『わたしのワンピース』の先には、前半しか見られない原画がいくつかかかっています。これは『ちいさなきいろいかさ』の絵。お話も絵もとってもかわいらしいけれど、今回原画で見たらすごーくきれいでビックリしました。「主人公のなっちゃんのやさしい気持ちが、黄色い傘を少しずつ大きくする」というお話の、その優しさが絵のタッチにも現れているのかなと思う。これは絶対に原画で見てほしいな!
あんまり淡い色がきれいだからアップで撮っちゃいました(ちなみに、皆さんは写真はダメですからね~)
これはその隣に展示されている『もじゃもじゃあたまのナナちゃん』の原画。このお話は神沢利子さんが作りましたが、西巻さんも絵を描くのがとても楽しかったお気に入りの1冊なんだって! ナナちゃんのパワーが爆発してるみたいで、絵にもすごく勢いがあります。(ナナちゃんの髪を梳かそうとするお母さんも半端なくスゴイ・笑)
これも前期だけの展示『ちいさな星の子と山ねこ』――画材はアクリル絵の具で、塗り重ねた立体感が原画で見るとよくわかります。西巻さんは緑色も好きなのだそうですが、この緑はワンピースにある明るい色とは違って、ちょっと深めで印象的な緑でした。この絵本の原画が出るのも、珍しいんじゃないかしら??
これ、ボクの大好きな絵本!『おもいついたら そのときに!』。何でも思いついたことを実行に移しちゃうおばあさんのパワーがすごいし、失敗しても全然めげない性格もカッコいい。読むと気持ちが解放される気がするー。これはリトグラフ方式で描かれた絵本です。
西巻さんがお父さん(洋画家の山口猛彦氏)をモデルに描いたという『えのすきなねこさん』は、前期に展示されているのは表紙だけだけど、5/9(火)からはもっとたくさん見せます! この絵の隣には、お父さんの絵とパレットも展示されていました。
→次回は絵本以外の展示原画も紹介しま~す。