• 期日: 2023年5月1日(月)~ 2023年5月31日(水)まで
    主催: 教文館

>

O-56-8

1・2階 和書部のイベント・フェア情報がわかる!

 “こちわしょ”5月号を発行しました。O-56-8

今月のラインアップ

 

『新潮日本文学アルバム』フェア

『養老孟司』フェア

『バーグルエン賞受賞記念 柄谷行人』フェア

「今月の1冊」

 

*もっと情報満載の“こちわしょ”を店頭でも配布してます。ご来店の際には是非ご覧ください。

 

 

『新潮日本文学アルバム』フェア         5/1(月)~  中二階

 

作家を知るための優秀な資料集
「新潮日本文学アルバム」を全点(出版社品切を除く)揃えました!

大好きなあの作家、
気になっていたあの作家、
はじめましての作家、
1冊で丁寧に紹介してくれるこのシリーズで理解を深めてみませんか?

 

 

『養老孟司』フェア         5/8(月)~  二階

 

「バカの壁」でお馴染みの養老センセー、
昨今はYoutubeでも講演会の様子など視聴でき、
養老センセー独特の視点に啓蒙(!)されている方も数多くいるのではないのでしょうか。

養老センセーの主張を一見、一読後、
斜め上からの切りこみ具合に戸惑うこともありますが、
よく咀嚼すれば、本来人間がもっている活力のようなものの大事さをくり返し説いているのだと感じてきます。

考え方自体も、そして語り口もユニークで面白い。
読んでいると何だか元気をもらえる。
そんな養老センセーの本をどうぞお楽しみください。

 

『バーグルエン賞受賞記念 柄谷行人』フェア         4/25(火)~  中二階脇

 

2022年にバーグルエン哲学・文化賞を受賞した柄谷行人さん。
同賞審査委員会より「混迷するグローバル資本主義と民主主義国家の危機、めったに自己批判が
伴うことのないナショナリズムの復活という今の時代において、柄谷氏の作品は特に重要である」
と評価されました。
(バーグルエン賞は、「哲学のノーベル賞」を目指し2016年に創設された賞)

柄谷さんが四半世紀にわたり取り組む「交換様式」論を読むためのフェアをご用意しました。
時代と社会をどう考えるか。精読したい学びの多い重要著作ばかりです。

 

 

「今月の1冊」

 

 

『黄色い家

  川上未映子 著

  2,090円(税込)

  中央公論新社 

 

怖い。
60代の女性が20代の女性を監禁という記事を見た花は、20年前の私たちも監禁だったのかと旋律。
寂しい。
花をほったらかしの母。
母代わりのように泊まった黄美子も消える。

「一緒にくる」「いく」

親に耐えられずに家出した花は、出会った黄美子についていく。
同じ家庭環境の子も集まり、スナック「れもん」開業。夢みたい。
酷い。流されるままのような黄美子。突然の火事。
保険証もない者たちは、生きるためどんどん法を犯していく。

この先どうなるのか。
読む手が止まらない。

Y.I.のオススメ