毎年恒例、お正月フェアのご案内です。今年は必ずこの時期にご紹介している『十二支のはじまり』や『どんぶらどんふら七福神』、『14ひきのもちつき』などに加えて、あの！話題沸騰の絵本が平台に並んでいます。昨年福音館書店の月刊誌として刊行され、またたくまに品切れとなってしまった『おせち』のハードカバー版です。写真のように精密に描かれたお節料理の数々には、子どもでなくても思わず手（箸）が伸びてしまいそう！ そして、12月に刊行された月刊誌「たくさんのふしぎ」の2025年1月号「あっちゃんのおせち日記」もおススメです。
長野県の伊那谷に農家の両親と暮らす小学3年生の女の子あっちゃんを主人公に、お節料理（栗きんとん）に使う野菜を1年間かけて育てていく様子を描いています。お正月においしいお節料理をいただくためには、手間暇をかけて育てていかなければなりません。時にはイノシシに畑を荒らされたりもしますし、収穫は大変！ でもがんばって世話をしたサツマイモの美味しさは格別だったことでしょう（焼き芋を食べるあっちゃんのいい顔ったら！笑）。
出来合いのおせちを食べる人も、自分で作る人も、手元に届くまでの時間の経過を想像するだけで、目の前のお料理がいつもよりちょっぴり大切に思えるかもしれません。あっちゃん家族のようにはできなくても、来年のおせちはすべての作り手に感謝していただこうと思います！
『おせち』内田有美 文・絵／満留邦子 料理／三浦康子 監修／福音館書店 1100円（税込）→絵本『おせち』をお買い上げの方先着100名様に、『おせち』が特集された福音館書店の「あのね」通信をプレゼントします。
「たくさんのふしぎ 2025年1月号 あっちゃんのおせち日記」さげさかのりこ 文・絵／福音館書店 810円（税込）
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