毎月第4土曜日に行われている子どものためのおはなし会。
9/23（土）もたくさんの子どもたちが来てくださいました。
ありがとうございました✨
おはなし会ではスタンプカードをお配りしております。
スタンプカードがいっぱいになるとかわいいプレゼントももらえるので、お楽しみにしていてくださいねっ！
さて、プログラムの詳細をご紹介します🎵
◇◇◇ ◇◇◇ プログラム ◇◇◇ ◇◇◇
1, てあそび
ーむしかご
2, 絵本『おつきさまこんばんは』（福音館書店）
3, 絵本『アンガスとあひる』（福音館書店）
4, おはなし「おおかみと七ひきのこやぎ」
―『子どもに語るグリムの昔話①』（こぐま社）より
5, ふりかえり
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1, てあそびーむしかご
子どもたち、大人の方と一緒にまずはてあそびから始まりました。
両手を出して、楽しみ方を教わります。
おとうさんゆびをごっつんこ♪～おとうさんゆびはいっとくれ♪
の、”おとうさんゆびはいっとくれ”の所はちょっと難しいかなぁというお話がありましたが、
バッチリできていましたね😊
子どもたちみんな、一度聞いただけなのにすぐに覚えていっしょに楽しんで
その吸収力のはやさに改めて驚かされました。
むしかごが見事にできたあとは、耳の近くにもっていき、
むしの音をみんなで聞きました。
どんな音が聞こえたかな？
☆
2, 絵本『おつきさまこんばんは』（福音館書店）
赤ちゃんから楽しむことができる絵本、『おつきさまこんばんは』は
おつきさまがきれいに見られる今この時期にぴったり🌕
＼「おうちにあるー！」／というお声もあったように、
長らく親しまれている絵本であることを実感しました。
てあそびで楽しんだあとでしたが、子どもたちはみんなすぐに気持ちを切り替えて、
”聞く耳”を整えられていました。
おつきさまが雲に隠れてしまう場面では、あれれ…と一緒に探すようなしぐさも見られました。
おつきさまがにっこり微笑んだときは、きっとみんな、にこにこ～っと素敵な笑顔になっていたのではないでしょうか🌛
☆
3, 絵本『アンガスとあひる』（福音館書店）
アンガスの気持ちになって、いっしょに冒険した子どもたちが多いのでは？
絵本の紹介をしている時、子どもさんからのお言葉で印象的だったのは、
＼「3分間！」／という言葉。
3分間とは、アンガスがあひるに追いかけられて、逃げて、逃げて、ソファのしたにもぐりこみ…
「とけいのきざむ、いち、に、さんぷんかん、なにごともしりたいとおもいませんでした。」の場面のこと。
子どもたちにとっても、気になるワードだったのですね🐶🍎
この”3分間”の意味することが分かる年齢のお子さんも楽しいですが、
分からない子どもでも十分に楽しむことができるでしょう。
なぜなら、今回のおはなし会でも実際にアンガスやあひるの鳴き声を聞いた子どもたちが物語の世界を楽しむ様子が
ビシバシと伝わってきたからです！！！
あひるがにげるのにおおさわぎする場面「ガー、ガー！」という鳴き声や、
アンガスが「ウーウーウーウーウーワン！」と吠えるその迫力にリアクションする子どもたちが多くいて、
とくに楽しんでいたのが「シーシーシーシーシーシーシュ！！！」とこんどはあひるがアンガスのしっぽをつつく所！
リアルなあひるの鳴き声には、大人の私もとても楽しい気持ちになり、まるでアンガスとあひるが走り回る様子が目に見えるようでした✨
☆
4, おはなし「おおかみと七ひきのこやぎ」
―『子どもに語るグリムの昔話①』（こぐま社）より
おはなし会さいごは、絵本を見ながらおはなしを楽しむのではなく、語り手の顔をみながら、
言葉だけでおなはしの世界に入りこむ時間でした。
子どもたちの真剣な様子は、その後ろ姿から物凄く伝わってきました！！
とくに子どもたちから大きなリアクションがあったのはふたつの場面。
ひとつは、”おおかみが、まえ足をまどにかけ、子やぎたちがその足が白いのを見てほんとうにおかあさんだと思い、
戸をあけてしまった場面。
ここでは＼だめー！！！／という声が。
もうひとつは、”おおかみが井戸ばたまできて、からだをのりだして水をのもうとして石のおもみで井戸のなかへずりおち、
おぼれてしんでしまう”場面。”「おおかみがしんだ！おおかみがしんだ！」と、おおかみがしんでしまったことを知った
子どもたちからは＼よかった！！！／と心から安心した、そんな声が響きました。
今は、昔ばなしなどでのエンディングで「死んだ」という表現はあまり適切ではないと、あえて「逃げた」「どこかへいった」と
ぼかしてしまうことが増えてきました。
しかしながら、今回のこの子どもたちの生のリアルな声で、
それは大人の”余計な心配”であり、”忖度”は必要ではないことが証明されたのではないでしょうか。
これが、ナルニア国のスタッフ一同、何より嬉しい瞬間でもありました。
なぜなら、子どもたちにとって、おおかみの「死」は今後こやぎたちが襲われないという「安心」そのものであるからです。
昔話などで「死」を避けよう、ぼやかそうと悩まれている方がいらしたら、それは心配無用ですよ！！
このことを、今回のおはなし会においてぜひお伝えさせていただきたく思います。
☆
5, ふりかえり
今回ご紹介した本とともに、ぐりとぐら祭りについてもご紹介させていただきました👏✨
「子どもに語る」シリーズはたくさんご用意しています！
ぜひ、絵本を読むだけでは深められない、イメージをたちあげる力を育まれてください。
ー ☆ ー
次回の子どものためのおはなし会についてはこちらからご覧くださいませ。
（み）
ー ☆ ー
【ご紹介した本についてー】
📖『おつきさまこんばんは』福音館書店（税込880円）
📖『アンガスとあひる』福音館書店（税込1210円）
📖『グリムの昔話①』こぐま社（税込1760円）
📖『おおかみと七ひきのこやぎ』福音館書店（税込1540円）
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