ナルニア国のスタッフが昨年、東日本大震災の被災地を訪れて、そこで活動している方たちに本の紹介やおはなし会をさせていただいたことは、ナルニア国だよりなどでもご報告したとおりですが、その時お世話になった(財)児童健全育成財団からこの度、東北の子どもたちの笑顔を紹介した写真集が刊行されました。タイトルは『僕らは今を生きている 東北の子どもたちからのメッセージ』(1050円)―震災で大きな被害を受けた気仙沼や釜石、大船渡の児童館の子どもたちが、でもここにははじけそうな笑顔で写っています。「この子たちの笑顔を守りたい」という写真家のかとうゆういちさん、そして「笑顔にこそ、チカラがある」と信じて復興プロジェクトを続けている財団のみなさん。みんなの思いがこの1冊の写真集に溢れんばかりに詰まっています。
復興には長い時間がかかります。この子たちが大人になっても、まだ復興の途上かもしれません。でも我々が未来を託さなくてはならない子どもたちが笑顔でいられるように努力するのは、日本全国どこに住んでいようと大人の責任なのではないかと、最近思うのです。出来ることは小さくても継続することが大切!この本を買ってくださるとその収益も、東北の子どもたちを助ける活動に使われます。ぜひご協力をお願いいたします!