2012年のクリスマスに原画展を開催した、アメリカの切り絵作家パメラ・ドルトンさんの新刊書籍が入荷しました。『たいようもつきも~フランチェスコのうた』(日本キリスト教団出版局/1,575円)です。文章を書いているのは『テラビシアにかける橋』などの作品で日本にもファンの多い、児童文学者のキャサリン・パターソン。聖フランチェスコの祈り「太陽の賛歌」が、分かりやすいパターソンの言葉でよみがえりました。そして何より、パメラさんの切り絵の美しいこと!私たちは大いなる存在に生かされている(それは神さまでなくても、大地でも自然でも宇宙でも言葉はいいと私は思うのですが)、ということを素直に実感できて、自然に感謝の気持ちがわいてくるような絵本です。パメラさんの素朴でありながら繊細で美しい絵は、各ページごとに地に足の付いた労働の喜びが描かれていて、「生きているってこういうことだ!」と感じました。本当にステキな絵本です。ぜひお手にとってご覧くださいませ。
パメラ・ドルトン新刊絵本『たいようも つきも』
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