ふむふむ、これが花子さんが在籍していた時のあの、有名なブラックモア校長先生なんだね。なになに…?すごい!ブラックモア先生は時期をおいて4回も東洋英和女学校の校長先生をなさったんだ~。厳しいばっかりじゃなくて、生徒たちに「ブーちゃま」って呼ばれたり(確かに『アンのゆりかご』のなかでも、そんな場面があったね)、サンデーフェースのニコニコ顔が忘れられないって言ってる生徒さんも大勢いたんだって。ここには、ブラックモア先生の示した人生の指針についての村岡花子さんのエッセーも載ってるよ。
ボクが今読んでいたのが、この『カナダ婦人宣教師物語』(1000円+税)という、東洋英和女学院の創立125周年記念に出版された記念誌です。1800年代後半から日本にやって来て、東洋英和で女子教育に尽力された宣教師の先生について書かれた本なんだけど、とても感動的!ボクはクリスチャンじゃないのだけど、それでもここに登場する先生たちは、宗教や国を超えて、日本の子どもたちのために尽くしてくれた素晴らしい人たちだと思いました。教育こそ国の未来を作るものなのだ!そして花子さんの他に柳原燁子(白蓮)さん、片山廣子さんなどのお名前も出てきて、村岡花子ファンにも興味をもってもらえる1冊です。一般流通はしていないので、他ではなかなか買えない本だよ。