お申込み


1750年にヨハン・セバスチャン・バッハが死の床に就いていた時、彼の書架にはどんな書物があったでしょうか。


 彼の遺産目録にはそうした書物の一覧がありますが、その大半は散逸してしまいました。
 しかし、幸運なことに、バッハにとって最も大切な書物であった三巻本の聖書はアメリカ・セントルイスの或る図書館に現存することが分かりました。
 この聖書はバッハ自筆の書き込みがある、彼の生涯に関する最重要資料の一つです。この度、本書のファクシミリ版が出版される運びとなりました。

バッハ自身の聖書への書き込み


タイトル・ページへのサイン

バッハの署名と「1733年」の書き込み

   

歴代誌上25章への書き込み

‘NB. Dieses Capital ist das wahre Fundament aller gottfälliger Kirchen Music.’

   

歴代誌上28章21節への書き込み

‘NB.Ein herrlicher Beweiss, dass neben anderen Anstalten des Gottesdienstes, besonders auch die Musica von Gottes Geist durch David mit angeordnet worden.’

   

歴代誌下5章13節への書き込み

‘Bey einer andächtig Musig ist allezeit Gott mit seiner Gnaden Gegenwart.’