kawadeann
ナルニア国の“モンゴメリ・ロマンチック文庫フェア”に合わせたように、昨日・今日と続けて「赤毛のアン」のビジュアル関連書籍が出版されました。ナルニア国イチオシは、村岡花子さんのお孫さん・村岡恵理さん責任編集の『村岡花子と赤毛のアンの世界』(1680円)。熊井明子さんと梨木香歩さんの対談「モンゴメリと村岡花子からもらったもの」から始まり、河合祥一郎さんや川端有子さんらの論考、さらに各界著名人(松居直さん、中川李枝子さん、渡辺鉄太さん、永江朗さんなど)のエッセイ、もちろん村岡花子さんご自身の文章もたくさん掲載されています。村岡花子さんの生誕120年を記念して編まれたこの永久保存版は、日本における『赤毛のアン』の受容に村岡さんのお仕事がどれほど大きな影響を及ぼしたかがひしひしと伝わる1冊です。スタッフもこれからじっくり読みたいと思っています。
後の2冊は『赤毛のアン スクラップブック』(モンゴメリ作/エパリー編/川端有子編著・訳/2940円)、『図説赤毛のアン』(奥田実紀著/1890円)。アンやモンゴメリのファンには見逃せない1冊でしょう。どうぞ“ロマンチック文庫”と合わせてご覧くださいませ。
※出版社は3点とも河出書房新社です。