立春が過ぎて暦の上ではもう春。外の空気はまだ冷たいけれど、そこここに春の気配が少しずつ感じられるようになってきました。ナルニア国の店内にも、春の平台が2つお目見えしています。
一つは冬から春にかけて、ちょうど今くらいの時期に読みたい作品を集めたミニフェア“はる はる 春がきた”です。『はなをくんくん』や『いちごばたけのちいさなおばあさん』『春の妖精たち スプリング・エフェメラル』(いずれも福音館書店)などは、どちらも春を待ち望む気持ちが物語になった素敵な絵本で、子どもたちにぜひ紹介したい作品です。
もう一つは“たのしい ひなまつり”。3月3日の桃の節句に向けて、女の子の健やかな成長を願って描かれた絵本をご紹介しています。こいでやすこさんの『もりのひなまつり』(福音館書店)と、いわむらかずおさんの『のはらのひなまつり』(金の星社)はこの時期の定番平積み商品です。石井桃子さんの『三月ひなのつき』に登場するお雛様が実際に作れる『折りびな』は、ちょっと難しいけれど大人の方にはぜひ挑戦してみてほしい折り紙の本です(中に専用の千代紙も入っています)。
どちらの平台も春らしい優しい色合いの本が多くて心が和みます。6階時代に比べて平台の数が少なくなってしまいましたが、こうして季節を感じられるコーナーを設けていますので、ナルニア国へいらしたら一足早い春を探してみてください。
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