まだまだ寒い日もありますが、少しずつ春の空気が感じられるようになってきた2月後半に、きくちちきさんのすてきな絵本が出版されました。タイトルは『さくらのふね』――小さな虫たちが桜の花びらの舟に乗って川を下りながら春を見つけるストーリー。植物も動物も昆虫も鳥も、生きとし生けるものが春の喜びを体いっぱいで表現している様子が、美しい色彩で描かれていきます。きくちちきさんは、説明的な内容が多い絵本の世界の中で「感じる」ことをとても大切にしている作家さんで、この絵本は文章も絵も詩的で美しいことに心が揺さぶられます。春の訪れを前にこんな絵本に出合えてうれしい限りです。
この本にちきさんから直筆でイラストも入ったサインをいただきました。見返しの桜の中に銀や金のペンで描かれたサインはとてもおしゃれ！ イラストもいろいろあるので、どんなサインが当たるか楽しみですね～。
紙質にもこだわりが見え、柔らかい薄桃色の表紙に書かれたタイトル文字は箔押し加工という贅沢。本としての存在感と美しさが感じられる絵本です。
拡大したサインはこちら。見えにくくてゴメンナサイ……。
サイン本は20冊限定のためお取り置きはご遠慮いただいております。遠方の方には着払い（コレクト）にてお届けも承っておりますので、どうぞご遠慮なくお申し付けくださいませ。
来年にはぜひこの絵本の原画展を開催したいなぁと目論んでいる、ナルニア国でした！
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