明日1月31日(火)、音楽ジャーナリスト・林田直樹氏の新刊『そこにはいつも、音楽と言葉があった』(音楽之友社)の刊行を記念したトークイベントを開催します。
トークのテーマは「人生を変えたクラシックの10曲」。どんな10曲に絞られたのか⁈
あと少しですが、お席に余裕があります。音楽がお好きな方はもちろん、その方面には疎いという方も大歓迎! まだこちらの本をお読みでない方もどうぞご安心ください。少し内容をご紹介します。みなさま、ぜひふるってご参加ください♬

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『そこにはいつも、音楽と言葉があった』
林田直樹 著/音楽之友社 刊/定価2,530円(税込)

作曲家と演奏家が心から発したものが技を通し、空気中を響きとして伝わり聴き手に届く。聴き手の心の中で何かが生じて、はじめて音楽となる。それまでのプロセス全体を音楽と呼ぶのだと著者は言う。

著者はフリーの音楽ジャーナリスト。この本にはこれまでに著したコラム、エッセイ、インタビュー等の中から38本が選ばれ、収録されている。編集者として働いていた会社を辞し、フリーになるということは、後ろ盾は何も無くなり、拠って立つのは「事実」のみ。書いた文章のクオリティの結果がすべてという厳しさを受け入れるのはすがすがしいと言い切る潔さはいったいどこからくるのか驚くが、どの文章も知り得たことをたくさんの人に伝えたいという精神にあふれている。

自らが聴いたこと、観たことが書かれているので、読者はいつの間にか劇場のその席に、または取材現場の片隅に連れていかれる。それは、その音楽家のこと、音楽を知っているか否かは関係ない。音楽家へのインタビューは、クラシック音楽愛好家だけではなく、万人が共有できる質問を投げかけ、音楽家から普遍的な言葉を引き出している。

ある音楽家は“片足を現実の世界、片足を音楽の世界に置いて暮らすことができるのが芸術家であり、音楽で成り立っている世界は時間軸とは関係ない。永遠というものに近いのかもしれない”という旨を語っている。私はこの作曲家の音楽を知らないが、これは、文学・文芸、いえ、他の芸術にも通じること。そう思える言葉が、他の音楽家のインタビューの中でも光を放っている。

驚きや嬉しさを持って出会えた言葉を発した音楽家たちの音楽と、慌てずにゆっくりと出会っていきたいと思う。
音楽に素直に向き合い、自由に楽しみ、心にあたためたい。
百戦錬磨の音楽ジャーナリストが、それが音楽だと言っている。

*版元のHPにて現在、一部を「立ち読み」できます。あなたに語りかけてくる言葉に触れてみてください。
https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?id=200330

**林田直樹氏 新刊刊行記念トークイベント
“そこにはいつも、音楽と言葉があった”**

日時:2023年1月31日(火)午後6時半~8時 ※トーク終了後にサイン会があります。
会場:ナルニア国店内 ※当日は会場設営のため午後5時半までの短縮営業。受付は6時10分からとなります。
定員:40名
参加費:1.書籍購入の場合:1,000円 / 2.書籍購入なしの場合:1,500円
※参加費は当日受付でお支払いください。(現金のみ)

【お申し込み方法】
教文館ナルニア国に直接お電話でお申込みください。定員が埋まり次第、終了します。
書籍購入をご希望の方は、お電話で申込時にスタッフにお知らせください。
お申し込み電話番号:03-3563-0730(10時~19時)

★ご注文はお電話、Fax、メールにて承ります★
売場直通電話 03-3563-0730
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