mu-kun
子どもの頃から昆虫が大好きで、それがこうじて絵本を作るようになったタダサトシさんの最新刊『オオムラサキのムーくん』(こぐま社/1260円)のイラスト入りサイン本が届きました。今回の作品は日本の国蝶である“オオムラサキ”の意外な生態を取り上げた、今までとはちょっと違うタイプの絵本です。ケムシ・イモムシ嫌いのスタッフは最初この本を手に取るのもちょっと躊躇したのですが、よくよく見てみるとタダさん独特の虫への愛が溢れた作品で、だんだん「ムーくん、かわいい…かも」と思えるようになりました。何より面白いと思ったのは、オオムラサキは脱皮すると顔まで落ちるという事実!!皆さん、ご存知でしたか?オオムラサキの好物はエノキの若葉で、春先にはエノキの下にオオムラサキの顔のお面(脱皮して落とした顔!)が落ちているとかいないとか…。小学校4年生のときにオオムラサキの幼虫を育てた(でも育て切れなかった)経験が、こうやって何十年もたって絵本になるきっかけだったとは、子どもの頃の心を動かす体験がどれほど大切かを感じますね。タダさんのかわいいムーくんの顔イラスト入りサイン本は10冊限定で販売中です。虫嫌いでも大丈夫!愛嬌たっぷりのムーくんにぜひ会いにきてください。