日本で最初にブルーナの絵本を子どもたちに紹介したのは石井桃子さんです。そして石井さんからその翻訳のお仕事を引き継いだのが松岡享子さんでした。松岡さんは石井さんの絵本を読んできた子どもたちが違和感をもたないようにと、この短いお話を翻訳されるのにとても気を配られていたと伺っています。長く品切れになっていた『くまのぼりす』が復刊となり、今まで翻訳のなかった2作品が新たに加わりました。『ぼりすそらをとぶ』『ぼりすとこお』の2冊です。
強い風が吹いてきて、傘をもっていたぼりすが空中散歩をするお話と、遠い国からやって来たコアラのこおと友だちになるお話。この2冊は松岡さんとなかのゆりこさんお二人の共訳となっています。
「くまのぼりすの絵本」3冊は、箱入りセットもあります(写真は逆さじゃないですよ!)。松岡さんが最後まで丁寧に手掛けられたブルーナの絵本――もうこれ以上松岡享子訳が出ないと思うと、本当に寂しいですね。皆さんも機会があればぜひお手に取ってご覧ください。
【復刊】『くまのぼりす』ディック・ブルーナ文・絵/まつおかきょうこ訳/福音館書店 880円(税込)
【新刊】『ぼりすそらをとぶ』ディック・ブルーナ文・絵/まつおかきょうこ・なかのゆりこ訳/福音館書店 880円(税込)
【新刊】『ぼりすとこお』ディック・ブルーナ文・絵/まつおかきょうこ・なかのゆりこ訳/福音館書店 880円(税込)
【新刊】「くまのぼりすの絵本」3冊箱入りセット 2640円(税込)
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