ナルニア国の2022‐23年年越し原画展は、堀内誠一さんの『オズの魔法使い』を取り上げています。1969年に初版が出版され、その後2001年に復刊されたもののしばらく品切れになっていたものが、昨年12月に偕成社から装いも新たに出版されました。
『オズの魔法使い』は福音館の古典童話版では300ページを超え、岩波少年文庫版でも250ページを超える長編物語です。それを70ページほどのダイジェストにしているのですが、これがなかなかの面白さ! もちろん完訳が読めるようになってから隅々まで楽しんでほしい思いはありますが、岸田衿子さんの原作の面白さを損なわない見事な抄訳も、小さな子への読み聞かせにはぴったりではないでしょうか。そして、デンスロウの絵とは異なる魅力で堀内誠一が描いた「オズ」の世界には、ちょっぴりお姉さんなドロシーと、たろうのともだち犬のちろーのようなトートと、いちごの王さまのような冠を被った西の魔女が登場してとてもユニーク! ぜひ原画でその楽しさを味わっていただきたいと思います。
★ナルニアホールの展示の様子はホームページでもご覧いただけます。

大きくて迫力満点の堀内誠一さんの絵をゆっくり、じっくりお楽しみください。登場人物たちに動きがあって、まるでアニメーションを見ているような感覚になります。全場面見たかったなー……。

ホールの展示は2023年1月22日(日)まで。年末年始とイベントのある日でホールの展示が見られない日があります。詳しくはお問い合わせください。
さらに、堀内さんのサインの代わりにご愛用のスタンプを押した本をナルニア国のみ特別販売中です。ご来場の記念にぜひお求めくださいませ。

新装版『オズの魔法使い』L.F.ボーム原作/岸田衿子 文/堀内誠一 絵/偕成社 2540円(税込)

堀内花子さん(堀内誠一氏長女)のトークも1月11日(水)18時から開催! 只今参加者募集中です。

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