『大草原のローラ物語 パイオニア・ガール』の刊行記念フェアの最後の講演会は3月3日(土)に開かれる谷口由美子さんと須磨章さんの対談講演会です。
須磨章さんは元NHKのプロデューサーで1991年に放送された“NHKスペシャル ローラ&ローズ”を作られた方です。今でこそローラ・インガルス・ワイルダーの「小さな家」シリーズは、ローラと娘のローズの共同制作だったといっても過言ではないということは、ローラのファンの間では共通の認識になっていますが、この番組が放送された27年前には知らない人が大半で、逆にこの事実にショックを受けたファンが相当数いたのだとか。今聞くと「ええーっ!」というような、こんなお話や、最初に谷口さんが企画をNHKに持ち込んだときのこと、どうしてこのような当時としては新しい視点で番組をつくられたのかなども実際に須磨さんと谷口さんのお二人から聞くことができるでしょう。まだまだお席に余裕がありますので、ご希望の方はぜひナルニア国までお電話ください。ご参加をお待ちしています!

谷口由美子氏&須磨章氏対談講演会
日時:3月3日(土) 午後2時~3時半
会場:教文館9階ウェンライトホール
参加費:2000円 ※当日受付でお支払いください
申込先電話番号:03-3563-0730(10時~20時)

『ローラ&ローズ 大草原の小さな家・母と娘の物語』(NHK出版/出版社品切)
あとがきより 須磨章さんの言葉
「……わたしは、この母娘の確執は、決してネガティブなものではないと考えている。世の中、どんな親子にも愛情が濃ければ濃いほど、嫉妬や憎悪も、一度燃え上がると消しがたいほど激しいものがあるのではないだろうか。しかし、それもまた、包み込んでしまうような広い愛が、血を分けた者にはある。そのように思いたかったのである。」