皆さま大変お待たせいたしました。予告より1か月延びてしまいましたが、本日「ベルリン3部作」の最終巻『ベルリン1945』が入荷しました。第1巻(『ベルリン19191』)で主人公だったゲープハルト家の長男ヘレ、その娘(第2巻『ベルリン1933』では生まれたばかりだった)エンネが12歳になり、最終巻の主人公となっています。第1次世界大戦終結から第2次世界大戦終結まで、物語でも約四半世紀の時が流れましたが、ゲープハルト一家にとってこの25年はどれほど苦しく厳しい時代だったか――戦争によってすべてが破壊されたベルリンで、それでも生きていかなければならない人たちは何をよすがに生き延びたのでしょうか。第3巻完結編をどうぞお読みください!

そしてベルリン3部作と合わせて読んでいただきたいのが、ヘンス・ペーター・リヒターの自伝的作品です。まさに「ヒトラーの子ども」として独裁者の時代を生きた少年が、当時何を見て考えたのか――再び不寛容な時代が訪れようとしている今だからこそ、あの戦争の当事者の声から学ぶことは多いはずです。
【ナルニア国日記】リヒター3部作復刊!

『ベルリン1945(上・下)』クラウス・コルドン作/酒寄進一 訳/岩波少年文庫 各1200円+税

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