2023年も残すところ1か月ほど——。そろそろ来年の企画が決まり始めるころですが、いち早く決まった講演会についてご案内をいたします。どちらも岩波書店から刊行された書籍で、ナルニア国の「きになる新刊」でもベストで紹介したおススメの1冊です。
1.2024年1月25日(木) 野沢佳織さん朗読会『モノクロの街の夜明けに』
埋もれた歴史を詳細に調べ、若い人たちの共感を呼ぶ物語として現代によみがえらせてきた作家のルータ・セペティスの邦訳第3弾として9月に刊行された『モノクロの街の夜明けに』の朗読とおはなしの会を開催します。※店内40名
ルータさんの作品はナルニア国スタッフが惚れ込み、日本では全く知られていなかった第1作『灰色の地平線のかなたに』出版時(2012年)から野沢佳織さんをお招きして朗読会を開催しています。その後ルータさんが来日した折にも講演会を行うなど、注目続けている作家のひとりです。今回の作品は1989年のルーマニアが舞台となった、著者渾身の歴史フィクションとのこと。重いテーマではありますが、今このような時代だからこそ読みたい作品でもあります。募集は12月に入りましたらスタートしますので、今しばらくお待ちください!
→ナルニア国きになる新刊 10/3掲載 『モノクロの街の夜明けに』
ルータ・セペティス著/野沢佳織訳/岩波書店 2750円(税込)
2.2024年2月9日(金) 古市真由美さん講演会『夏のサンタクロース』刊行記念
フィンランド語の翻訳家として活躍中の古市真由美さんをお招きして、10月の少年文庫新刊『夏のサンタクロース フィンランドのお話集』についてのお話を伺います。※店内40名
古市さんはどうしてフィンランド語の翻訳家になろうと思ったの? 「童話の女王」と呼ばれるアンニ・スヴァンとはどんな人なの? など、ちょっと珍しい言語の作品と翻訳者ご自身についてもいろいろと聞いてしまおうという楽しい会です。リクエストをすれば、きっと中のお話を1編くらいは読んでくださるかもしれません! どうぞご期待ください。
→ナルニア国きになる新刊 10/31掲載 『夏のサンタクロース』
アンニ・スヴァン作/ルドルフ・コイヴ絵/古市真由美訳/岩波少年文庫 891円(税込)
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