を楽しんでから授業をうけるもよし、です。
限定10セットの販売です。コレクトで地方発送も承ります。ご希望のかたはお早めにどうぞ!

セット定価:1911円(税込)