2012年7月8日~7月14日入荷分
■ 今週のおすすめ ■
♪ 絵本 ♪ 14点
『みどりのてじなし』フレーベル館
『タマゴイスにのり』鈴木出版
『ぷちぷちまめこ』岩崎書店
『だんごうおです。』徳間書店
『サカサあそび オカのカオ』童心社
『もりのおるすばん』童心社
『キラキラ』フレーベル館
『妖怪温泉』絵本館
『ばけばけはっぱ』ハッピーオウル社
『クーのおるすばん』鈴木出版
『いぬのおしりのだいじけん』ほるぷ出版
『おじいさんのはやぶさ』ラ-ズ
『まみむめもりのなかまたち たのしいピクニック』BL出版
『白い馬』講談社
♪ フィクション ♪ 12点
『ちょっとだけタイムスリップ』PHP研究所
『アンナ・ハイビスカスのお話 アンナのうちはいつもにぎやか』
徳間書店
『アーヤと魔女』徳間書店
『さすらい猫ノアの伝説2 転校生は黒猫がお好きの巻』講談社
『ぼくらの秘密結社』ポプラ社
『カンナ道のむこうへ』小峰書店
『100回目のお引っ越し』講談社
『アンデルセン童話全集2』西村書店ー新潟ー
『NO.6 #7』講談社
『でりばりぃAge』講談社
『天狗童子』講談社
『空へのぼる』講談社
♪ ノンフィクション ♪ 25点
『セミたちの夏』小学館
『まいごになった子どものクジラ』小学館
『かこさとし こどもの行事・しぜんと生活 8月のまき』
小峰書店
『クマを追え! ブレット 軽井沢クマ対策犬ものがたり』
学習研究社
『ホッキョクグマの赤ちゃんを育てる! 円山動物園のねがい』
ポプラ社
『恐竜のくらしをさぐる』あかね書房
『フラガールと犬のチョコ』ハート出版
『動かす駒がすぐわかる! 羽生義治のはじめての詰め将棋』
主婦の友社
『オジロワシ』アリス館
『たまご大図鑑』PHP研究所
『朝鮮半島の歴史 古代から朝鮮王朝まで 入門編』いかだ社
『500円玉の旅~お金の動きがわかる本~』少年写真新聞社
『占い大研究』PHP研究所
『放射線の大研究』PHP研究所
『恐竜の絶滅 気候変化のなぞ』小学館クリエイティブ
『10才までに知っておきたいこと 日本まるごとガイドブック』
小学館
『金メダリストものがたり』ベースボールマガジン社
『ひとりひとりが特別だよ 自閉症のある子どもの「きょうだい」
のための本』 明石書店
『ツタンカーメン少年王の謎』集英社
『虫の卵ハンドブック』文一総合出版
『戦火の子どもたちに学んだこと』かもがわ出版
『身近な昆虫のふしぎ』ソフトバンクパブリッシング
『花に水をやってくれないかい?』梨の木舎
『ベートーヴェンの真実 遺髪に隠された謎を追う』PHP研究所
『物語による日本の歴史』筑摩書房
♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 1点
『イソップ物語 13のおはなし』BL出版
■ 今週のおすすめ ■
♪♪ 絵本 ♪♪
=幼児以上=
『みどりのてじなし』 ブルーノ・ムナーリ(文・絵)谷川
俊太郎(訳) フレーベル館 1100 円 12/06発行
(ブルーノ・ムナーリの1945シリーズ)
→わたしはアルフォンソ、緑の手品師。さあ箱の中には何が入
っているでしょう?緑の手品師の姿が消え…。ムナーリのし
かけ絵本シリーズ。
『タマゴイスにのり』 井上 洋介(文・絵) 鈴木出版
1200 円 12/07発行(チューリップえほんシリーズ)
→にわとりがイスにタマゴを預けます。タマゴは、イスに乗っ
てお散歩。次々いろんな人や物に出会います…。
『ぷちぷちまめこ』 川北 亮司(文)相野谷 由起(絵)
岩崎書店 1300 円 12/07発行(えほんのぼうけん)
→まめこは、枝豆が大好きです。枝豆を好きなだけ食べるため
に、畑に枝豆の種を植えます。すると次々野菜たちが集まっ
てきて…。
『だんごうおです。』 平田 昌広(文)平田 景(絵)
徳間書店 1500 円 12/07発行
→「だんごうおです。だんごうまいです。」…実際にいる変わ
った名前の魚から連想して、面白い文を作る、ことば遊びの
絵本。
『サカサあそび オカのカオ』 谷川 晃一(文・絵) 童心社
1300 円 12/07発行(絵本・こどものひろば)
→「オカのカオ」「ダルマはマルダ」…。さかさ言葉と一緒に
ページを逆さにすると、絵も逆さになり、あら不思議。『か
ずあそびウラパン・オコサ』の作者による作品。
『もりのおるすばん』 丸山 陽子(文・絵) 童心社 1333 円
12/07発行
→大きな森の中に小さなお家が建っていました。山からくまが
どっしどっしとやってきます。すると女の子が家の中から出
てきて「静かに静かに」と言います。次に鹿がやってきて…。
『キラキラ』 やなせ たかし(文・絵) フレーベル館
1200 円 12/07発行(復刊絵本セレクション)
→昔、高い山の麓にオビエという村がありました。山にはキラ
キラという恐ろしい怪物が住んでいました。ある時、キルと
キリの勇ましい兄弟がキラキラ退治に出かけます…。
78年刊の新装版。
『妖怪温泉』 広瀬 克也(文・絵) 絵本館 1200 円
12/07発行
→しのびの湯はろうかの右。でも、間違えて左に行ってしまっ
たら、妖怪温泉に行ってしまい…。
『ばけばけはっぱ』 藤本 ともひこ(文・絵) ハッピーオウル
社 1100 円 12/06発行
→いるよいるよ。はっぱのなかに、だれかがいるよ。ふーって
はっぱをふいてみて。葉っぱがたぬきになったり、うさぎに
なったり、様々に形を変える写真絵本。
『クーのおるすばん』 西内 ミナミ(文)和歌山 静子(絵)
鈴木出版 1100 円 12/07発行(たんぽぽえほんシリーズ)
→ただいまー! 留守番していた子犬のクー。おりこうさんに
していたかな? ところが家に帰ってみると…。
『いぬのおしりのだいじけん』 ピーター・ベントリー(文)
松岡 芽衣(絵)灰島 かり(訳) ほるぷ出版 1500 円
12/06発行(海外秀作絵本)
→犬がどうしておしりをかぎ合うのか?それには訳があるんで
す。世界中の犬たちがパーティに集まった夜、事件は起きま
した…。
『おじいさんのはやぶさ』 間瀬 なおたか(文・絵) ベストセ
ラ-ズ 1400 円 12/07発行
→ここはドームシティー。地球から離れた宇宙の町。ぼくは、
ここで生まれた。今日はおじいさんが作った宇宙船「はやぶ
さ2070」で地球に行くんだ…。
『まみむめもりのなかまたち たのしいピクニック』 いしい
むつみ(文)ひらおか ひとみ(絵) BL出版 1300 円
12/07発行
→まみむめ森の朝です。サンドイッチを作りすぎたうさぎは、
くまの家に行きますが、くまは留守。くまはきつねの家に行
っていたのですがきつねは留守。みんなが行き違ってしまい
…。
=小学校中学年以上=
『白い馬』 松本 猛(文)東山 魁夷(絵) 講談社 1905 円
12/07発行
→「さあいこうか」「どこへ?」「自分の進む道を探しに…」。
白い馬はぼくを乗せて空高く舞い上がった…。
♪♪ フィクション ♪♪
=小学校低学年以上=
『ちょっとだけタイムスリップ』 花田 鳩子(文)福田 岩緒
(絵) PHP研究所 1100 円 12/07発行
(とっておきのどうわ)
→夏休み明けの新学期。ぼくはおじいちゃんにもらった桜貝の
貝殻を、ゆきなちゃんにプレゼントした。話の流れで「ハワ
イで拾った」って言ってしまったけど、嫌な気分になっちゃ
った…。
『アンナ・ハイビスカスのお話 アンナのうちはいつもにぎやか』
アティヌーケ(文)ローレン・トビア(絵)永瀬 比奈(訳)
徳間書店 1300 円 12/07発行
→アンナはお父さん、お母さん、ふたごの弟、おじいさん、お
ばあさん、おじさんやおばさん、たくさんのいとこ達と暮し
ています。大家族の楽しさが溢れるアフリカの女の子の日常
が描かれます。
=小学校中学年以上=
『アーヤと魔女』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(文)佐竹
美保(絵)田中 薫子(訳) 徳間書店 1700 円 12/07発行
→身寄りのない子どもたちが住む施設で育ったアーヤは、ある
日魔女に引き取られる。ところが魔女はアーヤを奴隷のよう
にこき使い…。ダイアナ・ウィン・ジョーンズの遺作。
『さすらい猫ノアの伝説2 転校生は黒猫がお好きの巻』 重松
清(文)杉田 比呂美(絵) 講談社 620 円 12/07発行
(講談社青い鳥文庫)
→小6の宏美は転校のベテラン。友だち付き合いもクールな女の
子です。でも転校先の学校で、リレーの選手決めの揉め事の
中心になってしまいました。そんな折、不思議な黒猫ノアに
出会い…。
=小学校高学年以上=
『ぼくらの秘密結社』 宗田 理(文)加藤 アカツキ(絵)
ポプラ社 1200 円 12/07発行(「ぼくら」シリーズ)
『カンナ道のむこうへ』 くぼ ひでき(文)志村 貴子(絵)
小峰書店 1400 円 12/07発行
→小学校最後の夏休みを迎えたカンナは、焦っていた。それは
周囲の人が皆、夢を追いかけていたので自分も夢をみつけな
くては…と感じてしまったから。著者デビュー作。
第10回長編児童文学新人賞入選作。
『100回目のお引っ越し』 後藤 みわこ(文) 講談社
1300 円 12/07発行
→おじさんの営む引っ越し屋を手伝うことになったボク樹(た
つる)。でも、行った家のおばあさんは、引っ越ししたくな
いと言う。
『アンデルセン童話全集2』 ハンス・クリスチャン・アンデルセ
ン(文)ドゥシャン・カーライ(絵)天沼 春樹(訳)
西村書店ー新潟ー 3800 円 12/07発行
→国際アンデルセン賞受賞画家ドゥシャン・カーライとカミラ
夫妻が描く『アンデルセン童話全集』の第2巻目。「モミの木
」「雪の女王」「マッチ売りの少女」など54話収録。
=中学以上=
『NO.6 #7』 あさの あつこ(文) 講談社 476 円
12/07発行(講談社文庫)
→08年刊の文庫化。
『でりばりぃAge』 梨屋 アリエ(文)岩崎 美奈子(絵)
講談社 680 円 12/07発行(講談社青い鳥文庫)
『天狗童子』 佐藤 さとる(文)村上 豊(絵) 講談社
648 円 12/07発行(講談社文庫)
→解説:あさのあつこ/09年あかね書房刊を改題、文庫化。
『空へのぼる』 八束 澄子(文) 講談社 1300 円 12/07発行
→小学5年生の乙葉は、女庭師の姉・桐子とおばあちゃんと3人
暮らし。桐子の妊娠を通して「生まれる」ことを考える物語。
♪♪ ノンフィクション ♪♪
=小学校低学年以上=
『セミたちの夏』 筒井 学(文)筒井 学(写真)小学館
1300 円 12/07発行(小学館の図鑑NEOの科学絵本)
→6年間かけて成虫となり、2週間で地上での生涯を閉じるセミ。
その生態を写真で、分かりやすく解説する。セミへの愛情が
感じられる一冊。
『まいごになった子どものクジラ』 越智 隆治(文)越智
隆治(写真)小学館 1300 円 12/07発行
(小学館の図鑑NEOの科学絵本)
→迷子になった子どものクジラをお母さんの元に届けるまでを
描いた写真絵本。南太平洋トンガ王国のザトウクジラの物語。
『かこさとし こどもの行事・しぜんと生活 8月のまき』 かこ
さとし(文・絵) 小峰書店 1400 円 12/07発行
→かこさとしの行事絵本。この巻では八朔、東北の夏祭り、お
盆など8月のさまざまな行事や子どもの遊びを紹介する。
=小学校中学年以上=
『クマを追え! ブレット 軽井沢クマ対策犬ものがたり』
あかいわ しゅうご(文)北村 人(絵) 学習研究社
1200 円 12/07発行(動物感動ノンフィクション)
→軽井沢で行われている、クマと人間の共存を目指した活動の
記録。アメリカ生まれの「ベアドッグ」ブレッドの活躍とは
? 協力:田中純平
『ホッキョクグマの赤ちゃんを育てる! 円山動物園のねがい』
高橋 うらら(文) ポプラ社 1200 円 12/07発行
(ポプラ社ノンフィクション)
→札幌市円山動物園の飼育員の河西さんが、ホッキョクグマの
担当になっての奮闘振りを記す。デリケートな母クマへの対
応を通し、動物園のあり方まで考えさせられる。
『恐竜のくらしをさぐる』 ヒサ クニヒコ(文・絵)
あかね書房 1500 円 12/07発行(恐竜研究室1)
→恐竜の謎をヒサクニヒコの文とイラストで分かりやすく、そ
して科学的に考えていくシリーズ。本書では、化石から恐竜
の姿とその生活を推理する。
『フラガールと犬のチョコ』 祓川 学(文)かなき 詩織(絵)
ハート出版 1300 円 12/07発行
→常磐ハワイアンセンターのフラガール梨江さんは、東日本大
震災で被災し、愛犬のチョコと離れ離れに。その再会までを
綴っている。
『動かす駒がすぐわかる! 羽生義治のはじめての詰め将棋』
羽生 義治(文) 主婦の友社 1000 円 12/08発行
→前半で詰め将棋のルールを分かりやすく解説し、後半で140問
の詰め将棋問題を解きながら、詰め将棋に強くなる本。
『オジロワシ』 竹田津 実(文)竹田津 実(写真)アリス館
1400 円 12/07発行(北国からの動物記2)
→オジロワシに惹かれ、その姿を見守り続けてきた著者による
オジロワシの写真とそのたくましく生きる姿。著者の愛情が
感じられる写真動物記。
=小学校高学年以上=
『たまご大図鑑』 山岸 敦監修(文) PHP研究所 2800 円
12/08発行
→陸上、川や池・水田、海、植物…それぞれの場所で産みつけ
られる卵。本書では動物が「どこに卵を産むのか?」「どう
やって卵を守るか?」に注目して、豊富な写真を使い卵を紹
介する。
『朝鮮半島の歴史 古代から朝鮮王朝まで 入門編』 カン
ヒボン(文) いかだ社 2500 円 12/07発行
(図書館版 となりの国がよくわかる なるほど韓国おもしろ
BOOK1)
『500円玉の旅~お金の動きがわかる本~』 泉 美智子(文)
少年写真新聞社 1500 円 12/07発行(ちしきのもり)
→モモコがもらった500円玉から現れたお金の妖精ゲン。ゲンと
一緒にお金を知る旅に出かけます。お金が生まれた理由、お
こづかい、会社や銀行、国の税金まで、世の中のお金がどう
回っているのかを解説する。
『占い大研究』 板橋 作美監修(文) PHP研究所 2800 円
12/07発行
→占い(占星術)の起源や占いの意味づけ、日本にある様々な
占いなど、イラストを使い分かりやすく解説する。
『放射線の大研究』 原子力を考える会監修(文) PHP研究所
2800 円 12/08発行
→放射線の基本的な解説から、放射線が人体に与える影響、身
を守るためにはどうすればいいか?写真やイラスト、図説を
使って分かりやすく解説する。
『恐竜の絶滅 気候変化のなぞ』 松井 孝典監修(文)
小学館クリエイティブ 1419 円 12/07発行
(NHKまんが地球大紀行2)
→87年NHK放送「地球大紀行」の取材時に集めた情報を、ま
んがでまとめたもの。古くなった情報は新しいものに変えら
れている。サイエンスノートと称したコラムも豊富。
『10才までに知っておきたいこと 日本まるごとガイドブック』
池上 彰監修(文) 小学館 1500 円 12/05発行
(きっずジャポニカセレクション)
→地理・自然、歴史・文化、政治・経済、社会・科学の分野ご
とに、子どもたちが抱く「なぜ?」に対して池上彰が解説す
る。イラストや写真も使い、分かりやすい文章で説明。
総ルビ。
『金メダリストものがたり』 マイケル・ハーレー(文)稲葉
茂勝(訳) ベースボールマガジン社 2500 円 12/07発行
(しらべよう! かんがえよう! オリンピック3)
→オリンピックについて、4巻に渡り様々な角度から考えるシリ
ーズ。本書ではさまざまな金メダリストたちを紹介する。
=中学以上=
『ひとりひとりが特別だよ 自閉症のある子どもの「きょうだい」
のための本』 フィオナ・ブリーチ(文)上田 勢子(訳)
明石書店 1500 円 12/06発行
→自閉症の兄弟や姉妹がいる人に向けての、自閉症を理解するた
めの本。自閉症についてだけでなく、兄弟として、気持ちの手
助けとなるアドバイスも伝える。
『ツタンカーメン少年王の謎』 河合 望(文) 集英社 760 円
12/07発行(集英社新書)
→今まで謎に包まれたままだった、ツタンカーメン王。本書では
その死因や親子関係、歴史的状況や死後の状況に最新の研究成
果を元に、新説を示す。
『虫の卵ハンドブック』 鈴木 知之(文) 文一総合出版
1600 円 12/07発行
→約270種の昆虫の卵をカラー写真で紹介。分類、和名、学名、
卵のある場所や産み方を解説する。
『戦火の子どもたちに学んだこと』 西谷 文和(文)
かもがわ出版 1500 円 12/07発行(13歳からのあなたへ)
→公務員からジャーナリストに転身した著者が、10年以上に渡
る取材の中から、アフガニスタン、イラクの戦火にさらされ
た子どもたちの姿を追う。あまりに生々しい写真とその現実
に時折言葉を失う。
『身近な昆虫のふしぎ』 海野 和男(文・写真) ソフトバンク
パブリッシング 952 円 12/07発行(サイエンス・アイ新書)
→昆虫の同定をするためというより、比較的身近にいる昆虫の
薀蓄が詰まった一冊。およそ100種の昆虫を取り上げている。
『花に水をやってくれないかい?』 イ・ギュヒ(文)保田
千世(訳) 梨の木舎 1500 円 12/07発行
→元司書教諭の韓国の作家が、実在の元「慰安婦」ファン・ク
ムジュさんを元に描いた物語。日本軍「慰安婦」問題関連年
表も掲載。
『ベートーヴェンの真実 遺髪に隠された謎を追う』 ラッセル
・マーティン(文)児玉 敦子(訳) PHP研究所 1400 円
12/06発行
→ベートーヴェンの死の床で形見としてその髪の毛を切り取っ
た少年。やがてその髪の毛は、現代の科学字術で調べられる
ことになった。ベートヴェンは、なぜ死んだのか?
共著:リディア・ニブリー
『物語による日本の歴史』 石母田 正(文) 筑摩書房
1200 円 12/07発行(ちくま学芸文庫)
→古典作品を味わいつつ、日本の歴史を読み直す一冊。『古事
記』『日本書紀』の世界に始まり、『源氏物語』『枕草子』、
『平家物語』まで。網野義彦編57年學生社刊の文庫化。
解説:中沢新一。
♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪
=小学校低学年以上=
『イソップ物語 13のおはなし』 いまい あやの(文・絵)
BL出版 1500 円 12/07発行
→オンドリと宝石、ウシとカエル、キツネとコウノトリ、ウサギ
とカメなどイソップの物語を13話収録。美しいさし絵だが、
ページのめくりが読みにくい。
■ 今週の一冊 ■
今週は…「!」という本はありませんでした。
でも担当2名が気に入った本を、ご紹介したいと思います。
まずは『物語による日本の歴史』(ちくま学芸文庫)です。
表紙の装画は、柚木沙弥郎さんの「那須与一」です。
この表紙画もステキ♪
古典文学に触れつつ、日本の歴史を追えるおもしろい構成です。
「へぇ~」と思いながら読んでみたら、なんと網野善彦氏編集の本
でした…。
読み物として歴史に触れることのできる、稀有な一冊です。
このような文庫でなければ、子どもでも手にしてもらえそうな本だ
と思うので、ちょっと残念な気もしますが、嬉しい一冊です。
解説が、中沢新一氏なのも嬉しい♪ (す)
(く)の今週のおすすめは、『セミたちの夏』(小学館)です。
6年間かけて成虫となり、地上の夏を謳歌するも2週間でその生涯を
閉じるセミ。
そのセミの生態を写真で追った科学絵本です。
著者の筒井学さんは、群馬県立ぐんま昆虫の森の建設に携わり、現在
も同園に勤務していらっしゃいます。4年ほど前に、ナルニア国の夏
の子どもワークショップで昆虫の標本作りの講師もしてくださったこ
とがありますが、虫への熱い想いが感じられる方でした。
昆虫の写真絵本は、星の数ほど出ていますが、その良し悪しを決める
のは、ひとつに「虫への愛情」なのかなと、改めて思います。
少なくとも、筒井さんの写真からは「セミへの想い」がひしひしと
伝わってきました。
いつもは暑さに拍車をかけるセミの鳴き声ですが、今年は「青春を
謳歌しろよ~」とエールを送りたくなりました。 (く)