今年は近年になくクリスマスの新刊が多いような気がします。もちろん、おすすめは現在ナルニアホールで原画展開催中の、パメラ・ドルトン絵『クリスマスものがたり』(日本キリスト教団出版局/1575円)ですが、その他にぜひご紹介したいのが、『くまのテディ・ロビンソン』の作家、ジョーン・G・ロビンソンの書いた『クリスマスってなあに?』(岩波書店/1365円)―クリスマスのことがとてもよく分かる絵本です。日本ではどうしても「サンタさんがプレゼントを持ってきてくれて、みんなでケーキを食べる日」となりがちなクリスマスですが、この本を読むときちんとクリスマスの由来がわかります。子どもたちと一緒に、大人の方にもどうぞこの絵本でクリスマスについてもう一度、楽しく学んでみてはいかがでしょうか?
☆ナルニア国の入り口(ドアの外)にガラスケースがあって、そこにディック・ブルーナの『クリスマスってなあに』の立体オーナメントが入れてあります。このクリスマス飾りには、ちゃんと名前があるのですが、私はそれをこのロビンソンの本を読んで始めて知りました!

※ナルニア国だより149号(11月15日発行)では、クリスマスの新刊をおすすめする予定です。ぜひご覧ください。